ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

読書する人

2010-10-06 20:16:22 | Weblog
会社でOL昼食会にまったく参加せず、昼休みになると猛然と読書をはじめるからか、
今日、顧問から「何を読んでるの?」と聞かれた。

ここのところ昼休みに読んでいる本は『ラフマニノフ』。
交響曲第1番の発表がうまくいかなくて、神経衰弱になり、
ピアノ協奏曲の産みの苦しみを感じているところだ。
ラフマニノフほどのピアニストでも、
コンサートを開くには、準備に一年かかるんだ、とか、
登場人物の呼び名を原文に忠実に愛称で書かれると、
誰が誰だかわからなくなるよ!など、いろいろと感じるところはある。

とりあえず、顧問には、
「音楽家のラフマニノフの伝記を読んでいます」と答えた。
顧問は最近ラフマニノフの曲を聞きに行ったらしく、少し話がはずんだ。

会社で読むからには、「何を読んでるの?」と聞かれる危険がつきまとうわけなので、
無難なチョイスにしておいてよかったと思った。

ダライ・ラマは、私は素晴らしいと思うけど、
イコール宗教で、よく知らないくせに、勝手な偏見をもっている人もいる。
また、中国関連の本も、いろいろと微妙だ。
私が中国に留学をしたことがある、と言っただけで「親中派」と勘違いする人もいる。
そんなことを、いちいち話すのが面倒なのと、
私は、当たり障りのない会話というのができないので、
会社では、「休み時間読書する人」になった。
シンプルだ。

めずらしく、我ながら賢いかもしれない。