必然的なヒストリー

クソムシが歴史系映像の感想を書いたり、妄想キャスティングしています。このブログは純度の高い自己満足で構築されています。

【義経・感想レビュー】「偽善者頼朝」

2005-09-25 21:13:29 | 大河ドラマレビュー《義経》

もうね、頼朝さんは良い人なのか、悪人なのかはっきりして下さい。

ミキティの法皇や政子の方が、よっぽど見ていて清々しいです。
見事な腹黒さです。
しかし、北条政子と義経は実際には2歳しか違わないわけですから、もう少し若い女優を配役しても良かったのでは?と思います。
例えば、伊藤美咲とか中谷美紀とかね。見たかったなぁ、腹黒いエルメス

あと、今日は久々に行家が登場。「ヨン様ならぬ、レン様だ!」と言わんばかりの態度のでかさ。
「アンタ今まで何してた?」
という痛い視線を物ともせず、義経に説教。そして凹まされていました。
でも、運命とは皮肉なものですよね。こんなのしか味方がいないなんて・・。
おっと、まだそこまで話は進んでませんでしたね。失敬。

ちょっとアレかなぁと思ったのは、大江広元役の松尾貴史さん。
確かに賢そうなんだけども、高貴さが足らないような気が。やはり、大江広元役にはHYDEを・・・。

で、やはり頼朝役の中井貴一。今日はシャ乱Qの「いいわけ」だけではなく、つんく&浜崎あゆみの「LOVE~since1999~」までBGMで流れていました。その憂鬱な表情止めて下さい。苦渋の決断の末、愛する弟を討ったなんて臭い演出は止めて下さい。氷の世界に住む頼朝こそ、本来の姿。
頼朝が悪であれば、悪であるほど、義経の悲惨さが際立つわけですから。
頼朝がそんな風だから、イマイチこのドラマ全体がぼやけてしまうのですよ。判官贔屓ではなく鎌倉殿贔屓を狙っているのですか?
ヅラ稔侍の時政ネジネジマフラー中尾の景時レン様行家が悪役を買って出ても所詮は小物ですから。
あっ、法皇様は悪役といっても、ほとんどギャグ要因ですからちょっと違うのですよ。
ガンバレ!プルーン頼朝!


新春ワイド時代劇「天下騒乱」のキャストに物申す!

2005-09-19 20:51:05 | 歴史ドラマレビュー

毎年、正月2日に放映されるテレビ東京の長時間時代劇。
今年は柳生十兵衛、土井利勝、荒木又右衛門の3人を主役した「天下騒乱」です。
以前、この3人の配役を聞いた時は、「おっ、テレ東もなかなかやるじゃん♪」と思ったのですが、甘かった。

まずは公式HPに流れている情報を。

土井利勝 … 西田敏行
柳生十兵衛 … 中村獅童
荒木又右衛門 … 村上弘明
      ○
春日の局(お福)…片平なぎさ
お江与 … かたせ梨乃
みね … 田中美里    
白狐 … 佐藤江梨子
若狭 … 真中瞳  
徳川家康 … 山崎努
徳川秀忠 … 山下真司
柳生宗矩 … 柄本明
徳川家光 … 池内博之    
渡部数馬 … 平山広行
河合又五郎 … 石垣佑磨
河合甚左衛門 … 林隆三
桜井半兵衛 … 榎木孝明
池田忠雄 … 保阪尚希
松平信綱 … 森岡豊
本多正純 … 綿引勝彦
荒尾志摩 … 石橋蓮司
伊達政宗 … 清水綋治
蜂須賀蓬庵 … 六平直政
福島正則 … 勝野洋

要は早い話、青色の文字の人達緑色の文字の人達が「鍵屋の辻」という場所で決闘する話なのですが、渡辺数馬役の平山広行って誰?その役は有名な役者を持ってくるとこじゃないのか?何なら、おはスタの山寺宏一でもいいんだぞ!
さすがに主役の3人は実力派&旬の俳優を持ってきてはいますが、柳生宗矩=柄本明伊達政宗=清水綋治は納得がいきません。全然、似合わない。しかも安っぽい。

柄本明が剣術指南役ですか?
弱そうじゃん。隣に志村けんがいそうじゃないか。
清水綋治が家康が怖れるほどの智謀を持った大名ですか?ただの悪知恵おじさんじゃん。簡単にあずみに殺されそうじゃん。
やめてよ、本当に・・・。アニメでだいぶ大儲けしてるんじゃないの?テレビ東京さんよ!

