STARLIGHT NIGHTS

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♪ 古典四重奏団ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏会Ⅳ

2010年09月11日 | 音楽(コンサート)
○日時 2010年9月11日(土)
    (レクチャー)18時~18時45分
    (コンサート)19時~20時50分
○会場 松本市音楽文化ホール
○演奏 古典四重奏団
○プログラム
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調作品74「ハープ」
    ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調作品130「大フーガ」作品133付き

一昨年、前半の第9番まで演奏されたそうですが(未聴)、この秋、第10番以降の後期弦楽四重奏曲を3回に分けて演奏されます。一昨年から4回目になります。
後期の弦楽四重奏曲は、どの曲もとても意味深い印象を持つ曲です。まとめて生で聴く機会はめったにありません。今回は急遽聴きに行けることになったので、当日券で滑り込みました。
まずは、本公演の前にレクチャー。単に話だけでなくて、演奏をしながらのお話しです。チェロの田崎瑞博氏による解説と4人のメンバーの演奏でレクチャーが進みました。後期の四重奏曲は、ベートーヴェンがより自分の内面を見つめるような特徴があること(音楽の到達点)。今回の第13番は起承転結がはっきりしない、組曲のような構成をしているが、初演時不評で、その後別作品にしてしまった「大フーガ」ですが、これが本来のフィナーレであり、この曲全体が、大きな回廊のようにできており、大フーガのフィナーレで、聴衆は回廊の入り口に戻っていたかのような完結感をもたらす(時間の芸術への挑戦)、と話されていました。
さて本番。4人の奏者は全くの暗譜で演奏しており、譜面がありません。奏者、どこを見ているのかというと、それぞれの顔を見合わせながら演奏しています。ある種の一体感ができますね。演奏も大変集中力の高いすばらしいものでした。はじめの第10番、とても美しい演奏でした。第13番は前半のレクチャーの内容を気にしながらでしたが、やはりなるほどと思わせるところもあり、この曲の見方、印象が変わりました。
次回、聴きに行けるか分かりませんが、都合をつけたいと思います。


信州 月あかり 星あかり

2010年09月11日 | 絵画・芸術
塩尻市在住の写真家、上條英雄氏による写真展「信州 月あかり 星あかり」が梓川アカデミア館で行われているので見に行ってきました。風景写真家として名高い方ですが、今回は表題から想像されるとおり、いわゆる星景写真の展覧会です。40数点もの作品が展示されていましたが、主に高ボッチ高原からの星景。諏訪湖や富士山を望むポイントはもちろん、北アルプス方向から下界の街明かりを盛り込んで星空の風景を切り取っていました。高ボッチの樹氷を前景にした星空の写真もなかなかです。
ほとんどの作品は、月明かりをうまくライティングして、地上の風景を浮かび上がらせて、地上と星空とをうまくバランス良く出来あがっていました。
展示は13日までということで、もうわずかです。