ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

キレ

2011-11-30 23:31:07 | Weblog
昨夜、寝てたら急に胃のあたりが痛くなり、目が覚めた。
どうも、その直前に、イヤな夢を見ていたような気がする。

よく夢で翌日のシミュレーションをしているから、
きっと何か心配事があったんだろうと思う。
まあ、何を気にしていたのか、わかっているんだけど。

そして、予想どおり、仕事でひやりとすることがあった。
いつキレるか、びくびくした。
でも、もう、そんなことはどうでもいいや。
わがままな日本人に振り回されてもしょうがない。
それも業、これも業。
すべては因果応報。

さて、今日はじめて、久光百貨店のスーパーに
ゆっくりと立ち寄った。

欲しい物が、欲しい順序で並んでいる感じ。
中国人の店員さんが、道をふさぐように立ち話をしている以外は、
非常に使いやすくていいお店だった。

そして、その中で、知らない日本人男性が、
これまた、キレていた。
「御社のなかでは、情報の共有がなされないのですか!」と。

ごもっともな怒りだ。
キレるのもわかる。
が、どうやら、電話先の中国人スタッフの間で情報が伝達されなかったことを
怒っているらしかった。
ああ、それじゃあ、しょうがない。
ここは中国だから、中国人スタッフ同士で情報の共有なんて、
するわけないじゃない。

「キレる」の尊敬表現は「おキレになる」なんだろうか。
私は「おキレあそばす」が気に入っている。
なんとなく、ユーモア感が増すから。

類友

2011-11-30 00:05:23 | Weblog
どうしても、AB型が集まってしまう。
それぞれAB型流に勝手なので、居心地がよく、
ついつい勝手に盛り上がってしまう。

それにしても、ドライヤーが壊れて、早2ヶ月。
その間に、髪の毛を大幅に短くしたりしてごまかしていたのだけれど、
そろそろ夜は冷えるようになってきたし、
ドライヤーを購入しようかと思っている。

安い物だと100元くらいからある。
感電したくないし、できたらマイナスイオンが出るほうがいいし、と思うと、
それなりに高くなってくる。
毎日使う物だから、買ってもいいよなあ。

でも、暖房を入れるようになったら部屋の中が乾燥するし、
やっぱりドライヤーがいらないだろうか。

美容師さんいわく、
すぐ乾かすように、でないと菌が繁殖するし、
キューティクルも安定せず痛みやすい、ということなのだが、
どうもこう、美容関係にお金をかけることに対して抵抗感がある。

ドライヤーが美容グッズなのかどうかは、置いておいて。

2011-11-29 00:02:01 | Weblog
ついに年末だなあ。
日本の年末と、次に中国の年末と続き、
何かとあわただしい日々が続く。

さいわい、今年の春節は、仕事の切れ目とあっているので、
不幸中の幸いと言うか・・・、
あ、新年自体は幸いなんだけど、
日本と中国と連続で、ばらばらと続くあたりが、
毎年、ちとめんどくさいと思う。

話は変わって、今日、加齢臭の話になった。
私は最初、加齢臭を「カレー臭」だと思っていた。
サラリーマンが昼ご飯に社内でカレー弁当を食べ、
その匂いが社内に広がる現象のことだと思っていた。

後に、加齢臭とはなんぞや、というか、
この匂いが加齢臭か、と、わかるようになったのだが、
自分もそろそろ、そんな匂いが出始めてもしょうがない年齢になり、
なんともいえない気分になった。

そういえば、毎晩、両親にお線香をあげていたとき、
自分にお線香の匂いが染み付いたため、
会社で「お寺の匂いがする」と言われたことを思い出した。
加齢臭よりはお香のほうがいいと、個人的には思うけれど、
話しながら、頭のバックグラウンドで、
三島由紀夫の『天人五衰』を思い出したりした。

久しぶりの観光

2011-11-28 00:17:05 | Weblog
今日もお祭りのような1日だった。

それにしても上海の観光地は人が多い。
そして、みんなが自分のことだけを考えているような感じ。
礼儀もなにもないから、堅苦しくなくていいんだけど、
かといって、気分よくもない。
こう、なんというか、質の悪い油の煙を吸い込んだ感じ。

