必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【篤姫レビュー】江戸の母君

2008-03-30 21:00:08 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

篤姫が江戸へ出立。
船酔いする篤姫。初めての船旅、無理もないことです。
ここで動ぜぬ人物がただ一人。
その名は幾島。
流石です。前世が「二位の尼」だっただけあって、船旅には強い様子です。
しかもさり気なく一言「この先は極楽にございます」ってアナタ・・・。
篤姫は安徳天皇ですか!!

近衛家を訪れた後、今度は陸路で江戸へ向かい、江戸藩邸に入る篤姫。
そんなこんなで道中シーンは終わりましたが、篤姫と同じ名前の役で中島美嘉を出演させるとか面白いサプライズが欲しかったところです。
江戸編では、有名どころではまず佐藤藍子・余貴美子が初登場。星由里子も初登場ですが、村岡役でどれだけ出番があるのか今の時点ではわかりません。佐藤藍子さんは今のところ無害ですが、余貴美子さんが演じる英姫は敵意丸出しですね。彼女とのやり取りが当面のメインになるのでしょうか。

一方、幕閣では。
水戸斉昭が吼えていました。
どうやら、外様大名から御台所を迎えるのは反対のご様子。島津はアンタの味方なんだぞ。今まで何回斉彬と対談しているのだ。何も気付かないのか。慣習に囚われている場合ですか。外敵を迎えた難局を乗り切るのは島津を身元に置くのが上策でしょうが。アンタの目は節穴か!
しかも、「日本はもう無くなるわい」とかやけ気味です。
もう酔っ払っているとしか思えません。
そして、斉彬さんにも一言。
あの斉昭に対して「水戸のご老公」という言葉を使うのはは止めて欲しいです。月曜日に放映されている水戸黄門を混同します。
それにしても、ここまで説得力のない、というか石頭で偏屈でキレの無い水戸斉昭も珍しい。偉人」の「い」の字も感じさせないところが逆に素晴らしい
いっそ、江守は井伊直弼役でも良かったんじゃないかと頭を過ぎりましたが、そんな考えはすぐに否定。仮に江守が井伊役だったとした場合、傍若無人ぶりがサマになりすぎて腹が立って見てられなくなりそうです。
となるとやっぱり江守は斉昭役で落ち着くわけですか・・・。

薩摩でも人事改革が始まっています。
まずは江戸参勤に際し、西郷吉之助が中小姓・定御供・江戸詰(後に庭方役)に抜擢。
小松の兄さん(下の名前が今だに覚えられません)は琉球で防人。
尚五郎は、尚五郎は・・・、特に何もなし。
まあ、これからだ、ガンバレ。
そして小松の兄さん。今回のセリフで「お亡くなりフラグ」が立ちまくっているのですが・・・。いいのかね。


次回。父上様が・・・。
そして、「江戸の母君」に理解されたいと願う篤姫が取った行動とは?


【篤姫レビュー】さらば桜島

2008-03-23 20:49:58 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

物語の舞台はいよいよ京都、そして江戸へ
今回は第一クール「薩摩編」を締め括るお話でした。

とりあえず気になったのは真野響子と板谷由夏は今回で退場なのか!?
という事。
後は長門&涼風ペアの今後の出番も気になります。
印象に残るシーンは篤姫と久光のやり取り。
久光の腹に一物ありそうな言動と、それを見事にかわす篤姫のやり取りは今回の名シーンだと思いました。
やっぱり、こういう緊迫シーンがあると見応えがあります。江戸編でも、沢山こういうシーンを見ることが出来たらなぁと思います。
笑えたのが哲姫役の吉高さん。琉河の中では役柄上、勝手に篤姫のライバル役と決め付けていた哲姫。今回、何のセリフもありませんでした~!
NHKよ。吉高さんを、いや宵町しのぶを舐めると痛い目に会うぞ!

という事で、琉河的には上記の出来事がインパクト大だったのですが、メインの出来事は親兄妹との別離でしょう。
『ベタな展開を馬鹿にしないで!』
というNHKの思いは琉河にしっかりと伝わりました。
父上役の長塚さん、やっぱりスゴイなあと驚嘆。長塚さんの持ち味、優男風の演技(チョイ悪の対極にある演技)でなくては、あの余韻の残る感動シーンは生まれなかったと思います。そして、それをサポートする樋口さんの控えめな演技もグッジョブ!

