ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

終了

2011-05-31 23:57:46 | Weblog
約1年お世話になった派遣先での仕事が今日で終了。
自分で自覚していたよりもずっと、社員の方から愛されていたのだと実感した。
しかも、それは、自分の課の人たちと言うよりも、同じ部の違う課の人たちに。

そして、最後なので、部長に構造上の欠陥と思われるやりにくさと、
それを打開する方法の提案をした。
もちろん部長からは喜ばれた。
派遣社員なのに、部長に提言かい!と、もちろん自分に突っ込みを入れたくもなる。
が、仕事本意の姿勢を貫けるのも、ある意味では派遣社員の強みだ。
組織の一員だったら、そうそう言えないこともある。
私は自分の派遣社員という立場を、存分に活かしたと思っている。
だから、私はこの1年、とてもよかった。

そして、つくづくいろんな人がいると実感した。
これからは、ますます好き嫌いをハッキリさせてみよう。
これ以上、ハッキリした性格になってどうする、とも思うが。

ズッキーニ成長中

2011-05-29 19:48:59 | Weblog
ベランダで育てているズッキーニに、実がなった。



こんなふうにできるんだ。
大小あわせて、いまのところ3つほど。
蟻さんたちが、花粉を運んでくれたのかな。
ありがとう。

で、プチトマトの葉がすごくて、
もうすでに、ベランダで育てる域を超えてしまっている。



これでゴーヤがすくすく育ったら、いったいどんなことになるんだ。
夏、涼しいかもしれないけれど、
蜂とか、なんだかいろんな虫が飛んできそうだ。
鳥にも気をつけなければ。

植物の生命力は、本当にすばらしい。

タヌキ

2011-05-28 22:44:15 | Weblog
夕方、家に帰ってきたら、家の前にタヌキが2匹いた。
シッポがふさふさで、長さが胴体と同じくらいあって、
鼻の部分の毛に白いラインがあった。

ちょっと警戒して、間合いをはかりながら、走っていった。
暗いといえば暗いけれど、
マンションの廊下の灯りがついている。
だって、「あ、タヌキだ」って見分けられたわけだから。
一応、ふつうの町中なんだけれど、
彼らもそれなりに、悠々自適に暮らしているらしい。

いまはもう、タヌキ汁を作る時代でもなければ、
タヌキに化かされたという時代でもない。
そして、共存している。東京23区で。

衛生的にはいろいろとあるのかもしれないけれど、
彼らとの共存関係が成立するのは、なかなかいい。
ネズミがちょろちょろと走るのに出くわすよりも、見た目がいいし、
臆病だから、ベランダにあがってきたりもしないだろう。

ああ、写真が撮りたかった。

私なりの人情

2011-05-27 21:18:58 | Weblog
上海での求職活動進行中。

日本ではすっかり市場価値がなくなってしまった私のような存在でも、
結構、興味を持ってくれる会社がある。
それにしても、人材バンクの営業さんとの相性は大切だ。

93年、北京に留学していた時、
大学生のために就職活動の説明会を開いてくれた会社の担当さんは、
まったく私と相性があわない。
私と初対面で、上海での面談のときに、
履歴書を見て「嫌われ松子の一生って映画みたことありますか?
職を転々として、ドンドン転落していく人生なんですけど、
そのキッカケがセクハラなんですよ。
あなたの人生、まるでそんなですね」って言われて、唖然とした。

ビジネスマナーは正しいけれど、性格が歪んでるぜ!と、
思わず言ってやりそうになった。
その後、そこの紹介で面接を受けたA社が、
当初募集していた基準の給料よりも提示額をあげてくれたとき、
「こんなことはじめてです」と言ってきた。
そして、少し態度がマシになったが、私は愛想がなくなった。

もう一つ登録した会社の担当さんは、非常にいい。
最初から、倍の額で私を紹介してくれる。
今日、書類選考を通してくれたB社は、A社のライバル会社で、
日本で派遣社員で働くよりも、稼げるほどの金額を引き出してくれた。
もちろん日本円に換算して。

なんだか、私という人間が、株券にでもなったような気分だ。
ああ、会社の雰囲気はA社のほうがいいから、
気の合う営業さんが紹介してくれたのだったら、
給料が低くても、ためらわず決めるのになあ。

