松山英樹、通算10アンダーでマスターズ初制覇!/最終日詳細
<米男子ゴルフツアー:マスターズ>◇最終日◇11日(日本時間12日)◇米ジョージア州・オーガスタ・ナショナルGC(7475ヤード、パー72)◇有観客開催
松山英樹(29=LEXUS)が、4バーディー、5ボギーの73で回り、通算10アンダーで今大会出場10度目で初優勝を飾った。
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アウト3675ヤード=パー36、イン3710ヤード=パー36
ホール | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
パ ー | 4 | 5 | 4 | 3 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 | 36 |
松 山 | △ | ○ | ・ | ・ | ・ | ・ | ・ | ○ | ○ | 34 |
ホール | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 計 |
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パ ー | 4 | 4 | 3 | 5 | 4 | 5 | 3 | 4 | 4 | 36 |
松 山 | ・ | ・ | △ | ○ | ・ | △ | △ | ・ | △ | 39 |
※・はパー、○はバーディー、◎はイーグル、△はボギー、□はダブルボギー
18番465ヤード、パー4
ティーショットはフェアウエー。第2打はグリーン右のバンカーへ。第3打をピンに寄せると、パトロン(観衆)から大きな拍手が起きる。第4打を前に、笑顔を見せる場面も。パーパットは外してしまったが、返しのボギーパットを沈めて優勝を決めた。日本男子のメジャー優勝は初めて。観衆の声援に、目には涙を浮かべていた。
17番440ヤード、パー4
ティーショットはフェアウエー。第2打で6メートルにつける。バーディーパットは届かず、パー。2位に2打差をつけて首位を守ったまま、最終ホールを残すのみとなった。
16番170ヤード、パー3
ティーショットはグリーンに乗せるが12・5メートル残る。バーディーパットは鋭い下りの傾斜で2メートルオーバー。パーパットを決めきれず、連続ボギー。15番まで4連続バーディーとしていた同組の2位シャウフェレが、このホールでトリプルボギー。2位となった9アンダーのザラトリス(米国)とは2打差となる。
15番530ヤード、パー5
ティーショットはフェアウエー。だが第2打を池に入れる。1罰打を加え池に近い位置からのアプローチ第4打は、グリーンに乗せられずエッジへ。グリーンわずか外からの第5打をパターで打ったが決められずボギー。同組のシャウフェレ(米国)はこのホールをバーディーとして10アンダーに伸ばす。12アンダーに後退した松山は、2打差に詰められる。
14番440ヤード、パー4
ティーショットはフェアウエー。第2打は4メートルにつける。バーディーパットはカップをかすめて通過しパー。同組の2位シャウフェレ(米国)が、このホールでバーディーを奪って9アンダーに伸ばす。その差は4打差。
13番510ヤード、パー5
「アーメン・コーナー」最後のホールはショットが乱れるが、幸運も重なった。ティーショットは左サイドの林に打ち込んだが、木に当たってフェアウエーに近いラフまで出てくる。第2打はロストボールの可能性もある花の植え込みの方向に向かったが、グリーン左奥のラフで止まる。この日さえているアプローチで、第3打をピンまで50センチに寄せてバーディー。この日2つ目のバウンスバックで、流れを失わず、通算13アンダーに戻す。
12番155ヤード、パー3
「アーメン・コーナー」2ホール目。ティーショットはバンカーに入れる。第2打はグリーンに乗せるも寄せきれず。5・5メートルのパーパットはカップ左を通過しボギー。通算12アンダーに後退。
11番505ヤード、パー4
