ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ようやく週末

2013-04-28 22:03:21 | Weblog
そして、昨日ぐらいから急に暑くなった上海。
ようやく長い1週間が終わった。
今日の午後なんかは、中国人スタッフも「いい加減、今週長い~」と言いながら、
ぐったりまったりモードだった。
やっぱり7日間連続出勤というのは、効率悪いと思う。

この休日制度を決めている政府の偉い人たちは、
どうせ長い休みをとっているのだろうから、この苦しみはわかるまい。
こんな非効率の国でよかった、おかげで日本はまだまだいける、と思うか、
こんな非効率さのせいで、世界中の貴重な資源が無駄遣いされてると思うか、
まあ、どっちもなんだけど、この国って本当に、
とてもじゃないけど、尊敬できない国だなあと思う。

肝心なときに管理職がいない、というのはよくあることで、
日本だったら「責任感がない、何を考えてるんだ!」と批判されることも、
中国では「よし、おれも偉くなって、こんなときに逃げてやるぞ」となるから、
付き合いづらいなあと思う。
性悪説なんだよな。

今日の昼に、日本人の同僚とめずらしく一緒に食事に出た。
仕事中は死んだような顔をしている中国人たちが、
昼休みになると、生き生きと元気になる。
エレベーターの中なんか、もううるさくてたまらない。

同じビルに入っている他の会社の中国人が、わんわん騒いでいたので、
「うへ~」と思いながらエレベーターを降りると、
日本人の同僚も、しかめっ面をしながら降りてきた。

「ほんっとに、この国の人たちって騒がしいよね」
「しかも、女性は50歳になっても、小学生みたいにキャピキャピ騒ぐんだよね」
「このパワー、信じられないよね」

そんな会話の応酬があった。
やっぱり日本と中国を隔てているのは「音」なんだよなあ。

ザリガニ

2013-04-27 23:59:33 | Weblog
今日は労働節まえの出社日。ついでに明日も出社日。
朝、中国人の同僚が「やっと木曜日が来たね。あと2日」と言った。
中国人も長いと感じているらしくて、少しホッとした。

さて、中国人の同僚と夕飯を食べに行った。
ザリガニ、だと思う。



美味しかった。

ご飯を食べていたときに、
同僚から「もっと部下たちとコミュニケーションをとらなきゃダメだよ」と言われた。
「具体的にどんな?」と聞いたら、「一緒に昼食を食べに行きなさい」と。

どうやら、私は比較的性格が明るくて、
他の日本人よりはとっつきやすいのに、
やっぱり他の日本人と同じように、昼食を1人で食べに行く。
それが、どうも納得いかないらしい。

私からすると、10歳以上年下の中国人の男性に対して、
「お昼に行こうよ」と誘う感覚がないのだけど、
どうやら、中国人スタッフの中では、それが評判になっていたらしかった。

でも、上のような「日本じゃ、それないだろ~」というようなこと以外に、
私はその部下くんを食事に誘いたくない明確な理由があった。

というのも、ご飯を咀嚼するときに、すごく大きな音を立てる。
その音を聞いていると、気持ち悪くて食欲がなくなる。
相当ダイエットをしようと思っている時ならいざ知らず、
いまは、仕事の合間の食事時間を、一緒に過ごしたいとは思えない。

ということで、「正直に言うけど、彼の食事のマナーは耐えられない。
でも、話はしようと思って、始業時間前の時間なんかを使って家庭の話とか、
私にしては努力して話しかけてるんだけど」と言ったら、
中国人の同僚は、「え? そんな理由で?」と、たいへん驚いているようだった。

日本に暮らしたことがある同僚は、「日本人は、食事のとき、静かだよね」と言い、
まあ、なんとなく理解したらしかったけど、
日本に住んだことがない中国人からすると、
「音がイヤなんで、一緒に食べません」という回答がくるなんて、
まったく予想外だった模様。

でも、日本人と中国人の行き違い、主に日本人が中国人を避ける理由は、
主に「音」だと思うんだけどなあ。

それなら、今度一緒にご飯に行こう。
「彼がクチャクチャと音を立てて食べ始めたら、僕たちが注意するよ」とのこと。
そこまで言われたら、一緒に行かなきゃ、と思うんだけど、
昼休みくらい、中国語から離れたいんだけどなあ。

アレルギー

2013-04-25 23:58:57 | Weblog
ああ、この音はQQ(中国で人気のチャットサービス)の音だったのか。
しょっちゅう社内のいろいろなところから聞こえてくる音。

