必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【功名が辻・感想レビュー】種崎浜の悲劇

2006-11-26 21:16:00 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

前回に引き続き、山内家と一領具足と長宗我部遺臣団の抗争のお話がメインであった今回。

前回のラストで渡辺哲とバーチャル文乃に討たれた千代・・・。
と思ったら、実は討たれていませんでした。
なんなんだ、そのフェイントは!?
渡辺哲を処刑台に送る為の方便でしたか。
それにしても千代様が無傷で何より

今回は、千代を文字通り陰から支えていた「義」の男、六平太が死亡。
決して奇麗事は言わず、黙々と自ら泥を被ってまで山内家の安泰を考えての最期。本当に立派でした。
俺の仕事は終わった・・・(中略)千代、これでお前も安泰だ・・
えっ!せっかく生き残ったのに・・・。
甲賀者は影に生き、影に死ぬ
カッコイイ!カッコ良すぎるぜ、六平太。はっきり言ってクサイ台詞だけど、六平太にはよく似合う。しかも、一回目で出てきた鉄砲玉が伏線になっていたとは!
意外だ!意外だ!意外だ!
やられた、やられた
この一連の場面で琉河の堤防が決壊しました。

これは反則技ですよ。
香川照之さん、いいお仕事でした。お疲れ様でした!
さようなら、六平太。
(でも、「千代が好きだ」は余分だったかも。竹中半兵衛と被った)

もう今回が最終回でいいよ。もうね、何だか主人公が死んでしまったような感覚なんですよ。この喪失感は何でしょう。
本音を言えば、彼には一豊死後も千代を支えて終生彼女の側で生きていて欲しかったです。

それが種崎浜での事件を痛み分けにするための役割として死んでしまうとは・・・。
ハンムラビ法典に則った「目には目を」の精神を貫かなければ、視聴者の反感を買ってしまうとでも製作者は思ったのでしょうか。
六平太が相手に対して損害を与えた分だけ、彼は同じだけのもので償わなければならない。そうしなければ言っても分からぬ者達からの苦情があぁ~、とでも大石さんは考えたのか。
(あくまで例えですので、「身分によっては同害報復は履行されなかった」というような批判はご遠慮下さい)
それならそれでいいのですが、その役割を六平太に負わせるとは、何ともムシのいい話というか、単純と言うか・・・。
史実通りに家臣の提言を採用し、一豊が指揮を取って反乱分子を始末したという展開で良かったと思いますよ。主役(もしくはそれに該当する人物)には「汚れ役」をやらせるわけにはいかない、という不文律はいつ頃から出来てしまったのでしょうか。

良いじゃないですか、一豊には大名としての器量が並かちょっと足りなかったので、他に良い方法が思いつかなかった、だけど責任持って一豊自らが指揮して始末します!という展開で。

彼は織田信長ほど冷徹な人物ではなかった為「逆らう奴は皆殺し」と割り切る事は出来なかったし、豊臣秀吉ほど知略を持っていなかったので「うまいこと武器を取り上げて相手の牙を抜く」ことも出来なかったし、徳川家康ほど人心掌握術を心得ていなかった為「懐柔して山内家への忠誠を確固たるものとする」ことも出来ませんでした。
反乱分子を改心させて忠誠を誓わせる事も、無力にする事も出来なかったので、仕方無しに虐殺しました。だけど、それが徹底していなかった為、大坂の陣では豊臣方に呼応する長宗我部遺臣団が出てきてしまいました。要するに土佐での治世が中途半端に終わってしまった一豊、ちょっと残念な人生でした。でも、中途半端な能力しか持っていなくても一国一城の主になりましたよ!めでたし、めでたし~。
という描き方でも琉河は全然、構わなかったのですよ。この考えは少数派ですかね。別に「一豊や千代は血を見るのが好きな性格なので、好んで虐殺という手段に出た」なんて思わないのに。そこまで自信がないのか、大石さんは。
しかも言い訳じみたセリフ
後々の世まで言い伝えられる・・・云々
どえらい予防線を張りましたね。というか、この一豊と六平太のやり取りは司馬遼太郎っぽいな。司馬大先生なら、このくらいの捏造はやりそうだ。

しかもその後、一領具足の始末を決意した旨を千代に告げるときに、一豊が敦盛を舞うシーンは原作通りですか?まさか、年末の特番スペシャルを意識してのことですか?もう産経新聞を味方に付けたいという魂胆が見え見えです。あっ、口が滑りました。磔だけはご勘弁を!
冗談はともかく、おそらく一豊はこの時、織田信長の長島一向一揆や比叡山焼き討ちを意識していたのでしょうね。

原作ではどういう展開になっているかは知りませんが、六平太だけではなく祖父江新一郎までもが死亡してしまったことが不思議で仕方がありません。というのも彼は実在の人物祖父江一秀がモデルになっていると、ずっと思っていたからです。ちなみに祖父江一秀という人物は生没年は不詳ですが、大坂の陣までは生き残っていたはずです。それを、ここで死なせてしまうか~!?そこまで、お涙頂戴展開を狙っているんですか。その為に、前田吟さんの出番を今まで残していたのですか。エグイ!やり方がエグ過ぎるぞ。

六平太の願いも空しく、
「暇を取らせて頂きます」
と一豊に言い放ってしまった千代。
六平太の死に動転して頭が回らなくなったとしか思えない、この決断。
まるで坂本竜馬が好きで好きで仕方がない司馬遼太郎大先生の理念を代弁しているようなこの台詞。
一豊様をここまで、貶していいものでしょうか。
六平太と一豊は山内家の為に苦渋の末の決断。それを理解できないとは。
これでは、まるで六平太が千代と一豊様の仲を裂くために死んだような展開ではないですか!