そして、江戸へ出立の当日。
門の前で出迎える忠剛とお幸。
篤姫のセリフが
「面を上げよ」「わかっておる」
だけで良かったと思いました。ここで、輿から下りて言葉を交わしたら、全てが台無し。
脚本の人に
『空気を読んでくれてありがとう』
と言いたくなりました。(前回が前回だっただけに・・・)
あと、最後に。
ジョン万次郎はいつの間に薩摩から去ったのだ?
えらいとこ、素っ飛ばしてないか。
それとも、まだギリギリ薩摩のお世話になっているのかな。
変に物語に関わってきながら、あまりにぞんざいな扱いに涙。

次回、篤姫は京都を経て江戸へ。
予告編の江守に期待大。何だアレ。NHK、さては確信犯だな(笑)
そして、見るからに怪しい(大谷刑部みたいな格好だ!)余貴美子もネタになりそうで楽しみ。
そして心配なのは、見るからに顔色が悪かった忠剛の事。キャラの作りこみがしっかりとしていただけに、最後まで期待を裏切らずに「理想の父」であって欲しいところです。


山田芳裕「へうげもの」をキャスティング! ~第五服~

2008-03-22 20:05:09 | 歴史ドラマ妄想キャスト

織部焼きの祖、古田織部が主役のこの漫画。胡散臭いけれども、どこか憎めない主人公・古田織部が魅力なこの「へうげもの」。
最新刊6巻が発売されました。
ブックカバーは落ち着いた大人の趣をを漂わせる茶色を基調としています。

この巻のメインは何といっても北野で催された「天下一茶道会」!
筆頭茶頭の座を利休から引き摺り下ろそうとする秀吉の謀略と、己の信念に「ゆらぎ」が見え始めた利休、そしてひたすら数奇者の頂を目指す古田織部。
三者三様のドラマが交錯されています。
そして、後半「北条攻め」の導入部が描かれていますが、北条方には利休の愛弟子の「あの男」の姿が・・・。
6巻も大変楽しめる作品となっています。


で、今までも再三申し上げていますが、ぜひともドラマ化して欲しい漫画の一つです!
「このマンガがすごい」ではすでに殿堂入り状態となっている「へうげもの」。
期はもう熟しています。ドラマ化するなら今のうちですよ!
かといって時代劇はとかく「お金」がかかるもの。でしたら、「開局○周年記念」とかいって相棒の映画化、華麗なる一族みたいに『イベントモノ』として放映しても良さそうなもの。琉河はいつかこの漫画がドラマ化される事を願っています。
映像化ではすでに「働きマン」に先を越されてしまいました。この上、福満の小規模な生活に先を越されたら、今度こそ泣きます。

というわけで妄想キャスティング第5弾をお届けします。
興味のある方はご覧下さい。


≪登場人物≫
古田左介(後の古田織部):香川照之

豊臣秀吉:筧利夫
せん:和久井映見
石田三成:安藤政信
豊臣秀長:保坂尚希
山上宗二:村田雄浩
お吟:宮崎あおい(降板)→星野真里
高山右近:谷原章介
蒲生氏郷:及川光博
細川忠興:小出恵介
茶々:土屋アンナ
   *
上田宗箇(左太郎):市川海老蔵
   *
北政所:若村麻由美
津田宗及:火野正平
今井宗休:森田芳光
加藤景延:高橋克実
島井宗室:篠井英介
随風:周防正行
中川秀政:半田健人
酒井忠次:原田大二郎
本多忠勝:竹内力
茶屋四郎次郎:鶴田忍
服部半蔵:Mr.マリック
榊原康政:マギー
石川数正:伊藤孝雄
徳川秀康:濱田岳
加藤清正:具志堅用高
旭姫:箕輪はるか(ハリセンボン)
片倉景綱:ムーディ勝山
真田信繁:石垣佑磨
神谷宗湛:小日向文世
福島正則:弓削智久
織田長孝:阿部力
美濃の一化:沼田爆
大政所:白石加代子
古田重嗣:本郷奏太
北条幻庵:森繁久彌
北条氏直:甲本雅裕
新兵衛:石丸謙二郎
   *
ノ貫:堺正章
長谷川等伯:小林稔侍
   *
細川幽斎:細川護熙
伊達政宗:中村獅童
織田有楽斎:豊川悦司
徳川家康:村上弘明
千利休:里見浩太朗