めずらしく会社のノートパソコンのスピーカーをオンにしていて知った。
みんな、仕事以外でもQQを使っているんだろうなあ。

まあ、会社にガンガン電話が掛かってきて、
「あなた、今晩の夕飯は何がいい?」「トイレットペーパーを買ってきて」などと、
思いっきりプライベートな会話が、ガンガン繰り広げられるよりは、
チャットでこっそりやってくれるほうがいいと思う。

先日、北京出張に行っていた上海人の同僚が、
期待した通りの北京ばなしをしてくれた。
いわく、「北京人の目は、頭のてっぺんについている」と。
まあ、つまり「えらそうだ」「上から目線だ」と言いたいんだろう。
タクシーは乗車拒否が当然で、相当困ったらしい。
朝食を路上で売っているような人までえらそうだ、と。

共産党のお膝元だからしょうがないのさ~。
それにしても、上海人の北京アレルギーは結構なもので面白い。
とりあえず、笑わせてもらった。

先日、Kindleで久しぶりに『奇巌城』を読んだ。
というか、子ども向けではないバージョンを読んだのは初めてかもしれない。
最後、宝石がウランだったような記憶があったんだけど、
あれは違うお話だったか。三十棺桶島だったかな。
ルパンを読むのは小学生依頼なので、もはや記憶はあやふや。
新鮮な気持ちで読めるのがいい。

ただ、昼休みに読書をしながら食事をしようとすると、
最近、中国人スタッフに「1人で食べるなんて、よくないよ~」と
ありがたくも誘ってもらえ・・・、本が読めない。
中国人は1人で食事をすることを、非常にいやがる。
食事は、みんなでわいわい、楽しく食べてこそ栄養になる、ということらしい。

確かにそうなんだろうけど、たまには静かなのもいいと思うけどね。

到来

2013-04-24 21:11:52 | Weblog
ついにこの日が来た。
まあ、いずれ来るだろうと思っていたけど。

先日の出張の精算をし、日本円で支払った部分は日本円で返してくれた。
うちの経理ってやさしい!
で、中国人スタッフが「日本円だ~」と群がってきたので、
「日本のお札ってね、小さい文字でNIPPONって入ってるんだよ!」と言い、
その場所を指し示そうと思ったら・・・、

焦点が合わない。

ああ、ついに老眼が始まったか。
なんとなく見えるから、「ここ、ここ!」と指差したけど、
むかしのようにくっきり見えないのは、乱視か老眼か。
まあ、老眼だよねえ。

さんざん目を駆使してるから、しょうがないとは思うんだけど。
母もいまの私ぐらいの年齢で、老眼が始まったしね。

そんな私の動揺などは気にせず、
中国人スタッフたちは、
「ぼく、日本円の手触り、スゴく好きだよ。人民元よりぜんぜんいい」
「うん、紙がいいよね。だから偽札ができないんでしょ」
「こんなに持ってると危ないから、今日、ご飯食べて使っちゃおうよ」などと、
思い思いに諭吉さんの顔をなで、去って行った。

明日が月曜日

2013-04-24 01:05:06 | Weblog
いま、会社がレイアウト変更をしており、
社内にシンナーの匂いが充満している。
窓を開けても、たかが知れてるし、
それにここ数日、上海も気温が低くて、とても寒い。

昼休み、中国人に「ラリってる、って、なんて言うの?」と、
見事なボディランゲージ付きで質問したんだけど、
みんな「知らな~い。そんな言葉、中国語にないんじゃない」とのこと。
確かに、こういうあやふや、かつ、状態をよく言い表す言葉は、
中国語よりも日本語に豊富だ。

もうすぐ5月なのに、夜、湯たんぽがかかせない。
少しだけ、コタツを片付けたことを後悔している。
東京も寒かったし、いったいどうしてしまったのか。

さてさて、
最近、会社で、身に余る光栄、ではなくて、
実力以上のパフォーマンスを求められることが多く、
どのへんに軸足を置くべきか、少し迷っている。

特に、日本人同士の人間関係は苦手なんだよなあ。
だいたい、それが上手くできるくらいなら、
日本国内にいるんですけど。
と、思いつつ、
私が帰る場所は日本なのだから、
そろそろ逃げてばかりはいられないんだよなあ、とも思う。

が、それを真面目にやったところで、
しょせんここは中国だしなあ、などと思えたり、
まあ、疲れてるんだろうと思う。
今週は明日から。
日曜日まで出勤だから、明日が月曜日。
これは、中国人の同僚が言ってたこと。

