STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

ホームズ彗星とタットル彗星(11月30日)

2007年12月01日 | 彗星
昨夜は久しぶりに晴れたので、いこいの森に行ってみた。
急に冷え込んだ昨今に比べて比較的暖かい。その分、湿度が高い。
ドームの壁面が結露していた。

月明かりがなくなり、ホームズ彗星はまだ肉眼でも見える。
でも暗い夜空にしっかりと目を慣らしていないと見えにくい。
目が慣れてくると、以前にも増して大きくなった様子がよくわかる。肉眼でも明瞭な面積体に見える。薄雲の切れ端のようだ。
ドームの31cm鏡では、このとおり。いっそう巨大な姿となる。既に月(満月)の視直径の大きさを超え、月の1.5倍程度はあるだろうか。
見かけ上、月と太陽の大きさはほぼ同じ。ということは、実直径では太陽の大きさをはるかに超える大きさまで広がっていることになる!今太陽系最大の星・・・。


引きつづき、この年末年始に明るくなるタットル彗星を捉えた。
この彗星は、こぐま座流星群の母彗星で、流星群は12月23日頃に出現する。
今年はどうだろうか。
彗星自体は、周期13年で太陽の周りを回っている。前回13年前は接近の条件が悪くて観測できなかったが、さらに前の接近の時に見ているのだ。1980年の年末だった。その時はもうひとつ周期30年ほどのステファン・オテルマ彗星も接近しており、こちらが初めて見た彗星だったが、2番目に見た彗星として記憶している。
当時高校生の時。(年がバレる!)
昨夜は、北極星の南西、位置的には“りゅう座”にいたが、まだ31cm鏡でもかすかな光で、光度も10等級。
写真では、彗星特有の青緑色のコマが淡く広がっている姿を捉えられた。
これから明るくなる予想なので、楽しみ!


その後は時間が許すかぎり、ほかの天体も観察撮影。
スターパーティで見た、カシオペヤ座の散開星団NGC7789、オリオン座大星雲のM42など・・・。
しかしこれら写真、ピンボケでお見せできないものとなってしまった。
これはそのうち再トライ・・・。