次週、どこかで見たことがあるような少年が登場。
彼が千代に伝えた言葉とは!?

そして何故か反徳川の武将として名前が挙がっている黒田如水が再登場
オイシイ役だな黒田。ここまで厚遇されるとは。
斉藤洋介さんも役者冥利に尽きますね。

ところで、井伊直政の役割は何だったとだろう。
今回の事件の関係者なので、その為に以前から登場させていたのかと思っていましたよ。
その為にわざわざ、怪しい篠井英介さん(褒め言葉です)をキャスティングしたのだと思っていました。それが単に一豊に「土佐を何とかしろ」とせっつくだけの役だったとは。
結局、このドラマにおける井伊の役割とは本多正信みたいな役割だったのですね。

残すところ、後2回。
どのようなエピローグを迎えるのか、楽しみです。


祝!打倒、緒形拳『セーラー服と機関銃』

2006-11-25 00:13:38 | 苦情お断りの独り言

高校デビューを通り越して組長デビューしてしまった女の子の物語。
セーラー服と機関銃」が遂に最終回。

普段は文才が無いのでドラマレビューはしない琉河ですが、
この主題歌はカラオケで毎回歌う曲なので何かの縁だと思い、
最終回だけレビューを。

とりあえず、三大寺『緒形拳を倒す事が出来ました
おめでとうございます

てっきり、映画と同じように娘のマユミに射殺されるかと思っていましたが、自決ですか。ちょっと格好よすぎではないか?さすがは特別出演なだけあります。
本当に「格好つけた死に方」をしたのは
佐久間じゃなくて緒形拳ですよ星泉さん。
でも死んでくれて良かったわ。

後はやはり黒木刑事か。こいつも死んでくれて良かった。
本田博太郎と中野英雄が生き残ってしまったのは残念でしたが、末路は決まったようなものなのでとりあえずOK!
そして神業を繰り出したのは森廉!
さすがは織田裕二の弟役!お金がないので極道に入ったかいがありましたね。
良くやってくれました!

・・・で、アレはどうなったんだい?
アレですよ、あのセリフ
「カイカン!」
正直、肩透かしを喰らった気分でした。
ま~ね、オリジナル性を出したかったというところでしょうか。
でもさ、この物語って
銃乱射→「カイカン!」
というシーン以外見所あるのかい?

後は不毛に人がバタバタ死んでいくだけの話だろうが!
そしてラストに佐久間が折角、映画と同じように渡瀬恒彦エンドを迎えてくれたのに「初めてのキスは中年のオッサンに・・・」
というシーンもありませんでした。
当然、町で闊歩しながら銃を撃つ真似して(完)
という展開にもならず。

・・・とラストを見ていたら、
この風景、
星泉の立ち位置
そして、振り返ると・・・

キター!

死んだ人たちが横並び。
これって「愛という名のもとに」のラストと同じではありませんか
思わず、チョロ(中野英雄)の姿を探してしまいましたよ。

まあ、ガンバレ星泉。
視聴率は15%ぐらい(クライマックスですから)はいくんじゃないか。

最後に一言
あの佐久間の死体シーンに登場した刑事は平田満じゃなくて斉藤洋介を起用すべきだよな~と思ったのは私だけ!?

あ~いした~ おとこたち~を
思い出にかえて~
いつの日にか~ 僕のことを~
思い出すがいい~
-完-


何故か見る気が起きない『太閤記』

2006-11-23 23:06:24 | 歴史ドラマレビュー
タイトル通りです。
なんででしょうか?
一時は中村橋之助さんの驚異的な番組宣伝(いろいろな番組に出まくる)で見ようという気になっていたのですが、いざ蓋を開けてみたら一回も観ていない、この事実。

思うに
中村橋之助=秀吉
というのが、受け付けないのかな。
村上弘明さんの信長は似合うと思うのですが。
橋之助さんは若き日の家康が似合う気がします。(「武田信玄」より)
毛利元就も良かったです。でも、この場合は「毛利元就」という人物像が世間的に固まっていなかった為、『いいねぇ』と思ってしまっただけのような。

とりあえず橋之助さんは固い性格の人物か江戸時代の人物が似合う気がします。

とりあえず、次の楽しみは年末年始の特番
①山下智久さんの白虎隊
②唐沢寿明さんの明智光秀
です。これはじっくりと見てみよう。

余談ですが、妄想キャストで個人的に大盛り上がりした大奥の映画版への情熱はすっかり冷めてしまいました・・・。及川ミッチーはイカン。映画も見ることは無さそうです。

【功名が辻・感想レビュー】土佐二十万石

2006-11-19 21:23:51 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

最終章に入ってから、石田三成の批評ばかりを行っていた琉河でしたが、気持ちを新たにして物語を拝見しようと思いきや!?

