朝起きて、持って帰ってきた仕事をやろうかと、チラリと思ったけど、
いやいや今日は日曜日だしとか、お腹すいたしとか、まあグダグダと考えていて、
一向に手をつけていない。
最近は春雨にハマっている。
日本の福神漬けや漬け物をトッピングしても美味しく、
日ごろの脂っこい中華料理に疲れた胃にはちょうどいい。
ただ、緑豆、じゃがいも、さつまいもなどの澱粉を原料にしているから、
いまひとつダイエット効果はない。
見た目は痩せそうなのに、さすが中国のもの。
食事とは栄養を摂ることであるという大原則を思い出させてくれる。
さて、現実逃避として、
今度の金曜日に回ってくる朝礼で話すネタを考えることにした。
今回は、私の留学時代(93年)にあって、いまの中国にないもの。
・外貨兌換券
・外国人用価格
・長距離列車駅の外国人専用窓口と外国人なら誰でも入れるVIP待合室
(いまもVIP用待合室はあるが、金を払えば基本的に誰でも使える。金がない私は使えない)
・外国人を泊めてはいけないホテル(政府から許可されてない、という意味で)
・市外・国際電話の交換手(昔は市外・国際電話をかけられる電話が決まっていた)
外貨兌換券は私が留学していた93年にちょうどなくなり、
それに付随して外国人用価格もなくなっていった。
後の3つは、きっとそのあとも残っていただろう。そして徐々に消えた。
たった20年なのに、本当にまったく違う国みたいだ。
1980年代は、経済の交流よりも早く、文化交流が始まっていた。
当時、父は映像の仕事をしており、中国の視察団を受け入れる側だった。
たまに家に帰ってくると、父は、よく中国人の悪口をコミカルに語っていた。
「国家が派遣してきた人たちなのに、まったくひどいもんだ。
中国人が視察に来ると、撮影の機材や事務所の文房具が盗まれる。
咎めると、日本が繁栄しているのは中国から盗んだからだ。
だからこれは取り返しているだけにすぎないなんて、盗人猛々しいことを言う。
まったくボールペンごときで、セコい奴らだ。
だから、日本側で中国人の受け入れを拒否するところが増えて、日本政府は困ってるよ」と。
私と父が最初に話した中国に関する話は、およそ上のような内容だった。
そして、その後は海賊版の問題があって、
少しずつ関係は改善されてきているとはいえ、
日本のコンテンツ界と中国は、なかなか仲良くなれない状況が続いていると思う。
いま日本は、中国の資本が欲しくてたまらないし、
中国では未だに外国映画やドラマの公開本数を限っているから、
合作にして、なるべく規制にひっかからないようにしたいと考えるけど、
かれこれ40年以上、いろいろとイヤな思いをしてきている日本人は、
おいそれと中国と握手をする気にはならない。
わざわざ過去のことを持ち出すようなことは、日本人はしないけど、
それくらい中国に対する不信感は根強い。
まあ、そんなことを知らない世代が日中関係を変えていくんだろうから、
あまり変なことは朝礼で言わないようにしよう。
本当のネタは、何か理不尽なことを言われたときに、
中国人をぎゃふんと言わせる技として温存しておく。
いやいや今日は日曜日だしとか、お腹すいたしとか、まあグダグダと考えていて、
一向に手をつけていない。
最近は春雨にハマっている。
日本の福神漬けや漬け物をトッピングしても美味しく、
日ごろの脂っこい中華料理に疲れた胃にはちょうどいい。
ただ、緑豆、じゃがいも、さつまいもなどの澱粉を原料にしているから、
いまひとつダイエット効果はない。
見た目は痩せそうなのに、さすが中国のもの。
食事とは栄養を摂ることであるという大原則を思い出させてくれる。
さて、現実逃避として、
今度の金曜日に回ってくる朝礼で話すネタを考えることにした。
今回は、私の留学時代(93年)にあって、いまの中国にないもの。
・外貨兌換券
・外国人用価格
・長距離列車駅の外国人専用窓口と外国人なら誰でも入れるVIP待合室
(いまもVIP用待合室はあるが、金を払えば基本的に誰でも使える。金がない私は使えない)
・外国人を泊めてはいけないホテル(政府から許可されてない、という意味で)
・市外・国際電話の交換手(昔は市外・国際電話をかけられる電話が決まっていた)
外貨兌換券は私が留学していた93年にちょうどなくなり、
それに付随して外国人用価格もなくなっていった。
後の3つは、きっとそのあとも残っていただろう。そして徐々に消えた。
たった20年なのに、本当にまったく違う国みたいだ。
1980年代は、経済の交流よりも早く、文化交流が始まっていた。
当時、父は映像の仕事をしており、中国の視察団を受け入れる側だった。
たまに家に帰ってくると、父は、よく中国人の悪口をコミカルに語っていた。
「国家が派遣してきた人たちなのに、まったくひどいもんだ。
中国人が視察に来ると、撮影の機材や事務所の文房具が盗まれる。
咎めると、日本が繁栄しているのは中国から盗んだからだ。
だからこれは取り返しているだけにすぎないなんて、盗人猛々しいことを言う。
まったくボールペンごときで、セコい奴らだ。
だから、日本側で中国人の受け入れを拒否するところが増えて、日本政府は困ってるよ」と。
私と父が最初に話した中国に関する話は、およそ上のような内容だった。
そして、その後は海賊版の問題があって、
少しずつ関係は改善されてきているとはいえ、
日本のコンテンツ界と中国は、なかなか仲良くなれない状況が続いていると思う。
いま日本は、中国の資本が欲しくてたまらないし、
中国では未だに外国映画やドラマの公開本数を限っているから、
合作にして、なるべく規制にひっかからないようにしたいと考えるけど、
かれこれ40年以上、いろいろとイヤな思いをしてきている日本人は、
おいそれと中国と握手をする気にはならない。
わざわざ過去のことを持ち出すようなことは、日本人はしないけど、
それくらい中国に対する不信感は根強い。
まあ、そんなことを知らない世代が日中関係を変えていくんだろうから、
あまり変なことは朝礼で言わないようにしよう。
本当のネタは、何か理不尽なことを言われたときに、
中国人をぎゃふんと言わせる技として温存しておく。