必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【功名が辻・感想レビュー】命懸けの功名

2006-02-26 21:08:23 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

金ヶ崎城の戦いがメインであった今回のお話。
姉川の戦いが今回のメインイベントだと思っていた琉河の完全なフライング。

この金ヶ崎の無名な戦い(姉川合戦の前哨戦?)で山内一豊は初めて敵武将の首を挙げ手柄を立てるわけですが、ラストの浅井長政裏切りイベントのインパクトが強すぎてあまり印象に残りませんでした。ん、待てよ、メインイベントは来週の金ヶ崎撤退戦イベントだ!今回はそのプロローグだと思っていたら、来週のタイトルが
はじめての浮気」・・・。
ナンダソレ!がっかりです。勝手に長澤まさみさんと浮気してください。
これならヤングマガジンで連載中のセンゴクという漫画の方が1000倍マシです。何故、金ヶ崎撤退戦を念入りに描かないのですか?戦争の緊迫感、ハラハラドキドキ感を視聴者に伝えようとはしないのですか?

確かに頬に矢を受けても尚、戦うシーンは見物がありましたよ。浜崎あゆみさんの「Startin’」(鬼武者の主題歌)がBGMとして頭の中に流れて来たのは確かです!しかしそのBGMもサビまではいきませんでした。いかんせん肝心の合戦シーンがあっという間に終わってしまった上に迫力が全く無かったからです。せめて、山内一豊をラストサムライ渡辺謙が演じていれば・・・(全く似合いませんが)


今回感動したのは、前回の感想で琉河が嘆いた存在空気四天王(柴田、丹羽、林、佐久間)にようやくまともなセリフが与えられた事!柴田勝家以外は、いつの間にかフェイドアウトという可能性も考えられたので誠にめでたい限りです。
徳川家康が登場しました。今回の家康像は思慮深い実直なイメージなんですかね。

とりあえず浮気はどうでもいいから、
早く「比叡山焼き討ち」とか「三方が原の戦い」をやれ。


【功名が辻・感想レビュー】妻の覚悟

2006-02-19 20:45:27 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

第7話にして「お涙頂戴脚本」を書くとは、あざといナリよ、大石様!
死ぬ為の役柄としてわざわざ出演させた“母”子役を使ったあざとい演出、泣けとばかりのこの展開!
「で、あるか」
としか言えませんでした。

歴史の動きとしては、信長がいつの間にか小谷城に入城し、浅井長政の忠誠を試しました。朝倉義景がこの物語では登場しないようなので、どうして浅井親子が対立をしているのか解かる人にしか分からない仕様となっていました。
そして例の如く、ナレーションで上洛戦を済ませてしまいました。おかげで、柴田勝家役の勝野洋さんの出番はありませんでした。しかし、毎回出てくる織田家臣の4人(柴田、丹羽、林、佐久間)の存在は何なのでしょうか?しかも何気に中堅俳優を起用しています。セリフも無いのに毎回背景と化している勝野洋さんや名高達男さん達。人件費の無駄遣いは止めましょう!

そして秋葉原のメイド喫茶の入り口付近でウロウロしていそうな足利義昭
三谷さんの挙動不審な演技がサマになっていました。
信長が堺と大津に代官を置く意図(商業の収入は全て信長の手許へ。名よりも実を取った)など全く理解していない将軍様。もっと出番を!
それから山内一豊。正月の雪の降る中の出陣はお疲れ様でしたが、ホームドラマをやっているうちに将軍様が三好一党に殺されたらどうするつもりだ!?

来週は「姉川の戦い」ですか。家康も登場します。来週は面白くなりそうです。


【功名が辻・感想レビュー】山内家旗揚げ

2006-02-12 20:44:37 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》

遂に足利義昭役の三谷幸喜さんが登場!
メガネを取った三谷さんが太った伊藤淳史さんに見えたのは琉河だけでしょうか?
ついでに浅井長政(榎木さん)、浅井久政(山本圭さん)、細川藤孝(近藤正臣さん)と「信長天下布武編」に欠かせない人物が次々と登場。光秀と帰蝶のやり取りは国盗り物語そのままでびっくりしました。これならまだ「明智病」イベントの方が良かったです。

なにやら、千代を「カリスマ主婦」と持ち上げていましたが、そんなことはぶっちゃけどうでもいいです。 但し、千代紙が山内一豊の妻を起源とする説はあります。賢い妻として名高いのは確かです。その賢明さを北条政子と違い、あくまで夫のお家再興に捧げたところが千代を「内助の功」の代名詞とたらしめた所以のでしょう。

でもやっぱり戦国モノはホームコメディよりも、陰謀と戦ですよ!!!これこそ、戦国ロマン! ホームコメディがやりたいのなら、江戸時代モノか平安時代モノでもおやりなさい!

