幸せアップ+α

TVを見ていることが多いし、いろいろ感じることがある。

大きなサイズで時間を考える

2022-09-14 16:50:03 | 社会

以前はブログを週に2,3回書いていたのだけれど、

最近は週一程度になっている。

PCに電源を入れてから、使える状態になるのに30分位掛っているかな!?

それで、PCを開くのが面倒になっている。

私はブログを書くことで頭の中が整理されるので、

これからも書き続けていきたいと思います。

 

政治学者 姜尚中氏のインタビュー記事の抜粋:

「自他共の幸せ」目指す生き方が

明るい未来を開く「希望」の源泉

 

大きな時間軸で

 

70代に入ったから感じることかもしれませんが、

「時間軸を長く取ること」が必要だと、最近改めて思います。

私たちは普段、小さな時間の単位でしか、人生を考えていないのですね。

特に若者には、そうした傾向が強いのを、大学等の現場で感じています。

どの大学に行くかで人生が決まるといった感覚に、吸い込まれてしまった

人たちが多くいる。

そんなことで人生は決まらないよといっても、若い人には

なかなか理解されません。

日本は世界に誇る長寿社会であるにもかかわらず、

驚くほど短い時間軸で物事を考えていることを、私は憂慮しています。

人生には、良い時も悪い時もあるわけですね。でも、そのたびに

一喜一憂する必要はない。

『『像の時間ネズミの時間』本川達雄著 ではないが、

大きなサイズで時間を考えると、人生の出来事を違った視点から

見ることができるように思います。

そのように長い時間軸で人生を捉えられるようになるには、

敗者復活戦が許される社会にならなければならないと思います。

例えば、新卒で一斉に採用するような仕組みではなく、

中途採用ができるような雇用形態に変えることなどです。

アメリカでは、50歳で大学に入って学び直したり、

当然のように受け止められます。

 

今だけを考えてしまえば、つらいことはつらいままでしか

ないかもしれない。

しかし、今はダメでも敗者復活戦で逆転できると考えられれば、

つらいことにも、意味が伴っていくと思うのです。

 

あれがダメならこれがあるという風に、選択肢を増やしていく

という考え方が大切ではないでしょうか。

人生を複線化していくということかもしれません。

 

 幸も不幸も人生

 

2010年に息子を亡くしたことは、私が「幸せ」について

考えるようになるきっかけでした。

何の不自由もないことが幸せであり、それが人生の目的で

あると考えてしまえば、不幸に見舞われたときに、それを

恨んだり、否定したりしてしまいます。

しかし、長い時間軸で人生を見つめて、

幸福と不幸は地続きであり、どちらもあるのが人生だと

考えると、だいぶ気持ちが楽になりました。

 

最近、若者の口から「希望」ということばを聞かなくなったと

感じています。

「希望」とは共に喜ぶことであり、他者がいてこを感じられる

ものだと思うのです。

希望を生み出すことが必要です。自分の未来に希望をを抱いている人は、

たとえ今、不幸であっても、耐えられる。

他者の不幸の上に自分の幸福を築くようなことは、しないはずです。

 

難し時代ですが、同時に生みの苦しみの時代でもあるのです。

ここをくぐり抜けることができれば、

必ず明るい未来が開けてくる。

一人一人がその希望を社会にともし続ける存在に

なっていただきたいと思います。

 

そうありたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

    



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