(5巻までで出番が終了した人物)
織田信長:渡辺謙
   *
中川清秀:生瀬勝久
松永久秀:津川雅彦
丹羽長秀:アンガールズ田中
織田信忠:玉木宏
森蘭丸:赤西仁
明智秀満:遠藤憲一
「糞柿」の小姓:柄本佑
仁科盛信の側室:友近
仁科盛信:松重豊
滝川一益:勝野洋
斉藤利三:夏八木勲
明智秀満:遠藤憲一
池田恒興:美木良介
織田信孝:阿部サダヲ
荒木村重(道糞):黒沢年雄
柴田勝家:藤竜也
蜂須賀正勝:丹古母鬼馬二
弥助:ムルアカ
蒲生賢秀:矢島健一
お市:家田荘子
織田信雄:浅利陽介
古田重定:北村和夫
黒田官兵衛:榎木孝明
正親町天皇:竹脇無我
石垣を登った信繁の部下:レイザーラモンRG
秋月種実の娘:柴本幸
秋月種実:大杉漣
   *
明智光秀:渡瀬恒彦


緑色の文字の登場人物が今回の追加キャストです。
細かいところでの変更箇所では、レギュラー化しそうな長谷川等伯はゲスト・準レギュラー枠から大物枠へ移動。大物・森繁さんは完全にゲスト配役なので、大御所俳優なのにも関わらず特別扱いはせず。
次巻ではいよいよ北条攻めが開始されます。そして、それを契機として秀吉と利休の亀裂が表面化することに!
これは楽しみです。
そして・・・、古田織部は果たして本当に天下一の数寄者となれるのか。


【篤姫レビュー】七夕の再会

2008-03-16 21:01:55 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

広川がすっかりザコキャラに転落した今回。

家慶薨去が下々の民にバレてしまいました。
結果、この国の総帥は家祥だということを知らしめてしまう事に。
そんな中、水戸・松平越前・阿部の3人は家祥はどう考えても采配を振るう器にあらずと、頭を抱えるばかり。
ならば、家祥に然るべき家から嫁を迎えようと阿部は提案。
しかし水戸は
「嫁を迎えたところでどうにもなるまい!」
とのたまう。
ここで気になることが一つ。
斉昭は本気で「嫁が家祥の代わりに采配を振るう」と考えていたのでしょうか
当然ながら、越前と阿部が考えていた事は有力外様大名から御台所を迎え入れ“姻戚関係”という既成事実を作って幕政に参加させる、という事。
さて斉昭は本当に勘違いしていたのか、それとも全てを理解している事を前提で「外様如きに何が出来ようか!」という偏見を持った上での言葉なのか、細かいシーンでしたが、琉河的には凄く気になります。

後は大局とは関係ないエピソードばかりだったので、どうでもいいです。
というか。正直そろそろ飽きてきました。
尚五郎が斉彬の前で篤姫に対する思いを打ち明けようとも、
たった数秒の出演だったのに今だに回想で使い回しされる麿赤兒を見ようとも、
空気を読みすぎて2人きりにする斉彬を見ても、
琉河の心は動かされないのです。
というのも。
何も大河ドラマでやらなくてもいいじゃん、と思うからです。
しかも、なんの捻りも無く物凄くベタな展開というより、ベタな展開にならざるを得ない設定ではあるが・・・)。
何だか一昔前、いや二昔前の少女漫画を読んでいる様な気分になりました。
一周回って、こういうベタな展開が今は受けるのでしょうか?
後半、こんなシーンを延々とやられても琉河はレビューを書きようが無いのです。
篤姫VS尚五郎の囲碁対局の解説でもやればいいのか?

このような構成だったら、普通の恋愛ドラマを見ていたほうがマシのようだと思ってもみたり。
今期ドラマで例えると、ハチクロをさらにさらに薄くのばして作ったような印象を受けたのですね。
『尚五郎→篤姫』という一方的な矢印が共通してそうな気がします。気がするだけなので、勿論根拠はありません。反論されても琉河は謝るしかないので止めて下さい。
で、もう一つ。この手のドラマは登場人物に感情移入しないと、どうにも変に渇いたレビューになってしまうので琉河はうまく書けません。なので、今回はここまで。
あ、でもたった一つどうしても言いたいことが。
それは、今回に限ってはこのまま平井堅の『キャンパス』がEDで流れても何の違和感はなかったのでは?ということ。
でも『哀歌(エレジー)』はダメ!まだ、この2人には早すぎます。

 