感覚を開放すると、イヤな気持ちがつのるので、
自分の殻に閉じこもって、行き過ぎる。
その切り替えがはやくできるのが「慣れた」ということだと思う。

でも、上海は、そういうところばかりではなくて、
品のいいブティックなども、少し裏に入るとあったりする。
このごちゃまぜ感は楽しいのだけれど、
誰かが旅行に来るなどといったキッカケがないと、
自分からは、わざわざ出掛けない。
そこにたどりつくまでに、人ごみをかきわけなければならないのが、
正直言っておっくうだから。

ということで、
上海に住んでいても、
基本的には決まったところに最低限しか行かなくなってきていたので、
友人が旅行に来てくれて、久しぶりに私も楽しかった。

よく歩いたので、よく眠れそうだ。
それにしても、旧フランス租界エリアが一番ラクだという、
この敗北感・・・。
旧日本租界とは、やっぱり全然違うんだよなあ。

和の小物

2011-11-27 00:26:57 | Weblog
今日は、日本から友人たちが来たので、ちょっとだけ上海観光。

日本の着物を使って作ったポーチや巾着を持ってきてくれた。



本物の着物のいい素材でできているので、肌触りがすごくいい。
拡大するとこんな感じ。
全部手づくりなのがすごい。和の小物はいいなあ。

 

いろんな布地の種類がある。



会社の中国人スタッフの喜びそうな顔が浮かび、プレゼントしてみようと思った。
それに、欧米の観光客や中国人の意見を聞いてみたいということで、
牛心というお店にも置かせてもらうことになった。
住所:上海市東湖路20号diage1階

その後、上海料理を食べ、南京東路を散策し・・・、今日はぐっすり眠れる感じだ。

肝心なところが

2011-11-26 00:29:50 | Weblog
今日は仕事で、キレる人を間近で見た。
そして、その矛先は、およそ私に向けられていた。

私は先にキレられてしまったので、わりと興ざめな感じで、
まあ、よくキレるなあ、と感心するとともに、
でも、肝心の固有名詞を言い間違ってるんだよなあ、と、
その点を突っ込みたいけれども、間合い的に突っ込めないという、
たいへん、むずむずとかゆい時間を味わった。

キレるなら、せめて、かっこよく決めてほしいものだ。
まあ、キレる段階でかっこよくはないのだけれど。
結局私は、言い間違いが気になったために、反論する機を逃し、
ずっとだまっていることになったら、
同席していた他の人がフォローしてくれ、
自分で発言する以上に、私にとって有利な結論にいたることになった。

いつもの私なら、とっくのとうに反論に転じているところが、
相手方の言い間違いのおかげで、棚ぼた式にいいことが落ちてきたわけで、
「沈黙は金なり」って、こういうことなのかなあ、などと考えていた。

それにしても、居心地の悪い1時間半だった。
土日、お休みでよかった。

妊婦

2011-11-25 00:05:20 | Weblog
今日はなかなかブログの管理画面につながらなかった。
何かあったのか。中国。

さて、会社に中国人の妊婦が2人いる。
2人とも上海人。
最近結婚したばかりのような気がするのだけれど、
もうお腹が大きくなり始めている。

「はやいなあ」と思ったので、中国人の同僚に、
中国人は結婚するとすぐに子どもを産むものなのか、と訊ねたら、
「20代後半で結婚した人なら、すぐ子どもをつくるでしょう」という
回答が返ってきた。

日本でも地方では、結婚と出産の年齢が低いし、
そんなもんなんだろうなあ、とは思う。
それに、中国の人は、日本よりももっと親を大切にするから、
はやく孫の顔を見せてやりたい、という気持ちになるのもわかる。

そして、会社も妊婦に対して寛容だ。
うちの会社は定時が18時30分までだけれど、
妊婦が17時に、自分の席でゆでたまごの殻をむき、
ほおばることに対して、みんなとても理解がある。
彼女はいま、栄養をとらなければならないときだからね、と。

なんとなく、日本の会社の姿のほうが、
人間性がないと感じることもある。

言葉は難しい

2011-11-23 23:46:39 | Weblog
上海のローソンで買い物をしたら、レジのおばさんが、
「スースー クワイ」と言った。
てっきり「14元」だと思ったら、「40元」だった。