相変わらず人情と仕事が切り分けられない人間なのだけれど、
私はそういう人間だから、これもまたしょうがない。

誘拐の知らせ

2011-05-25 21:08:12 | Weblog
G・ガルシア=マルケス著、旦敬介訳、ちくま文庫。

なんだろう。
わたし、活字が読めなくなってきたのだろうか。
この本も、なかなか進まなかった。

ガルシア=マルケスは、もともとジャーナリストだったらしいのだけれど、
小説家になって正解だと、つくづく感じた。
コロンビアで実際に起きた誘拐事件を取材してまとめた本で、
確かによく調べているとも思うのだけれど、私にはあわなかった。

心理描写がうまい作家が、淡々と事実を積み重ねるように書くと、
精緻だけど、こうなってしまうんだなあ、という感じ。

今月いっぱい、小説を読まないようにしているけど、
来月は、派遣で働いている仕事も終わるので、たくさんたくさん読んでやる。

約1年前、いまの会社で、派遣として働くようになって、
日本の男性ってこんなに内向き???と驚き、
保身しか考えていないばかりに他人に無関心という、
いい大学を出て、安定した企業に入った「勝ち組」サラリーマンに、本当に幻滅した。

まあ、おかげで、私はこの先もずっと裏街道を行こうと思えたわけなので、
これはこれでよかった。
気がつけばあと1週間なので、せいぜい、のんびりとさせてもらおう。
こんな生活なのも、私たちが払った税金にぶら下がっている企業だからだ。
そう思うと、微妙だけど。

夕焼け

2011-05-24 20:59:34 | Weblog
今日、最寄駅に着くと、素晴らしい夕焼けが広がっていた。
スーパーに寄って、食欲に負けているうちに、どんどん消えていってしまった。

早足で家に帰り、一眼レフを手に持って、マンションの高いところへ。
めずらしく走った。

やさしい紅の空だ。



どんどん去って行く。



銀河に吸い込まれるような雲。



もう間もなく、夜になる。



今日の疲れをリセットするには、夕暮れを眺めるのが一番。

質問がない

2011-05-23 21:20:00 | Weblog
それにしても、スピードアップした。
スマホから、FOMAの携帯に戻したら、メールを打つのも速くなった。
なんだかなあ。まったくスマートじゃなかったなあ。
さて、いつiPhoneに移行するかが問題だ。
とりあえず、次の「S」を見てからにしよう。
まったく、こんなに家の中が苹果だらけになるとは・・・。

先日面接を受けた上海の会社から、
次の面談までに、何か質問があったら送っておいてください。
ちゃんと担当部署に確認して応えます。と、言われている。
非常に丁寧な対応をしてもらっている。

私が聞いてみようと思うのは、以下の3つ。
・残業はどのくらいですか? 
 月初や月末が特に忙しいなどというリズムが知りたいです。
・他の日本人社員は、だいたいどの地区に住んでいますか。
・もし、いいお返事をいただけるとして、私のお返事はいつまで待ってもらえますか。

が、業務上の質問というのが、まったく浮かばない。
申し訳ない。

基本的に「そこにあるものに順応して、即戦力になります」という気持ちがなければ、
わざわざ中国へ行って働こうなんて思わないわけだし、
雇用契約についても、その場でよいように相談して変えていくつもりなので、
周囲のメンバーはどんな人、私の生活のリズムはどう変化するかか、という点しか、気にならない。
同僚は、流動がはげしいわけだから、いま聞いてもあまり意味ないような気がするし。

会社に対して期待していないわけじゃないんだけど、
そんなに気をつかってくれなくていいです、と思う。
私もほかの会社など、いくつか並行して選びますから、とも思う。

最近の日本は不景気だから、
職探しをしているうちに、なんだか卑屈な気持ちが大きくなるのだけれど、
そんなに自分を卑下することはない。
スマートフォンという名前がついていても、ぜんぜんスマートでないこともある。
私自身が「しっくりくる」と思うことのほうが、
相手が私を「しっくりくる」と思うより重要だ。もちろん。

プランター農園の花

2011-05-22 20:52:35 | Weblog
今日の天気は変だった。
午前中は晴れていて、昼ごろ風が強くなって、雨がざあざあ降った。

かなり日が高くなったので、
午前中、ベランダのプランターの位置を少し調整した。
ズッキーニは、ますます元気だ。
蟻がせっせと働いている。
黄色い花も咲きかけている。