次回、やっと篤姫が江戸へ出立。
でもそんな中、実父に異変が・・・。


【篤姫レビュー】御台所への決意

2008-03-09 20:52:19 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

そろそろ、話の中心が「政治世界」に移り始めてきたのかもしれないと思い始めた今日この頃。

薩摩では前回に引き続き、幾島の英才教育が続いています。
箸の持ち方は・・・、うむ、琉河にも似たような経験があるので分かります。小さい頃に2~3回注意された事があるのですが、結局直さずにこの歳まで来てしまいました。いいさ、箸の使い方ぐらい間違っていても・・・、死にはしないさ。
ところでね、でもこのシーンには違和感が。普通、お幸が、こういう躾をするのではないかと。分家とはいえ、仮にも「島津」姓を名乗る家柄。もっと小さい時にこういう教育をするのではないでしょうか。細かい事かもしれませんが気になりました。

舞台は移って江戸。
老中・阿部がいつにも増して憂鬱の表情を浮かべています。
草刈さんのどうしようもない諦観にも似た表情は秀逸でした。(元々、こういう顔なのかな?)
阿部さんは自分をもっと思ったことを口にした方がいいですよ。溜めておくから、あんな顔になるのです。
江守の額をペチリと叩き、家祥と話す時は彼のレベルまで話の内容を落とせばいいのです。
話の内容を落とすというのは、「船に乗り込みメリケン兵が酔ったところをブスリ
という荒唐無稽なお話に可決の判を押すということです。
そうは出来ないところが、老中・阿部の長所かもしれないのですが。優秀でありながら、八方塞にある阿部さんには哀愁が漂っています。
そして。奈良岡朋子の「阿部様の悩みは他にもありました」というナレーションのと共に江守さんの演説シーンが流れてきたのは爆笑しました。狙いすぎです。
NHKは流石です。江守徹の使い方に熟知してらっしゃる。
江守さん、良かったね。ヘキサゴンではスザンヌの圧倒的なインパクトの前になす術の無かったが(波田陽区と同化していた)、大河ドラマでは何だか活き活きしているように思えます!

そして、本日のクライマックス。
「ワシはそなたを利用しようとしている」
予告にもあった斉彬の爆弾発言が登場。
気になったのは姫の反応。どう対応するかと思っていたら。
物凄く、精神がタフだと思いました。
私一人の力でどうにもならぬ運命ならば、決められた道の中でただ流されるのではなく、自分の力で舵を取って進んでいこうという決意が感じられました。
もっと悲しんだり、泣き喚いたりすると思ったですが・・・。いつの間に、この子はこんなに強くなったのでしょう。

次回、七夕。
篤姫と尚五郎の関係を織姫と彦星になぞらえたのでしょうか。


【Theじっくりデート企画☆バトン】

2008-03-05 22:16:42 | 自己満足な評論

いつも大河ドラマのレビューでお世話になっているなおみさんからバトンを頂きました。
そのバトンはなんと【Theじっくりデート企画☆バトン】
内容は以下の通り。

【Theじっくりデート企画☆バトン】
※「」の部分は指定されたデート相手の方の名前を入れて下さい

★デート相手⇒「」

1.まずどこで待ち合わせますか?
2.遅れていく?早めにいく?
3.もし「」が胸元の開いた服を着ていたらどうする?
4.手を繋いだ瞬間に「」が赤くなりました。貴方はこの先どうしますか?
5.貴方はどんな服を着ていますか?
6.「」はどんな格好ですか?
7.ラブホの多い道を歩いています。
8.いきなり雨がふってきて、「」は傘をさし中に入れてくれました。あなたも傘を持っています。使いますか?
9.デート後、貴方は「」の家にいくことになりました。
10.最後にこのバトンをデート相手を指定して5人に回して下さい。

なおみさんからの指定で私は「松潤くん」とデートをします。
思えば、松潤さんを最初に見たのは「ぼくらの勇気未満都市」。それ以降、「金田一少年」「キミはペット」「ごくせん」と、私が好きなコミック原作のドラマに出演。全て見ていました。
「なんで、この人はいつも私の先回りをするのだろう」
と不思議に思っていましたが、実はそれは私の思い込みだったのです!
そうです、私が彼を追いかけていたのです。
というのも「史上最悪のデート」というドラマで・・・(飽きたので以下省略)

