漁業者側が逆転敗訴 諫早湾の干拓事業 福岡高裁(18/07/30)
諌早湾干拓事業を巡る裁判で福岡高裁は1審判決を取り消し、開門の差し止めを容認する判決を言い渡しました。2010年に開門を命じた確定判決を覆す判断で、漁業者側は逆転敗訴しました。漁業者側は最高裁に上告する方針です。 ・・・記事の続き、その他のニュースはコチラから! [テレ朝news] http://www.tv-asahi.co.jp/ann/
諫早湾干拓事業
干拓に伴う漁業被害の報道
潮受け堤防の水門閉鎖後、深刻な漁業被害が発生していると報じられるようになった。主な被害として、二枚貝タイラギの死滅、海苔の色落ちなどがあるとされ、自然保護団体や沿岸の各漁業協同組合が反対運動を行った。原因は干潟の浄化作用が機能しなくなった為とされたが、海苔養殖業者が消毒目的に散布した酸や化学肥料による影響との主張もあり、海苔養殖業者と他の漁業者との紛争も発生した。タイラギ貝の大量死は干拓工事開始の翌年1990年からが始まり、1993年からは休漁となっている。これらの被害を受けて、水門を開放して再び調整池を海水化したり、水門を撤去することを要求する運動が高まった。