原作では、ここら辺りから始まるようですね。
ということは、次回からは原作どおりの展開になるのでしょうか?
それにしては、特別出演の方が多いなあ・・・
前半にギャラを使いすぎて、後半の役者が超軽量級となってしまった
「葵徳川三代」の二の舞にならなければいいのですが・・・


【功名が辻・感想レビュー】新妻の誓い

2006-02-11 15:09:34 | 大河ドラマレビュー《功名が辻》
戦国最強ホームドラマが炸裂した回でした。

それにしても今回は、オープニングの曲調と出演者のクレジットの表示の仕方が
噛み合わない回でした。琉河的には中村夫妻は連名で宜しいかと思います。
これから、この山内家、堀尾家、中村家のどうでもいいドラマらしきものが始まるのかと思うと先が思いやられます。どう考えても「利家とまつ」と被ってしまうからです。
そして何よりも、この3組のドラマでは展開が進みません。
でも千代の着物のエピソードには感心しました。つぎはぎで見事な着物を仕立て上げました。現代にも通じる見事な機転です!さすがは「内助の功」の代名詞!その片鱗を垣間見る事が出来ました。

物語の方では、信長が「天下布武」を発令し、信長の天下取り作戦が始まりました。
まずは近江(滋賀県)の浅井家への調略!まずは一豊がスパイとして近江へ向かいましたが、結局お市の方が浅井長政へ嫁ぐ事が決定しました。結局、役に立たない山内一豊。彼の出世はまだまだ遠くなりそうです。お市と千代の面会エピソードも、まあ許容範囲でしょう。でないと、仲間さんの出番が極端に少なくなってしまうからです。

柄本さんの演技は相変わらず最高です。(実年齢の事と置いといて)お市の方の婚儀が決定した後の自宅で思いつめている、あのアホ面は志村けん直伝でしょうか?

戦国自衛隊・後編感想 「菩薩になった深見萌」

2006-02-08 16:00:29 | 歴史ドラマレビュー

「戦国自衛隊」の後編、凄まじい展開!
まず、嶋村さんの謀反!石田三成呆気ない死にっぷり!
竹中直人さん、重要そうに見えて全く物語に絡んでこないどうでもいい役柄、グッジョブでした!

では、ここで琉河が把握している範囲での自衛隊勢力図を(前編終了時)。

伊庭小隊
反町隆史  :伊庭明義 二等陸尉
池内博之  :加納守 一等陸曹
海東健   :山瀬光雄 二等陸曹
中村俊介  :梶本恵一 二等陸曹(偵察陸曹)
佐藤江梨子:深見萌 三等陸曹(救護陸曹)
鈴木信二  :桧山謙吾 三等陸尉(副操縦士)、負傷
林泰文   :香田康之 三等陸曹
富田翔   :清水徹 三等陸曹(偵察陸曹)
軽装甲機動車、オートバイ2台

嶋村小隊
渡部篤郎   :嶋村拓也 二等陸尉
ぼんちおさむ:稲垣武司 陸曹長(戦車長)
草野康太  :林道隆 一等陸曹
辺見えみり :直井瑤子 二等陸曹
布施博    :宮下真一 三等陸曹
川岡大次郎 :浮田秀夫 三等陸曹
佐伯新    :江川豊彦 二等陸尉(機長)
吉岡毅志  :川越稔 二等陸曹(整備員)
74式戦車、96式装甲車、ヘリ、トラック、高機動車2台

死亡
安居剣一郎:松村孝之 二等陸曹
半田健人  :黒木昌哉 三等陸曹
長谷川朝晴:武藤耕司 三等陸曹


このメンバーのうち、本当の勝ち組は宮下真一と深見萌だけ。宮下は自ら、この時代の農民として生きる事を選び、深見は無事?に現代に還る事が出来ました。ニアピン賞は伊庭明義。あと数秒、生き残っていれば・・・
加納守を演じる池内博之さんも惜しかったです。最期のシーンを見て、「偶然にも最悪な少年」を連想してしまったのは私だけでしょうか?(いや、まだ死んでないから・・)
最大の負け組は油の池に戦車を突っ込んで炎上してしまった2名の犠牲者。後は、くのいちにしてやられてしまったヘリコプターの方々3名。いろいろな意味で可哀想な一生でしたね