神に祈るしかないといわれるほどの難しさから「アーメン・コーナー」と呼ばれる11~13番に突入。
ティーショットはフェアウエー。残り約205ヤードからの第2打は、グリーンをわずかに外す。残り18ヤードからの第3打をピタリと寄せてパー。
10番495ヤード、パー4
ティーショットはフェアウエー。第2打を8メートルにつけると、バーディーパットはわずか入らず。後半はパーからのスタート。2位とは変わらず5打差。
9番460ヤード、パー4
ティーショットはフェアウエー。残り90ヤード余りからの第2打を1メートルにピタリと寄せ、連続バーディー。通算13アンダーと2つ伸ばして後半に突入。2位のザラトリス(米国)との差は、スタート時よりも1つ広げて5打差として折り返した。
8番570ヤード、パー5
ティーショットは右ラフ。残り約260ヤードからの第2打は、硬いグリーンに止まらず後方にこぼれる。第3打は上りの傾斜を越え、1メートルに寄せる。バーディーパットを決めて通算12アンダー。スタート時点よりも1つ伸ばす。前半2つのパー5ホールで、ともにバーディーを奪った。9アンダーで2位のザラトリス(米国)とは3打差となる。
7番450ヤード、パー4
ティーショットは、打った直後に手を離すも、右サイドのフェアウエーに残る。残り115ヤードからの第2打を、1・2メートルにピタリとつける。だがバーディーパットはカップに蹴られてパー。
6番180ヤード、パー3
ティーショットを4メートルにつけてバーディーチャンス。だが、わずかに決められず、4ホール連続のパー。
5番495ヤード、パー4
ティーショットは左サイドのバンカー。第2打でフェアウエーに出し、残り約95ヤードの第3打はピン奥へ寄せきれず。5メートルのパーパットが残るピンチだったが、決めてパトロン(観衆)から大きな拍手が起きる。パー4としては距離の長い495ヤードと、難度の高いホールで、価値あるパーセーブ。
4番240ヤード、パー3
ティーショットはグリーンに乗せるも、ピン奥17メートルへ。長いバーディーパットを1メートルに寄せてパー。同組のシャウフェレがボギーで7アンダーに落とし、8アンダーで2位のザラトリスとは3打差。
3番350ヤード、パー4
ティーショットはフェアウエー。第2打は大きくグリーンをオーバー。第3打のアプローチは、上りの傾斜を越えて50センチ足らずにピタリと寄せて“お先”のパー。
2番575ヤード、パー5
ティーショットはフェアウエー。第2打をグリーン手前のバンカーに入れたが、第3打でピンまで1メートルにピタリと寄せる。難なく第4打のパットを決めて最初のバーディー。バウンスバックに成功し、スタート時と同じ11アンダーに戻す。一時は9アンダーとしていたザラトリス(米国)が3番で落とし、同組のシャウフェレは同じく2番でバーディーとし、2位で8アンダーの2人とは3打差。
1番445ヤード、パー4
スタート前から笑顔を見せるなど緊張した様子は見られず。同組は第3ラウンドに続き、世界ランキング6位の実力者ザンダー・シャウフェレ(米国)。日本語も少し話すことができるとあって、第3ラウンドでは日本語で会話する場面もあり、互いにスコアを伸ばした。同組選手には恵まれたといえる。
快晴の下、日本12日午前3時40分、2位に4打差をつけて最終組でスタート。ティーショットは右サイドの林の中へ。第2打は狭い木と木の間を抜け、フェアウエーに出す。エッジまで26ヤードからの第3打は寄せられず、ピンまで10メートル残す。パーパットは、わずかにカップの左を通過しボギー。通算10アンダーへと1つ落とす。2位で出て1、2番と連続バーディーのウィル・ザラトリス(米国)とは、あっという間に1打差に縮まる。
1日目/4月11日(日)五條市→御所市→葛城市→十津川村→桜井市→田原本町→天理市→明日香村→橿原市◎セレブレーション会場:橿原市 奈良県立橿原公苑陸上競技場2日目/4月12日(月)河合町・広陵町・香芝市→大和高田市→吉野町→斑鳩町→大和郡山市・奈良市→宇陀市→生駒市→奈良市◎セレブレーション会場:奈良市 東大寺大仏殿