必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【風林火山レビュー】消えた姫

2007-05-27 21:15:14 | 大河ドラマレビュー《風林火山》

今回は概要だけを掴めば20分あれば終わってしまうような回でした。
確かにあの原作を一年間続けようと思ったら、物語の展開をスローペースにするか、原作にないエピソードを挿入するか、どちらかしかないような気がしますが今回の展開はあんまりでした。
ネタがないのは分かっていますが、引き伸ばすところ間違ってないか?

杯に注がれた甘酒。
毒が入っていると疑い、萩乃が替わりに酒を飲み干しました。
結局、酒には毒は入っていません。
オロオロする萩乃と三条夫人を見て由布姫が一言。
「それでいいのです。まずは私を疑いなさい。慈悲の心で私を・・・」
なんだい、偉そうに。何て言い草でしょうか。

そりゃ、あんな口調で酒を勧められたら、
「一服、盛られるのは?」
と勘繰るのは当然のような気がしますが。
浅田美代子が怒るのも無理はありません。三条夫人が怒り出さなかったのは奇跡に近いです。

それにしても柴本さんは演技はちょっとアレですね。池脇さんと並ぶとその差が歴然。今回の冒頭のシーンなんか、ただの嫌な奴です。この人に性格の二面性を持たせるような演技を要求する事は酷のような気がします。
奥に何か秘めてそうな気配など、全くしませんでした
聞くところによると美瑠姫(大人)役で真木よう子さんが風林火山に出演されるそうですが、由布姫がこんなキャラ設定になってしまうのならば、彼女が演じた方がよっぽど見応えがあると思ってしまいました。
NHKは
大型新人
サラブレッド女優、華麗にデビュー
という話題を得たいが為に柴本幸さんを起用したとしか思えないです。演技力とか、容姿的に時代劇が似合うかどうかという点を無視して。

今こうして思うと、当初のオリジナルシーンが懐かしくて仕方がないです。
仲代達矢さんの存在感がいかに大きかったのか痛感しています。
役柄的には信虎に匹敵する敵役を演じている永島さん。いい仕事はしているのですが、大御所・仲代さんの存在感に比べると少し物足りないような。

千葉さん退場の時も刻々と近づいているのに、どんどん抜けていく穴を埋められる俳優さんが出てこないのが寂しいです。
プルプル震えている市川サダンジさんでは千葉さんの抜けた穴を埋めるのは難しそうですし、増してや西岡徳馬さんやダンカンに千葉さんの代わりを求めるのは不可能に近い。
こうなったら、GacktさんのウルトラCに期待する他はございますまい。

さて、物語の感想に戻りますが-
由布姫の変な行動を見て、晴信は一時彼女を諏訪へ返すことに。
ところが姫は籠を抜け出し脱走。
所詮は浅知恵。失敗して勘助に捕まってしまいます。
そこでの姫の言動がこれまたイタイです。
甲斐に戻って、晴信様に会いたい」(自分の行動が原因なのに気づいていない
御首(みしるし)を頂戴すれば、私だけのものになると思ってた
確かに恐ろしくて浅ましい考えです。
しかも後者のセリフなんか・・・。晴信が寝首を掻かれるシーンを想像してしまったぞ。(自粛してくれよ)
まあドラマですからそんなムチャな話にするわけにもいかず。
姫は勘助に説得され、反省して勘助の意を汲むことに。
ここに姫のわだかまりは消え、彼女の凍っていた心は解けました。
バンザ~イ!由布姫良かったね~

って、このシーンを見て感動する人はどのくらいいるのでしょうか。
何か忘れてはいませんか?
そうです!
由布姫の身代わりとして自害(動機は情報漏洩を防ぐ為?)した名もなき侍女!
彼女こそ犬死です。今回、一番に哀れなくてはならないのは彼女ではないでしょうか。こんな独りよがりな姫の為に死ぬことはなかろうに。
一人の侍女の命を犠牲にしてまで手に入れた心の幸せ。
由布姫には、この件について一言コメントして欲しかったです。

次週、「三国激突」
ほう、もうそんな時期がやってきましたか!
来週は面白そうです。
久々に今川、北条、二つの大大名が登場します。
ネタがないのなら、来週みたいなエピソードをスローペースで丁寧に描いてくれ!