そして小早川秀秋。史実通りに高台院にべったりでした。そして、庭先でニヤニヤ笑っている津川家康。このシーンだけ何気にハマッってました。そのまま大河ドラマで使えそうなシーンです。
秀秋の裏切りにおりん(少女)の死を利用するとは、どこまでも小早川秀秋を美化しようとするこのドラマ小早川秀秋は徳川方の銃声に驚いて思わず大谷軍へ突撃してしまったのではないですか?現に、大谷吉継は彼の裏切りを予測していたのですから。あ、でもあのヘタレ大谷(大阪城の軍議で覆面だった武将)では無理か・・・。

それにしても情けない西軍。どこの馬の骨かわからない自衛隊一人にうろたえる(島左近含む)大名連中。そりゃ負けますよ。島左近でさえ辺見えみりさんに銃殺されてますから。松方弘樹さん、仕事は選びましょう
で、もってもっと情けない自衛隊。いとも簡単に「くのいち」に戦車を破壊されています。あんな警備では現代でも通用しないでしょう。


≪感想総括≫
津川雅彦と長門裕之、さすがは実の兄弟。顔がそっくりです。
しかもどちらも悪役が似合う顔つきでした。これからもこの兄弟共演を楽しみにしています。

≪疑問点≫
佐藤江梨子をあのまま現代で放置しておいていいのでしょうか?
小早川秀秋を殺す理由が不明。放っておいても、2年後に死ぬのに・・・

というわけで大変面白いドラマでしたとさ!


「決戦!関ヶ原・徳川秀忠という生き方」をキャスティング!

2006-02-07 22:41:13 | 歴史ドラマ妄想キャスト

今回は、戦国自衛隊の影響も受けまして、「決戦!関ヶ原・徳川秀忠という生き方」という、オリジナル歴史ドラマの妄想キャスティングを垂れ流したいと思います。

主役は徳川秀忠。家康でもなく三成でもなく、秀忠から見た関ヶ原の戦いがメインです。勿論、主戦となる関ヶ原の戦いは二次元中継ぐらいで展開していきます。
物語の始まりは秀忠とお江与の華燭の典から。つまり、豊臣政権下での徳川家からスタートします。そして、秀吉死後の関ヶ原の戦いを経て、石田三成の処刑、東軍への論功褒賞までが物語となります。

青文字が東軍の武将緑色の文字が西軍の武将紫色の文字は西軍から東軍へ寝返った武将です。カッコ内の数字は「関ヶ原」へ出陣をした大名の兵数です。それ以外は関ヶ原以外の各地で戦っていた武将の拠城や所属隊です。

≪主役≫
徳川秀忠  (38,000): 藤原竜也  ※家康三男
お江与  (秀忠妻)  : 柴咲コウ  ※淀殿の妹

≪五大老≫
徳川家康 (30,000・東軍総大将) : 津川雅彦
毛利輝元  (
大阪城・西軍総大将)  : 長塚京三
上杉景勝  (会津若松城)  : 役所広司

宇喜多秀家 (17,000) : 玉山鉄二
前田利家  (戦時は死没)  : 伊東四朗
前田利長  (金沢城)  : 鶴見辰吾  ※利家死後に継承

≪五奉行≫
石田三成 (4,000) : 中井貴一
長束正家 (1,500) : 川野太郎
浅野長政  (戦時は謹慎)  : 伊武雅刀  ※後にあずみによって暗殺?
前田玄以  (中立)  : 柄本明
増田長盛  (中立?)  : 石橋蓮司