まず
「ほほう、今日のテーマは一領具足の反乱(=浦戸一揆)のお話かぁ」
と、この暗いイベントをどのようにして描くのか楽しみにしていましたが、OPのクレジットを見てその考えは吹っ飛んでしまいました。

その理由は・・・
な、なんと、渡辺哲さんのクレジットがVIP席に表示された為!
いくら役柄が一領具足の幹部とはいえ、このVIPな待遇はスゴイ!唐沢寿明北村和夫でさえこの席に座る事は出来なかったのに!
興味の無い人にはどうでもいい事かもしれませんが、クレジットマニアには格好のネタなんですよ、これ。
だってそこ席(曲調が変わって、バックが『お花畑』に変わるところ)津川雅彦江守徹板東三津五郎中村橋之助近藤正臣、そして一時は西田敏行がいた、いわば大物俳優しか座る事が出来ない豪華な席なんですよ
まさか、そこに渡辺哲が座るとは!スタッフは渡辺哲を津川、板東、中村と同列に扱っていると言えるのです!
どうせなら、徳川秀忠役の中村梅雀さんを繰上げ出演させて、穴埋めさせれば良かったのに。それか、新キャラ(天海とか、今更だけど伊達政宗)を登場させて、大物ゲストを放り込むとか。何か手段が無かったのかな~。

おっと、あまりにもマニアックな語りをしてしまったので、話を本編に。って、浦戸一揆も歴史トピックスとしてはマニアックな部類に入るんですよね。
琉河は、浦戸一揆については
「往生際の悪い長宗我部(ちょうそかべって一発変換できないからややこしい)の遺臣団が旧城に立て籠もっったものの城内で裏切りが起きて勝手に自滅した」
というトンデモ知識しか持っていませんでしたが、全く持ってその通りの展開になりました。
まさかその犠牲者に林邦史郎さんをキャスティングするとは思ってもみませんでしたが、見事な殺陣捌きを拝見する事が出来て、何よりでした。

と、ここで琉河の長宗我部氏についての私見を。
元領主、長宗我部盛親の先代、元親(関ヶ原の前年に死没)は文武両道に優れた優秀な大名でしたが、豊臣秀吉と一緒で家督問題で失敗した大名でした。現に元親は重臣・吉良某を切腹させ「七人みさき」の怪談を残すほど、家督問題で一族をグダグダにさせた人物。
その家督問題が起こった発端は元親の長男で跡継ぎでもあった信親が島津征伐で戦死してしまったこと。誰を跡継ぎにさせるかがこの長宗我部家の明暗を分けることになりましたが、結果的に元親の偏愛を受けて跡を継いだ盛親がなし崩し的に西軍に付いて「お家」を没落させたことを考えると豊臣家、ちょっと遡ると長篠で大敗した武田家と通じるものがありますね。
今回、取り扱われた浦戸一揆はそのようなドロドロ状態の中で跡を継いだ盛親への盲目的な心酔と元親の過去の栄光が忘れられない長宗我部家の狂気染みた執念がなせた業といえるわけで、要するに一豊様が貧乏くじを引いてしまったと思うのですよね。この直後に完成された格差身分「上士」「下士(≒郷士)」が出来上がるのも仕方なし。長宗我部遺臣団に力を与えてしまったら、またいつ反乱を起こすか分からないからね。それほど、長宗我部の不気味な集団は一豊様にとっては驚異的な存在だったのでしょう。

映画「死国」ではないのですが、この時期の四国(特に土佐)は何か不気味な気がする。元親の晩年の愚行もそれまでの人生を考えると「?」ですし、何と言っても盛親は元親の四男なんですよね~(という数字に縁がある)。七人ミサキ伝説といい、浦戸一揆の自滅といい、次週に取り扱われるであろう相撲大会での大事件といい、何か背筋がゾクッとする様な出来事が多いのですよね。
高知出身者の方には不快な表現が含まれていると思いますが、ご了承下さい。幕末~明治期に英雄を何人も輩出した事実は何事にも代えがたい奇跡です。ただ、戦国末期における土佐の気風が不気味だと申し上げているだけです。他意はありません

その他のエピソードの特記事項として、康豊が狙撃されていましたがストーリーの大局には影響無し。
問題は大坂城で「大奥」みたいな展開が繰り広げられていたこと。
高台院からしてみれば、跡を継いだ秀頼はあかの他人なので、秀吉薨去後の豊臣家には興味なさそうです。むしろ、淀殿の方が豊臣家存続に執着し始めた模様。これも先週の三成効果のなせる業か。
「時の流れに逆らってはなりませぬ」
という他人事の様に語る高台院が少し怖くなりました。淀殿に牛耳られてしまったとはいえ、そんな簡単に夫、秀吉が築き上げた天下を家康にくれてやってもいいと考えられるものなのでしょうか。いや~、本当に人間って不可思議なものですね~。

次週、六平太がまさかの・・・。
彼こそ、本当の「義」の武士と言えるのではないのでしょうか。
三成みたいに奇麗事の正論ばかりを述べる事が決して「義」ではない。
彼の勇姿を目に焼き付けたいと思います。
と、ここで小りんが機関銃を持って(まだまだこのネタで引っ張りますよ~。あっ、ウインドウを閉じないで下さい
そして、地味に存在していたクローン文乃の運命は?(謎)

ラスト3回(と言う事は今日がラスト四回。四国にちなんで、このタイミングで浦戸一揆か?)、エピローグに向けて物語が動き始めます。

【お願い】
今回、林邦史郎さんと渡辺哲さんが演じた役名が実在の人物と異なるのですが、これって何か理由があるのでしょうか?もし、ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂けますでしょうか。お願いします


緒形拳を倒せるのか!?セーラー服と機関銃

2006-11-19 17:30:25 | 苦情お断りの独り言

今回は、莫大な広告宣伝費を費やしたものの「のだめカンタービレ」、「14歳の母~愛するために云々~」、「コトー2」の影に隠れてしまい、惜しくもその存在感が薄くなりつつあるドラマ「セーラー服と機関銃」について一言物申したいと思います。