隣人

2013-04-22 23:38:09 | Weblog
昨日遅かったし、今週は日曜日まで出勤だから、
もういい加減燃料切れになるので、会社を20時半に出て来た。
これで早いと思うようになったのは、よくない。

帰宅したとたんに、扉がノックされた。
大家さんかと思って開けたら、隣の住人だと言うお兄さんが、
「IPアドレス教えて。このアパートのIP」と言っている。
どうやらパソコンの設定が消えてしまったようで困っている。

ただ、私も設定方法がよくわからず、大家さんに設定してもらったので、
「うちのは、大家さんにやってもらったから、設定よくわからない」と答えた。
ガッカリしたような顔で帰って行ったので、少しかわいそうになり、
MacBookProのIP設定の画面を開いて、隣の部屋の扉を叩いた。
けっこう品がある感じだったから、イヤなヤツではないだろう。

扉が開いたので、
隣の部屋のお兄さんに、「さっき言ってたのは、これ?」と画面を見せた。
ジッと見た後、「これじゃないんだよね」と言っている。
「じゃあ、ごめん、やっぱりわからないや」と答えた。

あれ、この人、日本語版の画面を見ても、あれこれ聞いて来ないな、と思ったら、
ふと気がついたように、「あれ、もしかして日本人ですか?」と日本語で聞かれた。
「そうです」と答えると、
「ぼくは、一応、日系企業で働いています」と大変流暢な日本語が帰ってきた。
「じゃあ、よろしく」と言うと、「ええ、よろしく」と。
ここまで日本語。

そうこうしているうちに、近くの部屋の人が帰ってきた。
そこで、一応、お互い保身のために、
(日系企業で働いている中国人は、反日の際に、売国奴と呼ばれるため)
「でもやっぱり、IPはわからないよ。ごめんね」と中国語で言うと、
「いえ、どうもありがとう」と中国語で返ってきた。

身なりからして、あと、このアパートに住んでいることからして、
結構いい日系企業に勤めている、そこそこエリートなんだろうと思う。
少なくても、私よりもいいのは確かだ。

とりあえず、隣人が、片方は日本人、もう片方は親日派の中国人で、
とてもよかった。

長蛇

2013-04-22 01:56:02 | Weblog
成田空港発19時30分、上海浦東空港着22時予定の便なんて、
嫌な予感満載じゃないか。

そして、予感は当たった。

なぜか、22時に上海市内へ向かう地下鉄は終了。早い、早過ぎるぞ。
まだ、続々と飛行機が着陸しているのに、なぜだ。

で、市内へ行くバスは、座席指定ではないから中国人との戦い。
負けるとわかっている戦いはしないほうがいい。
ついでにこのバスもだいたい23時に終了する。

ということで、タクシー組合の勝利みたいなことになる。
これは絶対タクシー会社の上の方が政府とつるんで、金儲けしてるに違いない。

ついでに虹橋空港と違って、タクシーが止まれる台数も少なければ、
さばいている人も少なく、進みが遅い。

ということで、大行列。22時10分の状態である。
私はおよそ、列の最後尾にいる。


列の先、折り返し地点が見えないくらい長い。

で、どうやら乗車拒否とか、いろいろと客と運転手とのいざこざがあり、
口喧嘩やら交通警察等が出動し、また、それで牛歩となる。

中国人は「そんなもんさ」と思っている。
白人は、相変わらず植民地時代と大して変わってないと笑っちゃってる。
日本人は「この状況を改善するには、タクシーをこのように入らせて・・・」と討論に入る。

やっぱり、日本人が一番頭がよさそうだったよ。
人間としての余裕は白人に負けてる感があったけど。

23時、ようやくここまで来た。
あと10分ぐらいでタクシーの乗れる予定の距離。


そしてまた、乗車拒否だか何だかで、中国人同士で叫び合っている。
23時なのに、元気だなあ。

230元もかけて、タクシーで帰って来た。
虹橋ー羽田よりも浦東ー成田のほうが安いけど、
差額分を払うから虹橋空港にして!と会社にお願いしたのに、
会計がめんどくさいから今回は浦東で、と言われ、押し切られたのだけど、
次回は絶対に虹橋にしてもらうぞ。

こういう無駄な頑張りは嫌いだ。

日用品の買い出し

2013-04-20 23:51:24 | Weblog
今日は少しだけ仕事をして、というか、この仕事のために帰国したのだけど、
仕事ということを忘れるくらいに楽しくて、
いやあ、日本の仕事もいいじゃないか!という気分になり、
ほくほくと家に帰りつき、その後はひたすらダラダラした。

本当は仕事がたまっているから、やらなきゃいけないんだけど、
たまには、ちゃんと休まないと。

それにしても日本は静かだ。
静かだから、考える時間がたくさんある。

出掛けるといろいろと買いたくなってしまって、
「日本のお店は、どこもきれいだし、品数も豊富! それにこの品質がこのお値段。
 上海ならもっと高いわ、お得!」みたいな気分になり、
お札がどんどん減って行くので、こういうときは家に引きこもるに限る。

上海に持って行くレトルト食品や化粧品などを買い込み、
品質を安心して買える、という贅沢に、改めて感動した。
相手を疑わなくていい、って、本当に楽だ。
待っていれば普通に順番が回ってくるなんて、本当に素晴らしい!

