ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

秋の花と読書

2010-10-16 16:18:26 | Weblog
うちの前は、いまとても美しいことになっている。
隣の家のおじさんが、猛暑にも負けず育てた花たちだ。
 

うちのほったらかしの萩もようやく咲き始めた。


雑草も咲いている。
 

あとは、桜の木たちがちゃんと紅葉してくれるといいんだけど、
この暑さだからどうだろうか。


さて、今日の午後は、比較的集中力があるときでないと読めない本なので、
笠井潔さんの『例外社会』を読んでいる。
読み始めて、いったい何ヶ月かかっているのだ、というところ。

いま「第七章 千年王国主義と再帰的動物」を読んでいる。

「神話は神を語る=騙る。「神」が蜂起する民衆それ自体、革命的暴力それ自体であるとすれば、労働者階級の使命を階級よりも熟知していると称し、暴力を行使しても階級を善導すべきだと主張するボリシェヴィズムとは、まさに「神」を語る=騙る神話にすぎないだろう。」

こういう中途半端で脈略がわからない引用は、
すごく著作物に対して失礼だと思うのだけど、あえて。

20歳で中国に留学してからあと、
私にとっての一番の悪口は、「神にでもなったつもりか」だった。

もう少し読み進めて、また考える。

今朝見た夢

2010-10-16 06:59:20 | Weblog
昨晩22時に寝たら、今朝6時に目が覚めた。

明け方に見ていた夢では、どこかを旅しているらしかった。
中央アジアのオアシスで、大きくゆるやかな川があって、
その両側に葉っぱのある木が生えていた。

川には木の橋が架かっていて、その上に日本人の友人が立ち、
水面をじっとながめていた。
私は見えない鳥で、でも水面には影がうつるから、
友人の前をすっと横切り、そのまま川の上を飛んでいった。

すごく美しい景色で、
少し肌の色が濃い土地の人が洗濯をしたり、水浴びをしていた。
その人たちの着ている服が、
砂漠の色をうつした水面と、木立の緑によく映えた。
白いサギのような鳥と、たまに水面まで浮かんでくる魚、
とても豊かな光景だった。

もう少し下って行くと、急にさわがしくなった。
新しい木の小屋が建てられていて、その上に大勢の人が座っている。
軒下には、先ほど見た白い鳥がつかまっていて、羽が散乱していた。
どうやら、とても大勢の中国人たちが宴会をしているらしかった。

大きな音でカラオケをかけ、
大声で話し、ものすごく大量の料理を食卓に並べている。
もちろんお皿の上には、白い鳥だったものや、
川でとれたのであろう魚が豪勢に並んでいる。

「ああ、ここも」そう思って、飛び去った。

対岸におりたち、人の姿に戻って、足で歩いて宿まで戻った。
私が泊まっていた宿は、おそらく100年くらい前に西洋人が建てたもので、
造型は瀟酒だけど、あちこちヒビが入り、水回りもよくなかった。
それでも大切に使われていた。

そこの土地には、もう少し滞在しようと思っていたけれど、
一眠りして次の土地に向けて出発することにした。
大地のにおいが、かすかに残るベッドで仮眠をし、
2時間くらいして目が覚めた。
左の手首に数珠のようなものを巻いて、荷造りをした。
不安も高揚感もなく、とても落ち着いた気分だった。

目が覚めて、今日は資源ゴミの日だったことを思い出し、
段ボールをしばって、外に出した。
今日はなるにまかせよう。