いろいろな意味で琉河の期待を裏切ってくれたこのドラマ。
放映前はですね、以下の3パターンの展開を予想していたのですよ。

①なんだかんだ言って目高組が全員生き残る・・・「ごくせん風味のコメディ」パターン
②堤真一だけが最終回で死ぬ・・・「初めてのキスを中年のオジサンに…」パターン
③目高組全滅、星泉が最後にマリリンモンロー・・・「映画ラストは同じですよ」パターン

で、第6話を見る限り、どうやらのパターンになりそうな展開。
ほう、それならそれでいいんですが。
問題は目高組組員が死ぬタイミングがおかしい様な気がするワケですよ。
この手のお話は、勧善懲悪的な仇討ちが達成されないと視聴者にフラストレーションがたまります。

琉河は田口浩正が死んだ次の話、つまり第5話からしか見ていないわけですが、バトルロワイヤル並に味方が死んでいく展開に危機感を覚えました。
というのも、このまま行くと味方だけが死んで敵には一矢報いる事が出来ずに物語が終了と言う仇討ちもクソもないラストになってしまいそうだからです。
第5話で山本龍二が死んでしまい(これはまだ予想の範囲内)、で何と第6話で一気に福井博章中尾明慶の2人死亡!
この第6話の展開にはさすがに驚きましたよ!
この2人は最終回で浜口組組員と相打ちになって死亡と予想していたからです。
これではハンムラビ法典が適用されない・・・。
人に負わせた傷は自分も負わなければいけないのだぞ!

話を元に戻しますが、とにかく
残る2人で浜口組&黒木刑事&三大寺を倒すことが出来るのか!?
時間的にムリそうです。
だってあの有名なセリフ
「カ・イ・カ・ン!」
はヘロイン射撃で使ってしまうはずなんです。
この星泉の一斉射撃を浜口組に向けてやるなら一気に片が付くのですが、予告を見る限りではそんなことは無さそうです。
となると堤真一が残る全員を殺さないといけない計算になってしまいますね。
いくらなんでも、それは無理でしょうに。
黒木刑事と本田博太郎までは倒せても緒形拳を倒す事は無理そうです。

ここで敵の情勢について整理してみたいと思います

三大寺一・・・緒形拳 HP50,000,000,000 MP∞
浜口昇・・・本田博太郎 HP100,000 MP20
黒木幸平・・・小市慢太郎 HP50 MP0
柴田光明・・・チョロ中野 HP3,000 MP0
森蘭丸・・・森廉 HP5,000(意外に高い) MP0

HPは役者としての経験値、MPは現場における発言力を指しています。
やはりダントツトップは緒形拳。
彼が呪文
「俺は殺される役はやりたくない」
と唱えるだけで脚本が変わります。ここは素直に緒形さんがヤラレ役を引き受けてくれるといいのですが・・・。
三大寺の役が、悪役ヤラレ役の代名詞中尾彬岸部一徳辺りの俳優さんならば、安心して最終回を見ることが出来するのですが。(但し、中尾彬の場合は死に様が派手になる

このままでは
最後に三大寺が高飛びして一人で高笑い(完)
という展開になってもおかしくない。そんな展開になったら、「緒形拳」をこれから「緒方拳」と書いてやる!
・・・いや、下手したら本田博太郎すら倒せない展開になったら、どうしてくれようか。
日本人はね、仇討ちが大好きなんですよ。
これで、
「復讐は何も産みださない」
とか抜かして浜口組ライン全員無傷というラストになったら、日本三大仇討ちを否定したドラマとして、このドラマの存在そのものを否定しようと思います。

結論・・浜口組ラインを全員やっつけろ!

追伸・・・小泉今日子の役は原田知世か薬師丸がやってくれれば面白いのになぁと思いました。

(参考)
映画版との役者比較

【映画版】
星泉・・・薬師丸ひろ子
佐久間真・・・渡瀬恒彦
真由美・・・風祭ゆき
三大寺・・・三國連太郎
浜口・・・北村和夫
黒木刑事・・・柄本明

【映画版】
星泉・・・長澤まさみ
佐久間真・・・堤真一
真由美・・・小泉今日子
三大寺・・・緒形拳
浜口・・・本田博太郎
黒木刑事・・・小市慢太郎(←この人、誰?)

三國さん、北村さんをスライドさせる事は無理だとしても(寿命が・・・、見ているこちらがヒヤヒヤ)、柄本さんはぜひともスライドして欲しかったですね。


【功名が辻・感想レビュー】三成死すとも

2006-11-12 21:44:02 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

昔アラブの偉いお坊さんが・・・
失礼しました。
昔ドイツの偉い軍人さんが、関ヶ原の合戦の布陣を見せられ
「この戦いは西軍が勝って当然!」
と言いました。その軍人の名はメッケル。
明治期に日本兵制の近代化に貢献した軍人さん。
その彼の頭脳を持ってしても西軍の負けを予想出来なかったぐらい、三成は大将としての器・統率力を哀しいほど持ち合わせていませんでした。持っていたのは、マイノリティにしか理解されない己の美学のみ。

そして今回、三成が自害しなかった理由が明かされるかと思いきや・・・
「豊臣家を何卒お守り下さい、と淀様にお伝え下され」
と一豊に語ったのみ。

それだけですか。
大坂の陣の伏線を作る為だけに三成は自害せずに敵の縄目にかかったと言いたいのですか。
結果、淀殿が家康への怨念をたぎらせる事になります。三成の豊臣への忠誠はかなり捻じ曲がった形で淀殿に引き継がれる事になりました。
三成はドラマの中では特に言葉を残すことなく退場。
干し柿のエピソードも無意味に登場していました。とりあえず「やってみた」だけですね。
ただ、良かったと感じたのは家康と三成の対面シーンは異様な迫力のみ。でも、このシーンは役者さんの演技あってのものですよね。