一昨年植えたトウガラシは、ずっと植えっぱなしにしている。
今年の花がついた。
白くてかわいらしい。



友人のススメにより、花を食べてみた。
味はみどりっぽくて、しっかり辛い。
これには驚いた。
トウガラシは、花もやっぱりトウガラシなんだ。
カエルの子はカエル。
ちょっと違うか。

植物が育つって、いいなあ。

2ヶ月前に戻る

2011-05-21 21:44:23 | Weblog
今日、スマートフォンからもとの携帯電話に戻した。
携帯電話は、電話としては、最高にすばらしい。
でも、スマートフォンは、まだまだ使いづらい。
暴走するし、フリーズするし、
あれだけ複雑なマシンだから、バグがないハズはないけれど、
商品として売るには、あまりにもお粗末だ。

結局は、これから発展する可能性が垣間見えるけれど、
まだまだモッサリしているスマホより、
サクサク動く携帯の方が、ストレスが少ない。
iPhoneを触るたびに、iPhoneのすごさを感じる。

まったく、どこかのサイトのレビューは、まったくのヤラセだ。
ヤラセをさっ引いたとしても、もう少しスマホ、マシだと思ったのにな。
幻滅も甚だしいので、もうこうなったらキャリアごと換えてしまおう。
選べる、というのはいい。
ただ、我が家のなかは、iPhoneの電波が弱いようなので、
それがやっぱりネックだなあ。

さて、先日、上海で静安寺というところに行った。
消火用のホースのようなもので、ドバーっと水をかけて掃除していた。



こんな感じで、仏像も掃除するのだろうか・・・。
やりそうだよなあ。中国人は。

気楽すぎるのだが

2011-05-19 23:05:21 | Weblog
先日、上海の街を歩きながら、iPodでジャズを聞こうとし、
・・・あまりのミスマッチに苦笑した。
気をとりなおして、日本の自宅で聞いてみると、
なんとまあ、この家は静かなのかとしみじみとする。

この静けさに癒されることもあれば、たまらなく不安になることもある。
もし上海に行ったら、なんとなくその場の雰囲気として、
いまほどネットに頼らないだろうとも思う。
それは、善し悪しではなくて、
私もまた、他人に依存し、他人に流されるということ。

もしかしたら上海に移住するかも、ということで考えてみて、
まったく外国へ行くという感覚がなくて、
あまりにもボーッとしていて、普通すぎて、
すごくワクワクするのでも、すごく不安に思うのでもなく、
緊張感があまりにも欠けているのが、少し怖い。

こんなに普通なテンションで、大丈夫なのだろうか。
ちゃんとやっていけるのだろうか。
もうちょっと、気合いをいれなきゃいけないんじゃないだろうか。
まるで、横浜に行くかのように上海に行っていいのか。

ここのところ、いろいろと考える。
そして、いくら考えても、上海に行くことにはリスクがない。
出してもらえるらしい給料でなんとかなりそうだし、
それで、日本じゃ経験できないことに首を突っ込むことができて、
どっちにしても日本は不景気だし、
日本でダラダラと何気に年齢制限が出て来る派遣社員を続けるより、
上海へ行った方がずっとリスクが少ないくらいだ。
生活水準って、こういうことなんだなあ、とか他人事のように考えてみたりもする。

だから、いま20代で、思うように仕事ができないと感じている
私よりも10歳以上若い人たちは、みんな上海や中国へ行けばいい。
言葉なんて、なんとかなる。
もちろんネイティブのように話せるようにはならない。
でも、日常生活に困らないくらいにはすぐなれる。

この、日常生活に困らない程度の外国語力というのは、
日本では経験できないことだから、みんな自信がないのだけれど、
思っているよりもハードルは低い。
それに、中国は、なんとなく漢字が似てる。すぐ慣れる。

とかなんとか考えると、やはり、
上海へ行くのに、まったくリスクを感じないから・・・、
別に会社を作るわけじゃないから、初期投資もかからないし、
仕事しに行くわけだから、留学と違ってお金はまわるし、
やっぱり、リスクないよなあ。

本当にこんな軽い気持ちでいいのだろうか。
私の神経質な性格がどこまで中国に順応できるかだけど、
留学してた93年当時とは、いまは全然違うし。
どうなんだろうなあ。