必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

第四拾八話「龍馬坂本の○○○な話」

2010-11-28 22:39:12 | 大河ドラマレビュー《龍馬伝》

良い意味でも、悪い意味でも、最後まで目が離せない最終回でした。
やや詰め込みすぎという印象は拭えないのですが、昨年のアレとは違い退屈せずにすみました。

さて、良かった点ですが、回想シーンが無かったこと。武市、以蔵、長次郎が出演していましたが、新撮りなのでOKです。去年、一昨年はぶっちゃけ歴史イベント的には全く面白みのない最終回だったので、この最終回はまあまず納得です。しかし、これが、悪かった点に繋がるのですが。

もう一つ、話とは関係ないのですが、ゲストの多さは良かったです。メインゲストの亀治郎をはじめ、中川家とか井出らっきょ、元ブランキーのドラマーとか出ていましたが、驚いたのが本当にどうでもいい役で星野真里さんが出演していたこと。もしかして『乙女』繋がりの出演ですか?


悪かった点は、端的に言えば「ストーリーに余裕がなさ過ぎ」。
結局、最後まで西郷・木戸との仲は修復しなかった。“戦争大好きな悪い奴”というキャラのまま話が終わってしまいました。龍馬の死を聞いてコメントするシーンぐらい入れて欲しかったです。
中岡に至っては、もう不幸な事故としか思えません。何ヶ月ぶりかに龍馬に逢いに行ったら、よく分からないけど何かに巻き込まれて死んでしまった、という感じです。とんだとばっちりです。そんなに龍馬と親しくないのに、あんな場面に遭遇してしまうとは残念な最期でしたね、中岡さん

もう一つ、悪い点。
岩崎弥太郎のラストはあれでいいのか?
何だか、極悪人が毒を盛られたような顔をしてましたが。
あれは死ぬ寸前なのか?
何にしても色物キャラすぎる。

というわけで龍馬伝、完。
視聴率は残念なことになってしまいましたが、昨年に比べればまだマシなドラマでした。


第四拾七話「アイアム ア ヒーロー」

2010-11-23 22:48:10 | 大河ドラマレビュー《龍馬伝》

武田鉄矢「幕府が潰れたら武士が無職になるです」
坂本龍馬「そんなことどうでもいいぜよ!平民と混じって商いや畑を耕せばいいぜよ!」

いくらなんでも無責任すぎやしませんか、坂本君!
やり方もわからず、いきなり商売を始めろと言われても無理です。何らかの教育機関が必要でしょう。
雨宮処凛あたりが聞いたら、真っ先に抗議してきそうなやり取りです。

まさか龍馬は本気でそんなことが可能だと思っていたのでしょうか。
いやいや、そんなはずはありません。
なにせ、このドラマにおける坂本龍馬は西郷・大久保・木戸(眉なし慶喜なんぞは論外)よりもはるかに先見性に優れ聡明溢れる人物なのです。
それを考えると、商いや百姓で失敗し、プライドをズタズタにされ、追い詰められた武士がそこら中で反乱を起こす事を予想できない坂本龍馬はおかしい。

そこで琉河は、まことに心苦しいのですが敢えて反主流の説を唱えてみたいと思います。
『大政奉還により戦争がなくなり、旧時代でしか生きられない武士に死に場所すら与えず、生殺しにし、奴らが見下してきた下士や商人、百姓に頭を下げさせて教えを請わせる。そのうち我慢出来なくなった武士に内乱を起こさせ、みじめな最期を与える』
これこそが、坂本龍馬の武士に対する復讐だったのです。
“武士がなくなる世の中を目指す”というのは“武士が亡くなる世の中を目指す”という事だったのです。
ずっと「上士と下士」に拘り続けた龍馬の願いはここに成就したのでした。
近江屋で呆気なく暗殺されてしまったのは、この時の龍馬は本能寺でのうのうと茶会を開いていた信長と同じような心境だったからでしょう。

ちょっと奇をてらってみました。まあ、戯言だと思って見逃してください。


次回、最終回。
元BLANKEY JET CITYの人が登場。ある意味、亀治郎よりもVIPなゲスト。


平清盛・・・

2010-11-16 19:51:19 | 自己満足な評論

2012年の大河ドラマ『平清盛(仮)』。

どうやら主役は松山ケンイチさんで確定みたいですね。

いくらなんでも若すぎるでしょう。
平重盛や源頼朝なら話は分かるのですが・・・。
清盛なんて、ライバルの源義朝や小憎たらしい後白河天皇よりも年上ですよ。
もっといえば、平清盛は源平合戦で言えば長老的存在でしょうが!(最長老は源頼政ということにしておく)
まあ、保元・平治の乱でお話が完結するなら大歓迎のキャスティングなのですが・・・。

松山さんと同世代が重盛や宗盛、知盛を演じる事になりそうな予感。
果たして、松山さんはゴッドファーザー足りえるのか。