 


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【風林火山レビュー】軍師誕生

2007-05-20 21:18:57 | 大河ドラマレビュー《風林火山》

甘利役の竜雷太さんがトメになりました。それは仕方がないとしても、その前が浅田美代子。ショボイ・・・。琉河にとっては軍師誕生よりも新たなトメ誕生に驚いています。

で、今回の話ですが久々に合戦シーンありました。
やっぱり、風林火山は合戦シーンがないとね~。
まず敵方の大井方には懐かしの相木さんが。そういえば生き残ってたんだね、この人。ところで、この大井貞隆という人物は大井夫人と何か関係があるのでしょうか?
ここら辺のエピソードは全く知らないので「勉強になる」「展開が読めない」という点では非常に楽しめました。

で経過を見ていると。
驚いたのが相木市兵衛!いきなり謀反ですか!
演じている役者さんの格(失礼ですが・・)からして単なるヤラレ役の一人かと思っていましたが、とても重要な役割を担っていたのですね。
これだから風林火山は油断が出来ません。ましてや、単なる頭数合わせでキャスティングされているとばかり思っていた飯田基祐(芦田信守)までもが謀反に加担しているとは!
ということでこの戦いは武田方の調略により簡単に勝利。
そして、この策を献じた勘助は晴れて武田家の軍師に

この背景には諸角を始めとする勘助派の根回しもあったようで。飯富、小山田様も異論はなさそう。反勘助派であるはずの甘利も眉をしかめていましたが特に反論はしていませんでした。これは彼も勘助の実力を渋々、認め始めていると捉えてもいいのかな。

面白かったのは平蔵と真田の再会シーン。平蔵のビビリ方、グッジョブ!
確かに真田幸隆の登場の仕方は盗賊そのものでしたが、驚きすぎでしょう。
頼るべき主君もなく信濃をウロウロしている知将・真田幸隆。
彼を味方に率いれる事が勘助の次の課題になりそうです。

平蔵一行と望月らは北信濃の猛将・村上義清へ。
仰々しく屋敷の奥から登場する村上。まさにVIP扱い!
おまけにナレーションまで入れて「この人は強いです。武田家を苦しめる程強いです!」とアピール。
で、出てきたのが永島敏行さん。
・・・・。
何だかなぁ・・・。眉毛の太さと恰幅の良さは村上役に合いそうだけど。何かが違う。
強そうに見えないのか?
いや、それも違うんですよね。猛将と言われれば
「ああ、そういう設定なのか」
と納得は出来ます。小日向さんや近藤芳正さん、螢雪次朗さんに比べたら、明らかに強そうです。
問題はこのドラマにおける、『村上義清』のVIP待遇と『永島敏行』という役者の格がマッチしていないという事ではないかと。
いえ、決して嫌いな俳優さんではないでのですよ。ただ永島さんは、どうせ起用するなら飯富虎昌役のような「レギュラー陣では役者の格が高い方」という配役がしっくりいく様な気がするのですよ。
じゃあ、村上役には誰がいいかというと・・・
ここは思い切って松方弘樹さんを起用するとか。(今なら、昔よりも安く起用できそうだ!)ドスを効かせた声で家臣を束ねる姿が見たかった・・・。

で、いらなかったのは、またも出てきた由布姫の愚痴場面!
まだまだ続く由布姫ターン。いい加減、クドイです。
全くもってがっかりだよ!
姫のセリフにも落胆しましたよ。
「身は武田家にあろうとも、心は武田家には渡しません」
ここまではOK。分からんでもないです。でも
「かつて武田家を恨んでいた勘助とならば、この思いわかるでしょう?」
という言葉はいかがなものか。
この人の思考はどこへ向かっていくのでしょうか。由布姫よりも辛い目に合いながらも放浪の旅を続けているヒサの方がよっぽど立派に見えます
由布姫は武田家でそれなりの饗応を受けていながら、まだ文句があるのか。しかも、自分で選んだ道ではないですか!
そして、何と言っても、喋っている事が毎回違う。
アンタの頭の中は消しゴムだらけか!
しかも今回のラストシーンを見たら、どう考えても由布姫が三条夫人をいびっているようにしか思えません!その酒に毒でも入ってんじゃないの!と勘繰りたくなる怪しい言動。
ここまで見ていて可哀想になる三条夫人は初めてです。人気投票やったら、間違いなく同情票で三条夫人が圧勝しそうな勢いです。