明日上海に戻り、明後日からまた中国人たちとの仕事が始まるんだけど、
それはそれで楽しいんだけど、
言われるまでやらないし、言ってもやらないし、仕事するだけ無駄みたいな
感覚の人たちに囲まれると思うと、少しうんざりする。

日本にもそういう人たちはいたけれど、
特に高学歴のわりに就職に失敗したと思っている人に多かったけど、
中国は全体的にそんな雰囲気だから、その点だけは疲れるんだよなあ。
そのかわり、私はマイペースでできるので、気が楽な部分もあるんだけど。
難しいねえ。

それにしても、よく買い物した。

遠い

2013-04-19 23:36:07 | Weblog
久しぶりの東京は、寒かった。

今回の帰国は出張なので、
上海浦東空港ー成田空港というルートなのだけど、
まず、上海のアパートから浦東空港までが遠い。
片道約1時間半。
しかも、今朝は寝坊した。

成田空港から日本の自宅までは、約2時間。
上海虹橋空港ー羽田空港のルートに比べると、
片道で約1時間半も長くかかる。

せっかくうんざりするほど電車に乗るわけなので、
上海の地下鉄と日本の電車の違いを堪能してみようと思った。

とにかく、日本は車内が静かで、
カバンのチャックを開け閉めするだけでも、
周囲に迷惑になるんじゃないかと気をつかうほど。

上海では、みんなが思い思いのことをやっているので、
まず目立つことはない。
そして、今日気がついたのだけど、
上海の地下鉄は、地上を走っているとき、
隣を走っているタクシーに速度で負けていた。

上海の地下鉄は十分便利だと思うけど、
東京の線路の複雑さと、
スムーズな走り(急ブレーキとかない)に、改めて感動した。
それに、日本人はこぎれいだ。

が、すごくたくさん席が空いているときでも、
続きの席がなく、
新しく乗って来た人が、座席を分かれて座らなければならないようなとき、
日本人は、まず譲ってあげない。
1つか2つ動けばすむことなのに、それをやらない。

中国人は必ず譲ってくれるし、当然「詰めてもらえる?」と聞いてくる。
このあたりは、上海のほうがいいな。

ああ、ネットがサクサクすぎて、速度についていけない。

爆睡

2013-04-17 23:54:35 | Weblog
ついに上海の地下鉄で爆睡ができるくらい、上海に慣れてしまった。
いや、それくらい疲れていると言うべきか。

今日は朝から松江という島根県じゃなくて、上海の郊外のほうに出掛けた。
松江はすごく広くて、別荘、大学、工場が集まる地区と、種々雑多だ。
ついでに、中国の地名はふつう音読みをするけど、松江だけは
日本人は「まつえ」と呼ぶ。
そりゃそうか。

で、松江に行くには、9号線というのに乗るのだけど、
これがまた上海市中心をはずれると乗っている人もまばらになり、
一駅の区間が長くなり、居眠りするには最高の環境となる。
(中国人が近くで大声で話していなければだが、席をうつればいいし)

ふと気がつくと、降りる駅の2つ前くらいまで来ていて、
何か違和感を感じた。
そうだ。車内放送で音楽が流れている。
しかも結構ボリュームが大きい。

あ、それで起きてしまったんだ。
感謝するべきか、うらむべきか。

上海では、バスやタクシーは何らかの放送が流れているものだけど、
地下鉄も郊外になると音楽を流したりするんだなあ。
とかなんとか思いながら、帰りもやっぱり爆睡した。

体質は遺伝するもので、最近は疲れるとものもらいができる。
これは父方の祖母の体質だ。

今朝は目を開けた瞬間に左目に違和感を感じた。
そろそろ、ちゃんと休まないと。
と思ったところで、気がついた。

今週末は出張、そして、
来週は、労働節前の変則休日で、日曜日まで7日間連続出勤であった。
中国のこの制度、やめてほしいよなあ。