10はshi。4はsi。
10は舌をまき、4は舌をまかない。
声調は違うけれど、早口だとよくわからいことがある。

この前は、地下鉄に乗ろうとした人が、話しかけてきた。
「これは10号線か?」と聞いてきたのだろうと思いつつ、
舌をまいていなかったので、念のため、
「4号線じゃないよ。これは10号線だよ」と言ったら、
「そうだそうだ、10号線だ」と、スースーした発音で言われた。

上海人は捲舌音がなくなるからイヤなんだよ~。

先日、中国人の同僚から、
「社内で、いちばんerの発音が上手だね」と言われた。
erは、北京の勲章とも言うべき音だけど、
これを上手いと言われて、喜んでいいのかどうか。

ちなみに、北京の人は、語尾だけではなく、
すべてが捲舌音っぽく発音する。
それを冗談で真似しながら話していたら、何とも言えない顔をされた。
まあ、中国は広いということで。

今日は勤労感謝の日で、むかしの新嘗祭の日。
今朝、なんとなく「日本の心」と思って、出社する道を歩いていたら、
百人一首の1番歌の天地天皇の歌を思い出し、
その語尾に「なう」をつけてみたくなった。

「秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれるなう」
なんとなくいいけど、字余りだ。

ということで、会社に着いてから、
語尾を現代風にアレンジしたよ、ということで、
社内の日本人スタッフにメールを出したら、思い切りスルーされた。

ちょっとガッカリだ。

お里が知れる

2011-11-22 23:54:37 | Weblog
明日、日本は勤労感謝の日かあ。
私もぜひ勤労感謝されたいものだけれど、
ここは上海なので、休日ではない。
休日、日本のほうが多い。

日本と中国の休日、両方休む在日中国大使館が
一番休みが多いような気がする。
さすが中国の役所だなあ。

先日、スーパーのレジで、私の前に日本人のおじさんが並んでいた。
どうやら中国語がわからないらしく、レジ係の人の言葉が聞き取れないようだった。

中国では、例えば21元という買い物をするときに、30元を渡すと、
たいていレジの人から「1元もってる?」と聞かれる。
その人も同じように聞かれて、「はあ?」という感じだったから、
「1元あるかって言ってます」と通訳したら、鼻で「ふん」と息を吐かれ、
小銭入れをごそごそ探して、1元を渡していた。
そして私に「ありがとう」もなかった。

困った顔をしたから教えてあげたのに、鼻で「ふん」はないだろう。
どんな大会社の地位ある人か知らないけど、そりゃ~品がないよ。
思わず「この人、部下の女性からきらわれてるだろうなあ」と思ってしまった。
上海の日本人社会はせまいので、いずれ仕事で会うことがあるかもしれないけど、
しっかり顔を覚えておいたので、
どんなに大きな会社で、本人の外ヅラがそのときはよかったとしても、
決して惑わされることはないよ。

いずれ自分に返ってくるもの。

安心

2011-11-21 23:55:00 | Weblog
今日、ある人に、かれこれ20年近く疑問に思っていることを質問してみた。

というのも、
その昔、日本人が生命を賭してまで荒波を渡って学びに行った中国は、
いまの中国と同じように、こんなだったのか、と。
つまり、
公共道徳なし、恥と外聞なし、礼儀なし、横入りあり、歩きながらの痰吐きあり、
唐の時代もこんなだったのか。
ここに劣るほど、日本はもっとひどかったのか。

どうやら、唐の時代の中国は、
世界で最も洗練された人たちの住む国、
唐のマナーが世界のスタンダードだった、けど、今は違う。
やっぱり共産党の時代になって、文化人がみんな台湾に逃げちゃったり、
文革でぶっつぶしたりして、こんなになったんだよね、と。

その話を聞いて、非常に安心した。
ああよかった。

じゃあ、いまの日本人が中国人に比べて文明的かというと、
上海という、日本でいう恥も外聞もないところにくると、
いろいろとやりたい放題の人がいるので、結構はずかしい。

それにしても、iPhoneは賢い。