与次郎伝説が出てきたのは意外でした。これでは、まるで三成がとても庶民思いの良い領主に見えてしまうではないですか!ってこれは当然の話で。何と言っても正義のヒーロー(自称)三成の領地ですから。限りなく正しく生きてきた男が良政を敷かないワケがないのですよ。
三成は自分の正しさを信じて疑わなかった男。その正しさを証明する為に「良い領主であらねばならない」という彼の長所といえる信念が実ったエピソードでしょう。逆に短所はその信念を上から見た態度で他人に強要し過ぎたこと。
「ねばならない」「ねばならない」「ねばならない」・・・
この信念が人生最期に実るとは何とも皮肉なエピソードとも言えない事も無いような・・・。
と、ここまで捻くれた感想を書くのもアレなので話題を大坂城へ。

一豊は三成の遺言を伝える為、大坂城へ登城。三成と通じ合っていた淀殿にとっては家康に加担した一豊は敵の一人。当然の如く、顔も見たくありません。
おぉ、ここで再登場しました。「一つ人より力持ち」の侍女!
まだいたのか~。段丈てつをさん。いつの間にか出番が無くなっていた山本梓さんとの待遇の違いは一体!?
彼女の放った一言
「逢いとうない!」
随分、迫力のある台詞でした。

エピソードの面で言えば、黒田長政が自分の羽織を三成に着せ掛けるシーン。
何と、主役の特権で山内一豊が行った事になっていました!
そこまで無意味な捏造を行うのならば、いっその事三成に
夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない
と無意味に言わせれば面白い事になったのに。

論功により、一豊様は遂に土佐二十万石余の領主へ!
遂に一豊様と千代様の功名が実りました!
「千代のおかげで得る事ができた功名だよ
と語る一豊様。慢心することなく、『妻のおかげ』と素直に言う事の出来る性格に好感触です。確かに能力は千代の方が上ですが、「妻の役目は世継ぎを産むことのみ」という感覚が当然のような時代に軍師みたいに助言と言うか、アレコレ口出しをしてくる千代の性格を受け止めることが出来た一豊様に「グッジョブ」と言ってあげたいです。当然、夫を良い道へ導いた千代の知性にも「グッジョブ」と言ってあげたいです。
これで、めでたし、めでたし~。
-完-

と行かないのが人生の辛いところ。
土佐一国の報奨は徳川家康が一豊に与えた試練だったわけです。

次回、見知らぬ土地土佐へ向かう山内一族。
彼らが待ち受けていたのは新たな領主への歓迎ではなく・・・。
そろそろ、小りんがセーラー服を着てアノ伝説の浜で機関銃をぶっ放す時期になってきましたか・・・(泣)
注)小りんは出てきません。念のため。


宮下直樹「センゴク」をキャスティング!第五章

2006-11-11 19:45:39 | 歴史ドラマ妄想キャスト
 現在、週刊ヤングマガジンにて大人気絶賛連載中の「センゴク」の最新刊11巻が発売されました。そろそろヤングマガジンの屋台骨を刺さる存在となりつつあるこの漫画!(まだ気が早いか!?)
早速、追加の妄想キャスティングを垂れ流したいと思います。

この物語、題名通り戦国時代を取り扱った漫画ですが、主人公が仙石(せんごく)秀久という本当に題名通りの漫画なのです。仙石秀久・・・、マニアックな武将を主人公にした漫画、それ故、史実とは違うエピソードを挿入しても誰にも気付かれない!しかし、その架空エピソードが物語性を高める上では成功しているので、戦国時代に詳しくない人でも純粋に楽しめるのではないかと思います。
そして戦国時代にも詳しい人も原作者のあくなき探究心が、この物語に詰め込まれているので、飢えた知識を堪能する上ではこの上ない漫画だと思います。

実際のサムライがいかにして戦い抜いたのか!?
興味のある方はご覧ください。

《キャスト》

仙石権兵衛秀久(1552~1614)・・・藤原竜也
お蝶・・・井上真央

《織田勢力・仙石側》
(織田家)
織田信長(1534~1582)・・・加藤雅也
明智光秀(1528~1582)・・・豊川悦司
柴田勝家(1521~1583)・・・藤竜也
お市の方(1546~1583)・・・伊藤美咲
堀秀政(1553~1590)・・・成宮寛貴
織田信忠(1557~1582)・・・小栗旬
丹羽長秀(1535~1585)・・・鶴見辰吾
佐久間信盛(1528~1581)・・・斉藤洋介
可児才蔵(1554~1613)・・・金子賢
前田利家(1538~1599)・・・HYDE(セリフなし)
佐々成政(1536~1588)・・・武藤敬司
蜂屋頼隆(1534~1589)・・・遠藤憲一
中川清秀(1542~1583)・・・荒川良々
坂井政尚(?~1570)・・・勝野洋
坂井久蔵(1555~1570)・・・小池徹平
平手汎秀(?~1572)・・・苅谷俊介
佐久間盛政(1554~1583)・・・須藤公一
細川藤孝(1534~1610)・・・金子修介
荒木村重(1535~1586)・・・平田満
織田忠寛(?~1576)・・・酒井敏也

(羽柴家)
羽柴秀吉(1536~1598)・・・陣内孝則
羽柴秀長(1541~1591)・・・杉本哲太
寧々(北政所)(1548~1624)・・・奥菜恵
竹中半兵衛(1544~1579)・・・谷原章介
蜂須賀小六(1526~1586)・・・六平直政