というわけで、とかく何でも手に入るこの時代。
早速始めたいと思います。


1.まずどこで待ち合わせますか?
蕎麦が好きだそうです。
でも待ち合わせ場所にはどうかと思うので、私の家の近くの本屋。

2.遅れていく?早めにいく?
時間ちょうどに行きます。

3.もし「松潤くん」が胸元の開いた服を着ていたらどうする?
胸元は見慣れているので驚きません。

4.手を繋いだ瞬間に「松潤くん」が赤くなりました。貴方はこの先どうしますか?
気付かないフリをして、気にせず手を繋ぎ続けます。

5.貴方はどんな服を着ていますか?
ジーンズ以外で、小奇麗な格好

6.「松潤くん」はどんな格好ですか?
胸元が開いています。スーツっぽい服を着ています。

7.ラブホの多い道を歩いています。
変な奴に絡まれないように気をつけて歩きます
(質問の順番によって、回答は違ったものになります)

8.いきなり雨がふってきて、「松潤くん」は傘をさし中に入れてくれました。あなたも傘を持っています。使いますか?
使いません。
敢えて使うしぐさを見せて、「松潤くん」の反応を見てみたい気もする。


9.デート後、貴方は「松潤くん」の家にいくことになりました。
キッチンを使ってもいいということになったので、とりあえずお茶をいれます。
ご希望によっては麺料理を何か軽く作ります。
その後は・・・、書かずに自粛します。


以上です。
こんなところで良いのでしょうか。
書いてて恥ずかしくなったので、「さんかく」奪還の為にリチャードとかいう奴に戦いを挑んできます。
ところで。
7番9番が「質問」になっていないのが、妙に気になりました。
意図的でしょうか?


【篤姫レビュー】篤姫誕生

2008-03-02 20:58:24 | 大河ドラマレビュー《篤姫》

第9回にて、ようやく主人公の名前が篤姫になりました。
それよりも今回の見所は松坂さんか。

はっきり言ってウルサイよ、このおばさん。(注:個人差アリ
生々しくて嫌なリアル感があるよ、幾島さん大河ドラマぐらい、現を離れた夢を見させて下さいよ、幾島さん!
張り切りすぎなのはいいのですが、実際にいたら鼻に付くタイプではないかと思う次第で。いや、いたら困るよ、本当に。
何故、こういうシーンに妙なリアルを感じさせるのかな、このドラマは。
そう感じた時点でNHKスタッフ陣の思う壺ですかね。
幾島さんはね、なまじっか正論を言っているだけに正々堂々と反論できないのです。強すぎです、少しは弱れ、幾島よ。
この妙なリアル感がもたらす後味の悪さは、例えば「それでもボクはやってない」に登場する冤罪多発の小日向裁判官(※1)を見た後や友情関係がもたらす神経衰弱を余すことなく描いたあのコと一緒(※2)を読んだ後の後味の悪さに似ている思います。

篤姫が幾島と対決している最中、12代将軍・家慶が死去。
斉木しげるさんが演じているので軽く感じますが、この将軍の死は幕閣に大変な影響を与えます。その証拠に「江守さん」が海防の責任者になってしまいました。
それよりも新将軍・家祥!
ネジを巻いたら蘇るって発想、どこのホラー映画ですか!
『エジソンの母』に登場する少年・ケントが言うならともかく、見た目立派な大人である堺さんが言うと背筋がゾクッとします。
というのは、このドラマではどうやら家祥を「普段は疾患者を装っているが実は切れ者」として扱っている節があるからです。もし、そのような設定ならば、せめてあのシーンの後に「父上・・・」と家祥が一人泣き堪えるシーンが欲しかったところです。でないと、単なる非情な人として見ることも可能になってしまいます。いまいちキャラ設定が分かり辛いところです。
今のところ、この御方については
・斉彬の買い被りすぎで、本物の先天性脳機能障害者なのか
・実は切れ者(だとしたら、疾患者を装っている理由が不明)
どちらが正解なのか、判定材料を探す為に“観察”を続けていこうと思います。


次回、斉彬の野望の全貌が明らかに!
そして、篤姫と幾島の間に妙な信頼感が芽生え始めるご様子。



(※1)加瀬亮さんより小日向さんの方が「それでもボクはやってない」というセリフが似合うと思いました。(世界の片隅でひっそりと生きてきた中年の悲劇と哀愁さが伝わる映画となります)

(※2)宮崎さんの出世作「NANA」と同じ雑誌に掲載されている漫画。生々しい友情関係のリアル感が読者に重くのしかかってきます。