必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

龍馬伝第五話「クレジット七変化」

2010-01-31 20:32:35 | 大河ドラマレビュー《龍馬伝》

このドラマにおける桂小五郎の描き方は大変素晴らしいものであります。
自己研鑽を怠らず軽挙妄動を慎む侍でありながら、ガチガチな石頭にならずにON/OFFの切り替えがうまい(前回のヒゲシーンのオチは秀逸でした)人格者として描かれています。
現時点の能力値は、思想が浮ついている龍馬より上です。龍馬が主役である以上どこかで逆転現象が起こるのでしょうが、桂小五郎の基本的な性格はこの方針で貫き通して欲しいものです。

他には、20代後半には見えない白髪頭の山内豊信や、急にレディと化した佐那や、篤姫の視聴者を意識したとしか思えない将軍・家祥の特別出演とか、語るべきことはありますが、今回驚いたのはクレジットの変化。
何だか分からない位置にピンクレジットグループが発生。
具体的には以下の通り

福山雅治
・・・・・
貫地谷しほり  ※6番手
佐藤 健・ピエール瀧
宮迫博之 ←
奥貫薫 ←
菅井きん ←

升毅・島崎和歌子
渡辺いっけい ←本来なら、ここが中間ピングループの始まり
杉本哲太
谷原章介
松原智恵子←近藤正臣が登場した為、トメグループから押し出された
田中みん
(その他大勢)
トメグループ5名

宮迫~菅井までのグループが発生。おそらくテーマ曲の兼ね合いからこのようなクレジットにせざるを得なくなったのでしょうが、これは実に面白い。
でも、この3名がこの位置に選ばれた基準が分からない。
土佐関係で固めたのかと思いきや、杉本、松原とは違うグループ。
役者格が大した事無い人たちを集めたのかと思いきや、菅井きんがこのグループに居るし。
何も考えていないのか。
せめて菅井きんの替わりに杉本哲太が飛ばされていれば、理由はハッキリとするのですが。
いずれにしても、今後も起こり得る形態です。注意していきたいと思います。
あと欲を言えば、琉河的には桂小五郎もトメグループに入れて欲しかったところ。
谷原さんの格からいえば仕方ないのか。でも「篤姫」の時の不遇に比べればマシな方ですか。

ついでだから、民放ドラマのクレジットにも物申しておきます。
ヤマトナデシコ七変化のクレジットがおかしいです。
このドラマのクレジットは以下のとおり。

高野恭平(亀梨さん)  ※1番手
遠山雪之丞(手越祐也)
中原スナコ(大政絢) ←原作では主役。ドラマでも主役的扱い。
織田武長(内なんとか)
森井蘭丸(バレエダンサーの人)
オリジナルキャラ(与六店長)
笠原乃依(JJモデルの人)  ※6番手

原作では実質的な主役のスナコが謎の3番手。百歩譲って、亀梨さんが主役と考えてスナコがヒロイン扱いだと考えても、蘭丸よりキャラが薄い雪之丞が2番手でスナコが3番手。
これも大政さんの格が手越さんより低い為でしょうか。バランスの悪すぎるクレジット。

何が言いたいかというと、役者格のせいでクレジットがおかしくなっているということです。「龍馬伝」にしろ「ヤマトナデシコ七変化」にしろ、今回ばかりは役柄を考えたクレジットにして欲しかったです。

相変わらず本編よりもクレジットが気になって仕方が無い琉河でした。


龍馬伝第一話「ルサンチマン」

2010-01-03 21:44:48 | 大河ドラマレビュー《龍馬伝》

妙にゴスっぽいテーマ曲にびっくりした龍馬伝。
なんだよ「Fighter」とか「Idealist」とか「Peacemaker」って。
しかもこれまた、ゴスっぽい字体で書くな。ニンマリしてしまったじゃないですか。
あぁ、桂浜でうみねこが鳴いています。


で、琉河が妄想キャスティングした配役と比較してみると、早速登場しなかった役がありました。
第一話終了時 1852年か1853年
坂本栄(?  ~1847)→出番なし   妄想キャスト:菅野美穂
山内豊熈(1815~1848)→出番なし   妄想キャスト:辻仁成 
日根野弁治(1815~1867)→第2話から登場か?  妄想キャスト:原田芳雄


悔しいので、勝手にキャスト表を作ります。

第一話「上士と下士」

福山雅治(坂本龍馬)

香川照之(岩崎弥太郎・語り)

上川隆也(武市半平太)
上戸彩(平井加帆)
山田孝之(岡田以蔵)
大泉洋(平井収二郎)
阿部サダヲ(山本琢磨)
高知東生(島村衛吉)・賀集利樹(間崎哲馬)
金子ノブアキ(望月亀弥太)・はしのえみ(坂本千野)
津本陽(鹿持雅澄)・辻仁成(山内豊熈)
螢雪次朗(
山田広衛)・北見敏之(福岡孝茂)
マギー(望月清平)・粟根まこと(川原塚茂太郎)・山野直子(千鶴)
上杉祥三(上士1)・団時朗(上士2)・小久保丈二(井上某)

藤原紀香(坂本乙女)
古田新太(坂本直方)
吉瀬美智子(武市富子)
松原智恵子(坂本伊與)
山本學(岡本寧浦)
菅野美穂(坂本栄)

竹下景子(坂本幸)

HYDE(井上馨)
鈴木一真(渋沢栄一)・野村宏伸(川田小一郎)
田中圭(近藤廉平)・本郷奏多(岩崎弥之助)・浜田学(坂崎紫瀾)
中村咲哉(龍馬子役)・その他

竹中直人(山内豊信)

倍賞美津子(岩崎美和)

中村嘉葎雄(岩崎弥次郎)

原田芳雄(日根野弁治)

津川雅彦(坂本直足)

杉良太郎(吉田元吉)

武市は3番手に置いてみました。「竜馬がゆく」での高橋英樹さんはトメでしたが、ドラマのコンセプトが『龍馬・岩崎・武市の3本柱』となっていたので、敢えての3番手。間隔がないのは、武市が途中で退場した後、表示のバランスが崩れると考えたからです。
第一話から山内・吉田を登場させて身分の差を強調。
今日見た限りでは、明治編での井上馨は使い道が無さそうです。

物語の感想は予想通りだったので特に言う事はありません。
「やっぱり、そういう流れにせざるを得ないよな~」という感じです。
何なら仲間さんを千代の亡霊として登場させて、土佐の身分差別を説明させても良かったかもしれません。