逆にナイスなキャストと思ったのは、池田忠雄=保坂直希徳川家康=山崎努です。
保坂の池田、いかにもバカそうです。山崎努の家康、貫禄があるなぁ。でも家康、早々に死んでしまうんだな、これが。

テレビ東京は昔から内容で勝負しているところがあるので、ストーリーに期待します。もし、これが大河ドラマのキャストだったらNHKに脅迫文を送りつけるところでしたよ、全く


【義経・感想レビュー】「転落編・序章」

2005-09-19 17:42:22 | 大河ドラマレビュー《義経》

単純思考義経の短所がモロに出てしまった回。
後白河院の見え見えなお褒めな言葉に素直に喜んでしまう義経。
そして、ついでに三種の神器まで朝廷に返還してしまった義経!
「あちゃ~
もう、後白河にいいようにされてしまってます。そして、終いには
「あの神器は元々、朝廷のもの。だから頼朝兄さんの代わりに返してあげたんだよ」
と、どこまでも性善説を唱える義経。
でも、あのどす黒い頼朝が三種の神器を返すわけないじゃん!
しかも、頼朝ほどの明晰な頭脳の持ち主ならば義経がどんな行動に出るかぐらいはわかっていたはず。なんで、すぐに義経宛に「三種の神器を鎌倉へ輸送すべし」という内容の書状を送らなかったのか?頼朝は、この時もう義経追討を決意していたのかもしれませんね。やるねえ、頼朝。頼朝は悪役であってこそ頼朝。いっそ、もっとぶっちゃけて下さい!

あと、小林稔侍のあの踏ん張ったような話し方。前からずっと気になってました。なんですかね、アレ。ヅラ(ウィッグ)の上にかつらをかぶって暑苦しいからあんなしゃべり方になるのでしょうか?

最後に覚日律師の「求めても得られぬゆえ人は苦しむ」というセリフ。義経だけでなく、全ての人に通じる言葉だと思います。


正月特番「里見八犬伝」のキャストを検証

2005-09-18 17:56:52 | 歴史ドラマ妄想キャスト
正月特番「里見八犬伝」のキャストが公式HPで紹介されていました。
とりあえず、検証したいと思います。

犬塚信乃:滝沢秀明
犬川荘助:佐藤隆太
犬飼現八:押尾学
犬坂毛野:山田優
犬田小文吾照瑛
犬村大角:勝地涼
犬江親兵衛:山下翔央
犬山道節:小澤征悦

伏姫:仲間由紀恵
ゝ大法師:渡部篤郎
浜路:綾瀬はるか
里見義実:長塚京三
杉倉氏元:山下真司

犬塚番作:杉本哲太
亀篠:泉ピン子
手束:洞口依子
蟇六:小日向文世
網干左母二郎:田辺誠一

玉梓:菅野美穂
船虫:ともさかりえ
ぬい:黒川智花
房八郎:?
簸上宮六:渡辺いっけい
馬加孝胤:佐野史郎
蟇田素藤:?
赤岩一角:陣内孝則
雛衣:?
籠山逸東太:武田鉄矢
扇谷定正:大杉漣
足利成氏:京本政樹

ちなみに以前、琉河が予想したキャスティング(八犬士のみ)
犬塚信乃:滝沢秀明 犬川荘助:山田孝之 犬飼現八:塚本高史 犬坂毛野:成宮寛貴
犬田小文吾:古田新太 犬村大角:堺雅人 犬江親兵衛:市原隼人 
犬山道節:佐藤浩市

とりあえず、犬坂毛野に女性を持ってくるのは反則です!
毛野は女装しているだけで中身は男ですよ!ちくしょ~!
ん、現八に押尾学、荘助に佐藤隆太、小文吾に照瑛。これはなかなかいいかも。
でも、もう少し八犬士の配役に金を使って欲しかったというのが正直な感想・・・

伏姫の仲間由紀恵、以前は「若すぎるのでは」という感想を書いたのですが、彼女は現在26歳なので、考えてみれば適齢期なんですよね。なので、これもOK!でも、ゝ大法師=渡部篤郎は未だにイメージが湧きません。なんか憂鬱そうな法師になりそうです。

逆にびっくりしたのが赤岩一角=陣内孝則、船虫=ともさかりえ、馬加孝胤=佐野史郎、籠山逸東太=武田鉄矢、亀篠=泉ピン子の配役。こんな敵役をよく引き受けてくれたものです。特に陣内孝則佐野史郎、そのやられっぷりをとくと拝見させていただきます!

「忠臣蔵」をキャスティグ!