(徳川家)
徳川家康(1542~1616)・・・佐藤浩市
本多忠勝(1548~1610)・・・竹内力
榊原康政(1548~1606)・・・三宅弘城
酒井忠次(1527~1596)・・・森田順平
石川数正(?~1592)・・・橋爪淳

《反織田勢力》
(斉藤家)

斉藤龍興(1548~1573)・・・柏原崇
富田勢源(1524?~?)・・・津川雅彦
お鹿・・・松下奈緒
お猪・・・青木さやか

(浅井家)

浅井長政(1545~1573)・・・北村一輝
山崎新平(1541~1570)・・・阿部寛
浅井久政(1526~1573)・・・山本圭
磯野員昌(?~1578)・・・松重豊
堀秀村(?~?)・・・伊藤敦史
樋口直房(?~1574)・・・神山繁
阿閉貞征(1528~1582)・・・平泉成
藤堂高虎(1556~1630)・・・高田延彦

(朝倉家)
朝倉義景(1533~1573)・・・松尾スズキ
朝倉景健(?~1575)・・・皆川猿時(港カヲル)
鳥居景近(?~1573)・・・塚本高史
朝倉景鏡(?~1574)・・・モロ師岡
伊勢景茂(?~1573)・・・出光秀一郎
山崎吉家(?~1573)・・・上條恒彦
高徳院(?~1573)・・・岩下志麻(特別出演)

(本願寺衆)

本願寺顕如(1543~1592)・・・田辺誠一
下間頼廉(1537~1626)・・・山口祐一郎
如春尼(?~?)・・・西田尚美

(武田家)
武田信玄(1521~1573)・・・北大路欣也
馬場信春(1514~1575)・・・近藤正臣
山県昌景(1529~1575)・・・岩城滉一
高坂昌信(1527~1578)・・・榎木孝明
秋山信友(1531~1575)・・・萩原流行
小山田信茂(1539~1582)・・・津田寛治
内藤昌豊(1524~1575)・・・本田博太郎
武田勝頼(1546~1582)・・・萩原聖人
真田昌幸(1547~1611)・・・真木蔵人
お艶の方(?~1575)・・・常盤貴子

(その他)
細川昭元(1548~1592)・・・篠井英介
比叡山延暦寺座主(?~1573)・・・佐藤慶
足利義昭(1537~1597)・・・岸部シロー


この巻では「武田信玄の死」~「朝倉義景の出陣」までを描いています。11巻の表紙を飾ったのは、第一巻から登場し幾度も織田信長を滅ぼさんと智謀を巡らせる野望の男・斉藤龍興でした。
「センゴク」における斉藤龍興という人物の描き方が面白いです。史実では斉藤家を自滅に追いやり、朝倉家に落ち延びるも一乗谷の合戦で巻き添えを食って自害した、というイメージが強いのですが、この漫画では斉藤家を滅ぼすものの、各地を放浪し巧妙に信長包囲網を築いていく謀将として描かれています。この武将をこの位置付けに設定した原作者の発想に拍手です
実質、11巻からは「一乗谷炎上編」と謳っているので、この人選には納得です。12巻では一乗谷合戦の主役といえる朝倉義景か鳥居景近が表紙を飾ることでしょう。

後、琉河がこの漫画を読んでいて思わず慄いたのは、藤堂高虎!高田延彦さんをキャスティングしましたが、これはこの漫画においては決してミスキャストではないのです!人物紹介では「約190cmの巨漢」とされており、事実その通りのキャラとして描かれています。主君を幾度となく変え、人を見る目、先見性においては右に出るものがいない程の知将という印象が強いこの武将でしたが、この漫画では見事なまでの体育会系として描かれているのには驚きました。

残念だったのは、室町幕府滅亡がたった1ページの説明のみで済まされてしまった事!槇島城における将軍義昭が描かれることを予想して岸部シローさんをキャスティングしましたが、ほとんど出番はありませんでした。合掌・・・。

太字の人物は単行本で表紙を飾ったことのあるキャラクターです。
「センゴク」は単行本が発売される度に、更新していきます。


【功名が辻・感想レビュー】関ヶ原

2006-11-05 21:36:04 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

世の中の老若男女、必ず知っている歴史イベント。
それが「関ヶ原の戦い」。

今夜、いよいよ開戦!
琉河はこのドラマ最大の歴史イベントだと思っていたので、どんな仕様に仕上がるのかこの日を楽しみにしていたわけですよ。合戦シーンは、多少予算をオーバーしても「葵~徳川三代~を超えて欲しいなあと思っていたわけで。

まずは思わせぶりなOP。
いいぞ、いいぞ~!で、このオッサン誰ですか?
何故か、一豊様の写真パネルがど真ん中に。この人合戦で何か功績を挙げましたっけ?これも主役の特権。家康と三成に挟まれる一豊の写真に何か後光が差している様な。これだけを見ると山内一豊という武将が家康と三成に負けず劣らずの武将に見えますね。
そしてまた毛利家か。そんなに毛利家を前面に出すならもう少し、ギャラの高そうな役者さんを起用して欲しかったです。(いっそのこと小早川秀秋役をロンブー田村亮にした方が良かったような。小早川秀秋の人生って、半分ギャグで出来てますし)