次週、「消えた姫」
そうですか、勝手に消えてください。
『越後の龍』の登場が待ち遠しいです。

 


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【風林火山レビュー】呪いの笛

2007-05-13 21:19:05 | 大河ドラマレビュー《風林火山》

スタッフは何を考えて「呪いの笛」なんてタイトルを付けたのか、非常に気になるところです。金田一とか明智シリーズに出てきそうな、このタイトル。
「悪魔が来たりて笛を吹く」ってか。
・・・・ちょっと待てよ。
「よ~し、わかった!」
今回は諸角がメインとなる回なんだな!と思ったけど見事に予想は外れました。

武田晴信の側室となった由布姫と三条夫人、この2人のそれぞれの思いが語られた回でした。今回は話数を稼ぐ為の回だったのかな。

とにかく印象的だったのは、三条夫人の描き方。原作よりもドラマの方がだいぶマイルドになっています。
前回の由布姫と対面するシーンでも、ドラマでは
「三条夫人の嫉妬もやむを得ないか」
と思わせるところもありましたが、原作ではいきなり登場してきて
父を討った人の囲い人になりたくて、はるばるやって来るとは、国は滅びたくないもの」
と冷たく言い放つのみ
。「国は滅びたくないもの」に繋がる言葉がドラマと原作で違います。
しかもドラマでは三条夫人が自分の言った言葉に呵責の念を感じています。
甘いぞ、三条夫人・・・と思っていたら、
結構勘助に言い放った言葉は随分トゲがありましたな~。
この調子が続いて、由布姫に対してどんな罵詈雑言を浴びせるのか・・、と思いきや。
またしても彼女に甘いよ、三条夫人。
夫人は「三条家がいかに偉いか」「晴信の事は自分が一番良く理解している」という事をわざわざ嫌味ったらしく言いに来たのか、と思っていましたが最後の
「晴信様をお願いしますね~」
でちょっと肩透かしを喰らった気分。

ガチンコバトルを期待していた琉河にとっては、ちょっとガッカリ。
慈悲深そうな池脇さんから放たれる傲慢なセリフを期待していたのですがね・・。
別にドロドロ展開が見たいというわけではなく、三条夫人が偲び耐える役に回ってしまう事に違和感が。
性格が傲慢で嫌味ったらしくない三条夫人なんて、お蝶夫人以下だ!
この手の話は誰かが悪役に回ってくれないと
盛り上がらないんじゃないの?


「まつりごと」を理解しきっている夫人、悟りすぎです。
しかも由布姫の笛の音が止まっただけで、晴信の身に何か起こったのでは!?と心配してしまうほど強い思い。(しかも当たっている)
夫思いのとってもいい人じゃないですか。
せめて「義経」の北条政子ぐらいの事はやらかしてくれ。今考えると、財前直見の演技は凄かったんだな~と感服する次第です。

で、友好の証(?)として由布姫に送った三条夫人。
でもその笛を春日源五郎に「呪い」とか言われる始末。
「呪い」じゃなくて、単に晴信が寝不足だったか、夜が弱いかのどちらかじゃないのかな。つくづく損な役回りになっている三条夫人。

ところで武田家臣団よ、アンタ等は集まると下ネタばかりか。
しかも小山田様が一番エグイ事を言っていたという、この事実!
小山田様が汚れ役!
下ネタ担当は加藤武じゃなかったのか!
これはビックリだ!
「よ~し、わかった」
ここは小山田様が三条夫人をお慰めするしかあるまい!(←あっちの意味です)
小山田様が下に走るなら、琉河も一緒に下に走ります!(まだ汚れ度が足りないですか?)