2005-09-17 20:37:52 | 歴史ドラマ妄想キャスト

今回は「忠臣蔵」をキャスティングしたいと思います。
「忠臣蔵」というと季節は冬のイメージが強いのですが、構わずやってしまいました。
今回、困ったのはこれといった原作が無い事。なので、登場人物についてはオーソドックスな何の変哲も無いストレートな「忠臣蔵」でいきます。
本当は四十七士全員をキャスティングしてみたかったのですが、名前だけを見てもどんな役割を果たしたのか分からなくて、さっぱりイメージが湧かない人ばかりだったので琉河が知っている人物のみキャスティングしました。

※役柄が被る人物表記についての注意
①垣見五郎兵衛と立花左近→「立花左近」を採用
②幕閣に四十七士の切腹を提言する人物→地位の高さから「公弁法親王」を採用



大石内蔵助 : 佐藤浩市
大石りく : 沢口靖子
          *
浅野内匠頭 : 渡部篤郎
瑶泉院 : 稲森いずみ
          *
(討ち入りメンバー)
堀部安兵衛 : 加藤雅也
不破数右衛門 : オダギリジョー
片岡源五右衛門 : 阿部 寛
          *
岡野金右衛門 : 小栗 旬
大高源吾 : 三浦浩一
前原伊助 : 田辺誠一
奥田孫太夫 : 船越英一郎
矢頭右衛門七 : 亀梨和也
大石主税 : 小池徹平
神崎与五郎 : 阿部サダヲ
寺坂吉右衛門 : 辻 仁成
磯貝十郎左衛門 : 岡田義徳
岡島八十右衛門 : 山口圭哉
武林唯七 : 阿南健二
          *
赤埴源蔵 : 山下真司
吉田忠左衛門 : 神山 繁
原惣右衛門 : 夏八木勲
小野寺十内 : 竜 雷太
堀部弥兵衛 : 佐藤 慶
          *
(赤穂藩関係者)
大野九郎兵衛 : 柄本 明
戸田局 : 野際陽子
浅野大学 : 小橋賢児
高田郡兵衛 : 古田新太
         *
奥野将監 : 小野武彦
藤井又左衛門 : 斉藤洋介
安井彦右衛門 : 田口浩正
進藤源四郎 : 高橋克実
萱野三平 : 堺 雅人
小山田庄左衛門 : 豊原功補
橋本平左衛門 : 八嶋智人
         *
堀部幸 : 水野美紀
萱野三平の父(萱野七郎左衛門) : 清水章吾
内田三郎右衛門(高田郡兵衛のおじ) : 北村総一郎
矢頭右衛門七の母 : 高橋惠子
矢頭長助 : 大杉 漣
          *
(その他)
お軽 : 仲間由起恵
岡野金右衛門の恋人 : 宮崎あおい
          *
土屋相模守 : 石丸謙二郎
梶川与惣兵衛 : 波田陽区
田村右京大夫 : 田口トモロヲ
堀内伝右衛門 : 石田太郎
          *
          *
畳屋 : 伊藤四朗
徳川綱吉 : ビートたけし
多門伝八郎 : 岸部一徳
伊達左京亮 : 宮藤官九郎
脇坂淡路守 : 渡瀬恒彦
浮橋大夫 : 高島礼子
天野屋利兵衛 : 平幹二郎
立花左近 : 北大路欣也
四方庵宗遍 : 丹波哲郎
岡野金右衛門の恋人の父 : 石橋蓮司
赤埴源蔵の兄 : 伊武雅刀
土屋主税 : 菅原文太
細川越中守 : 原田芳雄
公弁法親王 : HYDE 
          *
          *
小林平八郎 : 中尾 彬
上杉綱憲 : 中村獅童
清水一学 : 藤木直人
柳沢吉保 : 役所広司
色部又四郎 : 村上弘明
吉良上野介 : 緒形 拳

忠臣蔵は一年という長いスパンではなく、2クールぐらいがちょうど良いのではないかと思います。
次回は「天上の虹」か「翔ぶが如く」をキャスティングしたと考えています。



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【義経・感想レビュー】「総集編無常」

2005-09-17 16:19:59 | 大河ドラマレビュー《義経》

先週は衆議院選挙のせいで「義経」の放映時間帯が変わっていたのでリアルタイムで見ることが出来ませんでした。というわけで、再放送を楽しみにしていたわけですが、最初のオープニングを見て脱力感でいっぱいになりました。
だってあきらかに総集編だったもの、あの出演者クレジット。