まずは一豊様が関ヶ原へ出兵。さて、いよいよ合戦シーンか!?と思いきや。
また出てきたよ、講釈のオッサン。お前は「八代将軍吉宗」の江守徹か!
こんな講釈シーンを入れずに、純粋に物語だけで話を進めて欲しかったです。
で、いよいよ始まった合戦シーン。福島正則の兜に鉄砲が当たり、兵と兵が激突するシーン。これぞ、関ヶ原の醍醐味。血肉湧き踊るシーンだよ!
と思ったら、また一豊様のシーン。だからこの人は毛利監視の為に動けないだろうが。いやいやいや、ヤキモキさせますね。たまらんわ、この緊迫感。決戦が始まるものの、福島正則隊と黒田長政隊は合戦で苦戦。(余談ですが黒田長政役の人は若い頃の陣内孝則さんにそっくりだと思いました)
吉川広家の内応が疑いなしと信じた一豊は家康に加勢を嘆願。願いは聞き入れられ、いざ合戦へ。
毛利が動けなかったのは徳川方の勝利を予想したモロ師岡が毛利隊の先頭で悠々とロケ弁を食っていたから(笑)。それにつっかえて20,000に近い毛利勢と名束正家は西軍に加勢できず。ハイ、残念。
島津は先週、石田三成の自己陶酔ぶりの正義感に辟易して、今度はやり返しに自論を持ち出して三成の要請には応えず。三成方に付いた理由があいまいだっただけに(本当は家康方に付くはずだったけど、徳川方の伏見城の入場を拒否され、やむなく西軍に付いたと言う経緯がある)三成に対する義理も薄かったのでしょうね。

そして正午過ぎ。何故か、小早川秀秋の陣に現れる六平太。まさかとは思っていましたが、黒田長政らの功績を六平太一人が持っていってしまいました~
おいしいシーンばかり持っていきますね、六平太!
そうか、そうきたか。でも一豊を庇って戦死なんてありきたりなストーリーになるよりはマシかと思いました。切羽詰った、小早川は大谷勢に突撃!でました、関ヶ原名物「NANA2」現象(※1)
というわけで、小早川の坊ちゃんも徳川に寝返り、関ヶ原の戦いはわずか半日で決着がつきました。
そして、いつの間にか、ストーリーに置いてきぼりにされた一豊様。彼がこの合戦で果たした功績は琉河には分かりません。何か、手柄でも挙げたのでしょうか。

午後になり、一気に総崩れとなった三成方は敗走。三成は一人、まるでしじんのみたいな山中をさまようことに。フクさんとシュウさんがどこかで見張ってそうな不気味な山中。佐和山城も落城し、行き場所を無くした三成に出来る事はたった一つ!
そうです!家康方に付いた武将に一言物申す事
自害もせずに生き恥を晒してまで伝えたかった事とは、何か。

というわけで琉河が予想してみます。
・お湯が欲しいって言ったのになんで干し柿を持ってくるんだよ!腹いせにウンチク
・本多正純とのやり取りで源頼朝の敗走シーンと自分を重ねてしまう
・「上様」ではない(家康の家臣にとっては上様と呼ばざるを得ないだろう・・・)家康の羽織は着れぬと言ってナルシス的な美学を振りかざし周囲を唖然とさせるが、家康が上手くフォローする
でも小早川秀秋を裏切るように説得した張本人、いわば西軍敗北の原因を作った「義」に反する男である黒田長政の羽織は着るという矛盾さ

ざっと、こんなものでしょうか。
他に三成にまつわるエピソードってありましたっけ。それにしても、三成ファンの反感を買いそうですね、このな予想。
でも考えてみれば、逃げずに敢えて捕縛で恥目を受けるという手段を取った三成にはどうしても諸侯に伝えたい己の美学があったのでしょうね。洞窟で正座しているシーンが何とも。
「なぜ義が負けるのだ!」
と叫んでいた三成。皆が皆、三成と同じ方向を見つめているとは限らないという事実に気づけなかった三成。人の価値観なんて十人十色。秀吉が生前、三成に
独りよがりな奇麗事だけを言っていても世の中は定まらぬ。奇麗事を言うにはそれを実現させるだけの力が必要である。奇麗事を実現させる事が出来なければ、ただの理想論になってしまう。奇麗事を実現する事が出来ないのならば、他人を理解する事から始めよう
と口がすっぱくなるほど言っていれば、三成は勝てたのかもしれません。
元々、家康の方が違法性が高いわけだし。
おそらく、琉河はこの人の考えを一生理解する事は出来ないと思いますが、このように最期まで己の美学を貫き通す生き方もあったのだということは頭の片隅で残っていると思います。

原作での関ヶ原の戦いシーンってどの程度だったのでしょうか。琉河は、正直もっとショボイ合戦シーンを予想していました。それこそ「利家とまつ」並みのショボさを予想していたのですよ。今回ばかりは良い意味で期待を裏切ってくれました
どのくらいの満足度かと言うとあの某ノート映画の結末と同じくらい良い裏切り方でした。話が逸れてしまいましたが、まずまず満足の関ヶ原の戦い。何なら前編・後編で分けてじっくりと描いてもらっても良かったぐらいですよ(笑)

来週のタイトル。「三成死すとも」って・・・。その後に「自由は死せず」とか続くんじゃなかろうね・・・。



※1「NANA2」現象…「NANA」の続編製作が決定した途端に、主要人物の宮崎あおい、松田龍平、松山ケンイチが次々と降板。松田龍平はともかく、宮崎あおい、松山ケンイチは「NANA」のおかげで知名度がアップし、この作品から沢山の恩恵を授かっていたはずなので、製作陣からみれば裏切られた気持ちであっただろうと推察される。中島美嘉さんも宮崎さんの降板を聞いて「NANA2」の大ゴケを予感したという。余談だが、彼女が本当に降板して欲しかったのは宮崎さんではなく「ド新人のクセに」いきなり大ヒットを飛ばした伊藤由奈さんではなかったか。


