ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

発熱

2010-10-13 23:58:59 | Weblog
帰り道、ラフマニノフのヴォカリーズを聞きたかったのに、
電車で、前に立った女性の声が大きくて、まったく聞こえず。
しょうがないので、朝起きてから頭の中をまわっていた
マイケル・ジャクソンのスリラーを聞きながら帰った。

さて、何年かぶりに、昨晩少し熱を出した。
平熱が35度5分くらいなので、37度をこえると、ちゃんと自覚症状がある。
とにかく暑い。

今朝、36度5分まで下がっていたので、それでも少し高めだけど、会社に行くことにした。
家で寝てても、昼過ぎには上の家の子どもが帰ってきて大騒ぎを始める。
電話して注意するのも億劫だから、会社で単純作業をするほうが、よほど休まる。
ちょうど単純作業がたまっていたし。

で、会社についたら、どんどん体調がよくなった。
ふだんより身体が温かくて、いつも凝ってる肩胛骨のあいだあたりも、血行がいい。
老廃物も、どんどん流れていってる気がする。
たまには発熱すべきだ。

とはいえ、念のため体温をはかってみようと、体温計を持っていった。
昼前に、体温計をもってトイレにこもった。

会社のトイレにはセンサーがついていて、人が入ると、パッと電気がつく。
体温計を取り出し、万事つつがなく個室にこもっていたら、いきなり電気が消えた。
どうやら、生物反応なし、というか、動くものなし、ということで、省エネされてしまった。

体温をはかっているときは、じっとしているべきだ。
体温計を口にくわえながら、このままにしておこうかと一瞬思ったけど、
誰かが電気が消えてるから無人だと思って入ってきて、個室が1つ使用中だとギョッとするだろう。
しょうがないから、右手を挙げて、センサーに反応してもらった。

機械にまで自己主張しなきゃならないのか。私は。

確かに省エネはいいけど、機械に頼っているうちに、
もったいない、という気持ちをもつことすら忘れそうだ。
進歩しているのか、退化しているのかわからなくなる。