あっぱれ!岐阜県議会(^^)
県議会、全会一致で大飯原発再稼働に「ノー」
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20120509/CK2012050902000021.html
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働は拙速で容認できないとする意見書を、県議会は八日の臨時会で全会一致で可決した。政権批判を含む意見書に民主系の県議八人も賛成しており「再稼働ありき」の政府の姿勢に、足元からも批判の声が上がった形だ。意見書は、再稼働の新たな安全基準をわずか三日間で決めたことや、専門知識のない政治家が決定したことに「大きな疑問を抱く」と指摘。「行政の手続きを無視し、地元の意思を軽視した政府の手法は稚拙で不見識」と政権を厳しく批判している。県政自民クラブと公明が提出し、野島征夫議員(郡上市、自民)が代表で提案説明した。
民主系の県民クラブ代表の伊藤正博議員は「地方から見ても再稼働ありきの拙速さを感じる。慎重に判断してほしいというのは今の世論の声」と話し、再稼働については「政府は夏の電力不足を乗り切るためとかではなく、エネルギー政策を示した上で説明すべきだ」と批判した。再稼働反対の意見書を県議会が可決したのは、東海三県では初。滋賀県議会では先月の臨時会で賛成多数で可決されている。古田肇知事は閉会後「意見書への違和感はない。県としても安全基準や再稼働へのプロセスをいろいろな角度から検討していく」と話した。
稼働をめぐり県は先月二十七日、経済産業省原子力安全・保安員の担当者を招いて安全基準を審議するための専門部会を開いた。委員の学識者や首長からは「対策が不十分だ」などと担当者への批判が相次いだ。(多園尚樹)
☆民主系の県民クラブって、何だ(^^)民主系から脱皮して系を取れ(^^)
☆意見書があると、どなたか知りませんが教えてくれました。(^^)
http://www.pref.gifu.lg.jp/gikai/teireikai/heisei24/ringi2/hatuan/genshi.html
原子力発電所再稼働に関して国の慎重な対応を求める意見書
政府は、今般、本県に隣接する福井県に所在する関西電力大飯発電所三号機及び四号機について、現状のままでは、今夏、電力不足に陥る可能性があるとの判断から、急遽定めた安全基準により安全性を確認し、地元自治体である福井県やおおい町に再稼働に向けての協力要請を行っているところである。ここまでに至る経緯を見ると、昨年7月に、当時の内閣総理大臣が、突然、原子力発電所の再稼働の条件としてストレステストを課すことを決めたことから、定期検査入りした原子力発電所が停止したままとなり、結果として、全国各地の原子力発電所が稼働できない状況となったものである。それが一変し、今回の大飯発電所の再稼働に際しては、従来のストレステストのルールに追加する形で、わずか3日間で新たな安全基準が策定され、この基準に基づき安全性を確認したとされているところである。今回の新たな安全基準は、本来は原子力安全委員会の審議を経て決定すべきものであるが、政治判断の名のもとに、専門的知識も持ち合わせていない四大臣の会合で決定されたものであり、何の法的根拠も有していないと言わざるを得ない。そして何よりも、福島第一原子力発電所事故の検証が十分にできていない状況で、このような重要な基準が、審議の状況を国民に公開することなく策定されたことに対し、大きな疑問を抱くものである。また、一部の閣僚からは、再稼働の条件について、地元自治体の同意は法律等の枠組みで義務づけられているものではなく、必ずしも前提条件とはならないとして、これに関しては法律を厳格に解釈し、地元の意思を軽視するかのような趣旨の発言がなされている。のような法の趣旨やしかるべき行政の手続を無視し、さらには地元の意思を軽視した政府の手法は、あまりにも稚拙で不見識と言わざるを得ず、原子力発電所周辺自治体議会である本県議会としては、容認できるものではない。よって、国においては、大飯発電所をはじめ原子力発電所の再稼働の判断にあたっては、福島第一原子力発電所事故の十分な検証を踏まえ、原子力安全委員会の審議等、中立性が確保された手続を経た上で新たな基準を策定し、その基準に基づき慎重に行うとともに、原子力発電の安全性及び再稼働の必要性について丁寧な説明を行う等、立地自治体をはじめ周辺自治体も含めた自治体関係者や住民の理解を十分に得ることを強く求め、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。平成24年5月8日
岐阜県議会議長
(提出先)
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣(原子力行政) 、内閣官房長官
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