面白きこともなき世は仕方なく、愚痴をこぼして知るかボケ~

2006-11-04 02:01:56 | 苦情お断りの独り言

今日は祭日で会社は休みなんだけど休日出勤ですわ。
今まで仕事に追われていたもので、書類が散乱しまくっていたもので書類等の整理の為に、会社に行ったわけさ。
それでついでに後輩の仕事内容もチェックして、やり直しのところにフセンを付けて「ここやり直してね~」って月曜日にさっと渡すわけさ。

真面目に仕事したんで予定よりも早く2時半に終わったけど、
この空しさは何だと思ったわけですよ。
確かに休日出勤で電話の対応に追われる事も無く
自分のペースで仕事が出来て、しかもはかどって言う事ナッシング!
しかも今日、先取りして仕事をした分、月曜日はサボれるわけよ。
でも帰り道、何だか空しくなってきたワケですよ。
そのうちに飲み会があるんだけど、そこでも何かと気を遣うので面倒だ。
正直、面倒なので行きたくないですわ。考えていたら余計に空しくなりましたよ。
今更、何の親睦を深めようと言うのだ、このタワケ。幹事に聞いてみたら、定期的にやりたいそうだ。で、幹事は当番制にするそうな。死ね~。タワケ~。
飲みたいなら自宅で飲め~!幹事なんて面倒なことを何でしなきゃならんのじゃ~。
琉河に回ってきたら、さすがに断るよ。
で、やりたくもない事項が積もってがストレスになるわけですよ。
なので、ストレス発散にブックオフに行って5000円ぐらい漫画をドカ買いしてきました。

家に着いたら、相方が家に「NANA」と「SHINOBI」のDVDを持って来るとの連絡あり。レンタルしたついでに自宅まで帰るのが面倒なので私の家で見てそのまま返しに行くらしい。ボケ~、近くにレンタル屋はないのか~。
とりあえず、「NANA」を見たことが無い相方の為にそれを見たのよ。
琉河は上映にも足を運んだし、DVDでも借りてみたことがあるので今回は漫画の原作と比較しながら鑑賞。
で、思ったのは奈々(ハチの方)の仕事に対する姿勢に凄く共感が持てた事
仕事なんて嫌いですわ。したくないですわ。
ハチが出版社で勤めている時のモノローグや心情が理解できるんですわ
サボりたいよね~。でもサボると
サボる→叱られる→叱られたくない→辞める→金が無い
というチャートが出来ますよね。
なので、叱られたくないから、仕方なく働いていたら、そのうち昇給し始めた。
辞めて次を探す労力も無ければ、結婚して他人と暮らすガマンもしたくない。
とりあえず金の為に働く日々ですわ。
あまりにもハチに共感できて(あくまで仕事に対する姿勢だけ)、余韻に浸りすぎて「SHINOBI」は見る気がなくなったので、相方にリビングで見させて琉河は見ませんでした。自部屋で引き篭もって、ブログ更新とネットサーフィン。そして購入した漫画のチェック。
というか、状況を察して帰れ。このボケ~。首をはねるぞ、ブタ~。市中引き回しの上打ち首獄門にするぞ、ブタクソ~。

というわけで、ようやっと一人になれたので寝ます。
働きマンなんて漫画は絶対見ない。仕事が生き甲斐なんて理解できん。


太閤記 ~見てないけどムリヤリ感想レビュー~

2006-11-03 23:31:20 | 歴史ドラマレビュー

遂に始まりましたね、中村橋之助さんの太閤記!
琉河は仕事の都合上で見ることが叶いませんでした。とても残念です。
というより10月31日に始まることをすっかり忘れていました。
なので録画すらしていません。とても残念です。無念!
・・・でも実はそんなに興味が無かったりもしています。
なんといってもやりつくした感のあるネタですからね~。
しかし、「歴史ドラマの感想をなるべく書く」というのがこのブログの主旨。
その使命を貫徹する為にも、無理やりレビューを書きたいと思います。

今回は桶狭間の戦いがメインだったらしいですね。
見たかったなぁ~六平さんの今川義元!
公式HPを見るだけでその魅力が満点です。

ところで今回、明智光秀は登場したのでしょうか?
光秀役の風間トオルさん。
琉河の中では「あの人は今」状態になっていた風間トオルさん。
私はトレンディ俳優(死語か?)としての彼の全盛期を知っているだけに、今回の抜擢は妙に嬉しいものがあります。

足利義昭役の京本政樹さんも何気に気になる存在。いつも鬘の横髪を前にたらしている京本さん。今回も髪が前に垂れていました。何かこだわりでもあるのでしょうか?大河ドラマで三谷幸喜さんが演じたコミカルな演技の印象が強すぎて、あまりその方面では期待できない足利義昭ですが、京本さんがどんなミラクルな刀捌き&ナルシスト演技を披露してくれるのか今から楽しみです。

不思議なのが、柄本明さん。しかも役は架空の人物。「功名が辻」がまだ終わってもいないのに、何故こんな視聴者を惑わせるような配役を思いつくんだ?中村橋之助さんと柄本明さんのコラボ。否応にも「功名が辻」が連想されてしまいます。(もしかしてそれが狙いか!?)。どちらが秀吉かわからなくなるではありませんか!

というわけで、このテのズンドコ歴史ドラマに史実との違いを検証するのは野暮というものなので、思いっきりハッチャケて欲しいです。
何なら最終回は光秀と秀吉の一騎打ちでもいいよん!
ということで次回に期待。
視聴はまだいいとしてビデオで録画をすることすら忘れそうですが、何とか次回は見逃さずに拝見させていただこうと思います。
では、また。