次週、遂にキーパーソンの一人、信濃の名門・村上義清が登場!
演ずるは体毛が濃そうな永島敏行さん。
そして、『将軍役』が板に付いてしまっている今井朋彦さんも武田家の敵役として登場します。
舞台は、いよいよ信濃争奪戦へ-

 


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愛の傾きバトン

2007-05-12 18:10:49 | 自己満足な評論

なおみさんが運営されるブルー・カフェ 様から「愛の傾きバトン」を頂きました。バトンの内容は
あなたが好きなキャラを3人選んで回答して下さい。(サイト・ブログで正面きってあまりタネにしてないマンガか小説のキャラ)
との事。というわけで受けたからには全力疾走したいと思います!

弊ブログの内容からすると、歴史上の人物を選ぶべきなのでしょうが、『正面きってあまりタネにしてない』というのが条件になっているので、ここは敢えて歴史漫画は外しました。後、3人というのも絞りきれなかったので、漫画の人物オンリーで考えました。
ということで、興味のある方はどうぞ。

●まず誰を選びましたか?
1.鈴木先生
 「鈴木先生」 作:武富健治
2.星野一
 「ラブロマ」 作:とよ田みのる

3.長嶋晴菜
 「高校デビュー」 作:河原和音

●それは何故?
1.鈴木先生は「弱そうでシブトイのが撮り得の俺」と言っておきながら、絶望先生よりも絶望している事が多く苦悩している姿が好きだから。でも、ただ苦悩しているだけでなく「正論吐くのは仕事だから」と割り切っている面も持ち合わせており、人間の弱さや業の深さを悟っていそうで賢者の風格を思わせる。清濁呑み合わせて生きることの難しさをよく理解していそうなところも、よかよか。
2.星野一は森羅万象『理屈』で出来ているという考えを持っていながらも、彼女に並ならぬ『愛情』を捧げているところ。本来ならばこの手のタイプは嫌われるところですが、恋人もいれば友達も多い。感情というものが理解できないながらも、彼女の為に一生懸命「人間の情」について研究している健気な面と普段の無機質的な行動とのギャップが、星野君の不思議な魅力。
3.長嶋晴菜は天然な面も含めて一緒にいて楽そうだから。素の自分を出しても受け入れてくれそうだから。一つの事象について10通りの解釈をしてしまう琉河にとっては付き合いやすそうな人です。

●その3人の長所は?上の質問と重複する面があります)
1.いわゆる「熱血教師」と呼ばれる人種にありがちな「自分の価値観を他人に押し付ける」面がないところ。冷静に穏やかに生徒と接してくれている面もグッジョブ!生徒が相談しやすい雰囲気を作り出しているし、見ていて暑苦しくない。
2.『理屈』を最優先で考えている為、極めて合理的な考えを持っていて行動にムダがないところ。故に放つ言葉にウソがないところも好感触。堅苦しい面もあるが打算的な発想が出来ない為、考えている事が分かりやすい。クールな面も魅力的。
3.物事に真正面から取り組んでいるところ。一人の彼氏に尽しているところ。二股とか三股が出来ないほど正直な性格なので、彼氏も安心できそう

●逆に短所はどんな所だと思いますか?
1.気になる女生徒(中学生)のことを考えると精神的におかしくなるところ。
2.真っ正直さが裏目に出て気遣いが出来ないため、時々彼女を怒らせてしまうことがある。
3.彼氏が強力なインフルエンザにかかって胃弱になっているところに「栄養をつけるため」と言ってカツ丼を持っていくところ。

●その3人がピンチ!誰から助ける?理由も添えて
消去法で、長嶋晴菜。体力は超人並なので、自力でピンチを乗り越えてしまいそうだけど一番まともな人間だから。
【他の2人が落選した理由】
鈴木先生はいざとなったら、自分を慕っている生徒を利用してでもピンチを切り抜けそうだから。
星野君は「なぜ自分がピンチに陥ったのか」という理由について考えて、結論が出た時点で自分の身がどうなろうとも後悔しなさそうだから。

●その3人の中であなたが1番好きなのは
星野一。
言葉にウソがない。クールな面もよかよか。理屈に適っていれば納得して行動できてしまう性格なので、こちらの『理屈』によっては星野君をいとも簡単に操縦出来てしまうところも良し。

言葉にウソがないという面では長嶋晴菜も当てはまるけど、彼女の場合は一遍通りな性格なので、思考回路が不可解(褒め言葉!)な面を評価して星野君に一票。

●最後にあなたの1番好きなキャラに愛のメッセージを!
好きなように生きてくれ!