≪東軍≫
黒田長政 (5,400) : 田辺誠一
後藤又兵衛  (黒田隊)  : 船越英一郎
細川忠興 (5,000) : 谷原章介
細川ガラシャ  (忠興妻)  : 稲森いずみ
加藤嘉明 (3,000) : 大沢たかお
筒井定次 (2,900) : 高橋和也
田中吉政 (3,000) : 矢島健一
福島正則 (6,000) : 竹内力
藤堂高虎 (2,500) : 阿部寛
京極高知 (3,000) : 吉岡秀隆
古田重勝 (1,200) : 池内万作
織田有楽斎 (450) : 村上龍
金森長近 (1,100) : 大出俊
松平忠吉 (3,000) : 塚本高史  ※家康四男
寺沢広高 (2,400) : 六角精児
本多忠勝 (500) : 内藤剛志
生駒一正 (1,800) : 平泉成
井伊直政 (3,600) : 仲村トオル
有馬豊氏 (900) : 荒川良々
山内一豊 (2,000) : 石田純一
浅野幸長 (6,500) : 金子昇
池田輝政 (4,600) : 香川照之
      *
青山忠成  (家康隊)  : 寺脇康文
本多正純  (家康隊)  : 北村一輝
阿部正次  (家康隊)  : 石黒賢
門奈助左衛門  (家康小姓)  :小池徹平
阿茶の方  (家康側室)  :若村麻由美
お梶の方  (家康側室)  :優香
      *
榊原康政  (秀忠隊)  : 嶋田 久作
真田信幸  (秀忠隊)  : 宮藤官九郎
大久保忠隣  (秀忠隊)  : 角野卓三
土井利勝  (秀忠隊)  : 妻武木聡
柳生宗矩  (秀忠隊)  : 柏原崇
本多正信  (秀忠隊)  : 中村嘉葎雄
      *
加藤清正  (熊本城)  : 本木雅弘
結城秀康  (宇都宮)  : 伊勢谷友介  ※家康次男
京極高次  (大津城)  : 保坂直希
京極竜子  (高次妹・秀吉側室)  : 本上まなみ  
お初の方 (高次妻)  :  伊藤美咲  ※淀殿の妹
鳥居元忠  (伏見城)  : 笹野高史
細川幽斎  (田辺城)  : 近藤正臣
最上義光  (山形城)  : 蟹江敬三
伊達政宗  (最上援軍?)  : HYDE
黒田如水  (九州蹂躙)  : 平幹二郎
芳春院  (利家妻)  : かたせ梨乃

≪西軍≫
島左近 (1,000) : 松平健
蒲生郷舎 (1,000) : 奥田瑛二
石田正継  (三成父)  : 北村和夫
石田正澄  (三成兄)  : 榎木孝明
島津義弘 (750) : 夏八木勲
島津豊久 (750) : 賀集利樹
小西行長 (4,000) : 京本政樹
明石全登  (宇喜多隊)  : 大槻ケンヂ
宮本武蔵  (宇喜多隊?)  : 押尾学
大谷吉継 (600) : 細川俊之
大谷吉勝 (3,500) : 半田健人
戸田重政 (450) : 清水章吾
平塚為広 (450) : 青木伸輔
吉川広家 (3,000) : 吹越満
毛利秀元 (15,000) : 小出恵介
安国寺恵瓊 (1,800) : 佐野史郎
長宗我部盛親 (6,600) : 西嶋秀俊
小早川秀秋 (15,600) : 伊藤淳史
稲葉正成  (小早川隊)  : 三浦友和
朽木元綱 (600) : 小日向文世
脇坂安治 (1,000) : 温水洋一
小川祐忠 (2,000) : 松澤一之
赤座直保 (600) : 松尾スズキ
      *
織田秀信  (岐阜城)  : 冨田翔
立花宗茂  (大津攻め)  : 須賀貴匡
佐竹義宣  (中立)  : 深作健太
直江兼続  (上杉隊)  : 中村橋之助
前田慶次  (上杉隊)  : 渡辺謙
      *
真田昌幸  (上田城)  : 原田芳雄
真田幸村  (上田城)  : 渡部篤郎

≪豊臣家≫
豊臣秀吉  : 緒形拳
片桐且元  (秀頼傅役)  : 大杉漣
大野治長  (秀頼側近)  : 堺雅人
堀尾吉晴  (三中老)  : 斉藤洋介
生駒親正  (三中老)  : 内藤武敏
中村一氏  (三中老)  : 岡田斗司夫
淀殿  (秀吉側室)  : 藤原紀香
高台院  (秀吉正室)  : 松坂慶子

以前の大河ドラマ「葵~徳川三代~」では良くぞココまでやってくれた・・というような老人ばかりの配役でしたので、琉河は史実に合わせてみました。が!しかし、どうしても若い役者さんが少なくなりますね。

藤原竜也さんは器用な役者さんなので、“坊ちゃん”秀忠をうまく演じてくれそうです。
もし実現するのならば、お江与に頭の上がらない秀忠とか、真田親子にキリキリ舞いする秀忠とか面白いアクションをしてくれそうです。それでも、後に将軍としての器を感じさせるような“鋭さ”の片鱗も時には見せてくれそうな演技をしてくれそうです。
藤原竜也さんの秀忠、一度でいいから見てみたいです。(小早川秀秋はやっぱり似合わないような・・、先入観とは恐ろしいものです)



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