吉村知事の自己正当化モンスターぶりが酷い! 「重症センター」縮小をつっこまれ「閉鎖する予定だったのを自分が止めた」とインチキ発言の画像1
大阪府公式チャンネルより
本日の新型コロナ新規感染者数が905人と、昨日につづいて過去最多を更新した大阪府。吉村洋文知事は昨日7日、医療非常事態宣言を出したが、すでに病床運用率は重症患者用で9割を超えており、医療崩壊待ったなしの状態だ。
無論、これは吉村知事の甘い判断が招いた事態だ。第3波では医療崩壊を招いたことによって救えたはずの命が救えないという痛ましい事態が起こったにもかかわらず、経済最優先の吉村知事はよりにもよって緊急事態宣言の解除を前倒しした。
「病床は一気に増えない」ということはとっくに経験済みで、それによって多数の死亡者を出してきたというのに、何の反省もなく同じことを繰り返すとは……。しかも、隣県の兵庫県神戸市は独自で変異株調査をおこない、3月初旬の段階で変異株の割合が高まっていることを公表していたように、関西圏では変異株感染が増加していることはわかっていた。さらに、本サイトの既報のとおり、大阪府は解除前倒しの直前である2月25日に変異株感染による死亡者を確認していたにもかかわらず、その事実を隠していた。つまり、吉村知事は感染力も重症リスクも高い変異株の脅威を考慮せず、病床を減らしたばかりか、確保の指示もつい最近までおこなっていなかったのである。
変異株による感染者の死亡を2月25日に発表していれば拙速な宣言解除に批判が巻き起こっていたはずだが、吉村知事はその事実を隠蔽し、結果として解除から1カ月足らずで再び大きな危機を招いたのだ。リコールすべきは間違いなく吉村知事だろうとしか言いようがないが、呆れるのはこの男の厚顔無恥ぶり。というのも、この感染爆発の最中に、吉村知事はほぼ連日、テレビ番組に出演しているからだ。実際、3日は『ウェークアップぷらす』『あさパラS』(ともに読売テレビ)、4日は『日曜討論』(NHK)、5日は『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)、6日は『キャスト』(朝日放送)、7日は『報道ランナー』(関西テレビ)、今朝は『めざまし8』(フジテレビ)と、わずか5日間のあいだに7番組に出演した。
テレビに出ている暇があるなら府民の命を守るために働け、と言いたくなるが、危機的状況になるとテレビに出まくるというのは吉村知事の常套手段。責任を問う声に対して反論を早口でまくし立て、「会食時のあごマスク推奨」といった呆れた感染防止対策とやらを打ち出し、強い口調で危機を訴えることで“リーダーシップ”感を演出する──。ようするに、自分の責任を糊塗するパフォーマンスのためにテレビに出まくるのだ。
3国政選とも勝利へ全力 志位氏
日本共産党の志位和夫委員長は8日の会見で、同日告示された参院長野補選と広島再選挙、衆院北海道2区補選について問われ、「全体として筋が通った形で野党統一候補が実現したことは非常に大きな前進だ」と強調し、「3選挙とも必ず勝利するために全力投球で頑張り抜く」と表明しました。
志位氏は3選挙の位置づけについて、「コロナ対策で無為無策を続けてきた菅政権に対する審判の選挙だ」と指摘。同時に「この選挙に勝つことが市民と野党の共闘を大きく発展させる契機になる。総選挙での本格的な共闘体制をつくる上でも重要なたたかいになる」と述べました。
汚染水の海洋放出
志位氏は、東京電力福島第1原発で増える汚染水処理をめぐって、政府が海洋放出を決定する意向を示していることについて問われ、「断固反対だ。政府が決定の強行をしないよう強く求める」と表明しました。
志位氏は、海洋放出について全漁連や地元自治体から断固反対の声が上がっていると指摘。「福島だけでなく宮城、岩手を含めた東北全体の沿岸漁業に携わる方々は特に強く反対している」と強調しました。
東北3県の沿岸漁業は東日本大震災で大きな痛手を受け、まだ回復していないと指摘。「同時に、大不漁とコロナが直撃し、まさに三重苦だ。そこに海洋放出などというのは全くもって言語道断というのが現場の声だ」と強調しました。
学術会議問題
梶田隆章学術会議会長が井上信治科学技術担当相と7日に会談し、井上担当相が学術会議の組織見直し案については「現行組織が最も望ましい」という学術会議の意向を尊重すると述べたことについて問われ、志位氏は「任命拒否の問題を学術会議の在り方にすり替える議論はこれでおしまいにして、問題の核心である任命拒否の問題を解決するべきだ」と述べ、「解決できるのは菅首相しかいない。菅首相が任命拒否を撤回し、任命する以外に解決の方法はない。違憲・違法の状態が続いている。直ちに是正するよう決断を求めたい」と主張しました。
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