予想通り、中身の大半は総集編。残りの10数分は宗盛のイジケっぷりと生き残った女性陣の怨念でした。宗盛はあのキャラだからいいとして、違和感を感じたのは建礼門院の一言
「なんぞ、平家に恨みはありましたか?」
彼女はそう義経に問うわけですが、そりゃ、あるでしょう恨みが!
いや、正しく言うのならば頼朝が平家に対して恨みを持っているわけで。
義経は、あそこで懊悩に苦しむのではなく、こう言うべきだったのでしょう。
「僕はただ、鎌倉で引き篭もってる頼朝兄さんの言うことを聞いてただけだもん!」
それを言えないところが今回の義経の性格で、これが長所でもあり、短所でもあるわけで。

ところで戸田菜穂。ショムニの時の高慢な秘書とは打って変わって悲惨なキャラに。もう、あの頃の華やかさは微塵も感じられません。
それにしても建礼門院役の中越典子!あの窶れて、死相が漂っていて、華やかさを消した演技はさすが!あっ、彼女の場合それが素でしたか。失礼致しました。

話は変わりますが、再来年の大河ドラマは「風林火山」に決定したようですね。
2年続けて戦国時代物になるわけですが、来年の「功名が辻」とは正反対の硬派なドラマになりそうですね。


【義経・感想レビュー(後編)】「大河ドラマ宗盛」

2005-09-04 21:52:19 | 大河ドラマレビュー《義経》
最近、更新頻度が少ないので、感想レビューをムリヤリ前半と後半で分けました。
まずは下の記事からご覧下さい。

というわけで、無理心中を強要する二位の尼。そして、見事な平安顔の建礼門院と帝の別離。そして、一列に並びながら、海へ飛び込む女性陣。本当なら、ここは今日の泣き所だと思うのですが、全然泣けませんでした。
理由はかとうかずこが個人的にツボにハマッタからです。なんですか!あの飛び込む瞬間の間抜けな顔は!本当に人生に疲れきった人にしか出来ない表情ですよ、アレは!やっぱりそのまんま東に苦労させられているのでしょうか?

そして、今日の最大の失笑モンは平宗盛!
あそこまで、お粗末な扱いをされた「平宗盛」は、このドラマが初めてではないでしょうか。海で溺れて、なかなか死なない宗盛が引き上げられたのは史実ですが、家来に海に投げ込まれたのはネタでしょうが。まるで、お笑い芸人の水泳大会みたいな代物になりました。二名目俳優、鶴見シンゴの新たな開拓地です。これからは「踊る!さんま御殿」で頑張ってください
そして、鎧すら着ていない時忠はモノマネ番組で唐沢寿明のマネでもしてなさい

あっ、忘れてたよ、阿部寛。お疲れ様でした。

はい終~了~!
予告編で女性陣の生き残りが確定(かとうかずこと松坂慶子を除く)しているので、そこら辺の感想は、また次回に。

【義経・感想レビュー(前編)】「意味も無くジャンプ」

2005-09-04 21:27:11 | 大河ドラマレビュー《義経》

いよいよ、義経の最大イベント「壇ノ浦合戦」が始まりました

まず意外だったのがオープニングの出演者クレジットに
渡哲也(回想or幻影or海底)
が無かったこと!おかげで松坂慶子の独壇場となりました。良かったね、オバサン!

そして、ネジネジマフラーが激怒!いきなり湧いて出てきた(本当は源氏の主力で梶原景時より、余程影響力をもっていた)三浦某に先陣を奪い取られてしまいました。私は、正直この間延びしたシーンを見て、
今日は決着は付かずに次週に引っ張るかなぁ」
と心配していました。正直、今日は中尾のウンチクで終わると思っていたからです。

そして、遂に決戦開始。まず、遠景からみた船は見事なCGでした。そして、弁慶の投げた発泡スチロールにやられる平家の兵もアッパレでした!
そして、驚いたのがこのドラマが史実通り「義経が漕ぎ手虐殺イベント」を採用したことです。義経(というか滝沢)が美化されまくりのこのドラマでは快挙といえるでしょう!

範頼が九州で天気予報をしながら、地味に参戦。見事なスルーっぷりでした。
そして、遂に教経が出てこないから義経と戦うことに設定されてしまった平智盛が登場!
「電車男」
が投げた金粉が舞う中「カキーン」「カキーン」
とチャンバラ開始。いや~なかなか良かったです。
流石は阿部寛!なかなかの名演技でした。
でもね・・・
義経がピョンピョン跳ねたのを見て、負けを悟る知盛はどうかな・・・
せめて、追いかけてくれ・・・。だって義経、
八艘飛びじゃなくて、その場を空中回転しながら飛んでただけでしょ!
それとも、神木君の半裸を回想して負けを悟ったのか?

後藤真希とか戸田菜穂とかは何も語ることがありません。親王と安徳帝の替え玉とかややこしい嘘のエピソードは止めて欲しいです。後、総理の息子の討ち死にシーンもどうでもいいです。