●次に回す10人!
勝手ながら、琉河でゴールとさせて頂きます。

蛇足
「ライアーゲーム」の秋山や、「ライフ」の歩、「NANA」の大崎ナナも気に入っています。(漫画がメジャーなので除外)
歴史漫画で言うと「へうげもの」の古田織部、「センゴク」の仙石秀久も好きです。

バトンとは全く関係ないけれど、オリラジの『武勇伝』ネタを久々に見たいと思っている今日この頃。
というわけで、今回はこの辺で。


【風林火山レビュー】生か死か

2007-05-06 21:39:01 | 大河ドラマレビュー《風林火山》

前回までのあらすじ
攻めればいいじゃんって キリステ諏訪家!
寅王丸かついじゃって パッパッパーラ♪ 

というノリで頼重を切腹させを諏訪残党を一気に取り込み、武田家にとってはボヤ程度の謀反に終わってしまった高遠を倒した晴信。
でも本当の悩みの種は他にあったわけで。


未亡人として武田家に連れ戻された禰々
このシーンは宮尾登美子や山崎豊子の原作ではないかと思わせるような展開でした。(宮尾さんは来年の大河ドラマ『天璋院篤姫』の原作者でもありますが・・・)
彼女は心労のあまり危篤状態に
前田利家の総回診はまだですか?
小指に巻く赤い糸を早く!
「寅王丸には、兄上のようにはなって欲しくない」
見舞いに来た晴信に訴える禰々。
戦は人を変えるから
人を欺き、人の命を奪う事を当たり前を思ってしまう男にはなって欲しくないと彼女は言いたかったのでしょうか。
翌年、彼女は生涯を終えました。「人の夢」とは、かくも儚いものか。

そして、禰々と同じく諏訪から護送された由布姫については。
「由布姫を側室にします」
と宣言した晴信。
この一言で武田家は荒れます。
皆さんの考えをまとめてみましょう。
信繁→ますます遺恨が。でも姫の命はどうしようかね?
板垣→諏訪の残党が反対するに違いない。本心を言えば姫の存在は邪魔だけど、悪役になりたくないし・・。
甘利→後々、面倒なので処刑しましょう。
小山田→女心は私が一番よく知っています。身を乗り出して存在感もバッチリ
飯富→姫が生き残った理由が聞いてそれから、考えましょう。とにかく発言しておかないと俺の存在感が
諸角→ネヤ、仏門。
そして勘助
側室に迎えること大賛成!諏訪家は晴信様を大悪人とは思っていない。姫の子が産まれた場合、ソイツを諏訪家の惣領にすれば丸く収まります。

ピリピリした雰囲気でしたが、諸角のお陰でちょっと和らぎました。等々力刑事よ、アンタはどこまでも等々力だ。しかも「ネヤ」という言葉にのみ反応してピンポイントで板垣にツッコミを入れる鋭さまで持ち合わせています。
これからもオチ担当のボケ家老として視聴者を癒してください。

結局、側室に迎えることで片がついた武田家。
でも姫は簡単に「うん」とは頷かず。
勘助が何を言ってもダメ。晴信の変な歌でちょっと緩和。いい雰囲気になってきたかな、というとこで今回メインのあのオッサンが!

甘利、悪役として姫の前に登場。
セリフの言い回しが悪役そのもの。
「ご自害の決心はつきましたかな?」
と言い、姫が刀を抜いた刹那、ニヤリと笑う甘利。
そして最後には何を血迷ったのか、「ダーッ」と拳を挙げてボンバイエ~!
ゴリさんここまで堕ちたか、と思った琉河でしたが・・・

って、これ全部、甘利の演技だったのか!
騙されました。忠臣として敢えて悪役を買って出たのか。
何という忠義の士。困窮極まって、47人で老人宅に押し入った方々よりも厚い忠義心。自らが姫に討ち取られる事により、武田家を守ろうとするとは!
樅の木は・・・、樅の木は残りました~っ
ちょっと見直しました、甘利さん。
そして、勘助ですら見抜けなかった甘利の本心を見抜いた由布姫もお見事。
「聡明な姫じゃ」
そう言う甘利の表情に何となく清清しさを感じました。
男、甘利。琉河の中では好感度が低かった人物。名誉挽回の光が見えました。

次に三条夫人が登場。
壁に飾ってある和歌(晴信作)を見つけて動揺する夫人。池脇さん、分かり易すぎる演技、グッジョブです。決して、大根なんて言わないよ!
「運命なら、心がけ次第で自由に楽しめると言うのね恥じらいまで無くすとは、誠に国は滅びたくないもの
ちょっとトゲがありましたね。でも仕方ないです。『情け』をかけに言ったのに、なんだか敗北感を味わうこの気持ち。『格下』の相手を慰めに行ったら、自分が『格下』であったというオチ。これは深いよ。金堀衆が掘った穴より深い事情になりそうです

幾つかの『道』を乗り越えて武田家に入ることを決心した由布姫。
この影響は計り知れず・・・

次回、呪いの笛。
タイトルの意味が分かりません。
鉄砲伝来のエピソードは登場するのでしょうか。
というより、登場して下さい。でないと
「そうそう、ドラマと関係ないけど威力は抜群、って欧米か
というネタを準備していた人が可哀想ではないですか






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ケーキを食べろなんて言ってない!「マリー・アントワネット」をキャスティング!

2007-05-04 23:59:25 | 歴史ドラマ妄想キャスト

今回は、日本の役者さんによる「マリーアントワネット」を妄想キャスティングしてみました。ソフィア・コッポラ監督により映画化されましたので、便乗してアップすることにしました。
日本の役者さんというからには、今大人気のリア・ディゾン、加藤ローサ、滝川クリステル、ベッキー(微妙だ・・)は起用できないわけで何とかキャスティングを行ってみました。
なるべくブルボン王朝に合った配役をしたつもりですが、どうでしょうか。
後は、あくまで日本人が演じる映画なので、マリー・アントワネットには浴槽に浸かりながら「いい湯だな~、は~、ビバノノン」と言ってもらいます。勿論、風呂上りはコーヒー牛乳です。

【キャスト】
マリー・アントワネット:松嶋奈々子
ルイ16世:塚地武雅

アルトワ伯爵:成宮寛貴
プロヴァンス伯爵:玉山鉄二
オルレアン公:吹越満
エリザベート内親王:鈴木えみ

ヨーゼフ2世:山口祐一郎
レオポルト:田辺誠一
ポリニャック伯夫人:横山めぐみ
ランバル公妃:高岡早紀

デュ・バリー夫人:高島礼子
ローズ・ベルタン:和久井映見

ジャンヌ:小沢真珠
ロアン大司教:石橋蓮司
カリオストロ:生瀬勝久
ニコル・ド・オリヴァ:岩佐真悠子
ベメール:小日向文世
バッサンジュ:温水洋一

ボーマルシェ:西岡徳馬
ミラボー:カンニング竹山
サンテール:阿部サダヲ
テュルゴ:角野卓三
ブリエンヌ:内藤武敏
カロンヌ:森本レオ

アンリ:山下智久(特別出演)
サンジュスト:HYDE(特別出演)

ラファイエット:要潤
シエイエス:升毅
デムーラン:平岡祐太
フーシェ:モロ師岡
テロアーニュ:麻生久美子
バラス:岸部一徳

ヴェルモン神父:大滝秀治(特別出演)
ルイ15世:津川雅彦(特別出演)

ロベスピエール:京本政樹
ネッケル:児玉清
メルシー:細川俊之
ノアイユ伯夫人:野際陽子

フェルセン:三上博史

マリア・テレジア:大原麗子


今回は脇役の年齢を考えて松嶋さんを主役にしましたが、深田恭子さんでもお似合いかな、と思います。
沢尻さんでもいいのかな~と思いましたが、彼女の場合はビッチすぎて晩年の『悲劇の王妃』ぶりは似合わないかなと思って却下しました。
フランス革命に関わる人物が多いのは、以前から暖めていた「フランス革命」を題材にした妄想キャスティングが元ネタになっているからです。これでもマラーとか、だいぶ削った方なんですね~。
それにしても、マリーアントワネットというと「バラはバラは~」とか「ラ・ラ・ラセーヌ~」というフレーズを思い出してしまいます。