つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の初夏の楽しみ。

2012年05月25日 08時03分33秒 | 自然
僕たちは普段、様々な色を目にするが、色にはそれぞれの効果がある。
例えば、暖色…暖かな色の「赤」は明るく気持ちを奮い立たせるポジティヴカラー。
反対に、寒色…寒い色の「青」には心を鎮める作用を備えたネガティヴカラー。
そして、暖色と寒色の両面の特徴を持つ中性色の「緑」は、
安心感を与えるピースカラー。目に負担をかけない色だとも言われる。
学校の「黒板」が眼精疲労を和らげるために黒から緑へ移行したのは、
有名なエピソードだ。

新緑が美しい季節となり、緑に囲まれる機会も増える時期。
木々の緑は見ているだけで、リラックスできる。
そして、街路樹だけでなく「今日の一枚」もまた代表的な初夏のグリーン。
水田からは、水音や水の匂い、土の香りも漂い、
傍を歩いているだけで安寧を与えてくれる。

 

気持ちのいい散歩中、サラサラと流れる水音に混じって、
ゲゲゲゲゲッ…グワッグワッと鳴き声が耳を打つ。

 

画面中央やや左、水路の壁に取り付いた「日本雨蛙」が源。
彼もまた、初夏を彩る大切な要素の1つだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津幡町の絶滅危惧種

2012年05月23日 22時45分50秒 | 音とアート。
「絶滅危惧種」を辞書で引くと、以下の通りになる。
『現在生存している個体数が減少しており、
 絶滅の恐れの極めて高い野生生物の種。』
「今日の一枚」は野生生物ではないが、
絶滅の恐れの極めて高い「手描きポスター」だ。

撮影は「サンクス 津幡北中条店」の店頭。
楷書体らしき「スタッフ募集」や明朝体の「委細面談」は、
やや塗りの粗いレタリング。
ペタ塗りではなく、マジックの痕跡が分かる程度に仕上げた制服姿の少女。
ワープロ打ちした「笑顔のステキな方 大歓迎!」をフキダシにして貼附。
…いい!
久しぶりにこうした味のあるポスターを拝見した。

パソコンが発達した昨今、デジタル処理しようと思えば、
フォントも、図形も、線画も、色彩・色調も選び放題。
ずっと「キレイな印刷」が出来るだろう。
しかし、人の手で描いたアナログな画面は、
作者の費やした時間と努力が窺えるから好ましい。

僕が小学生~中学生だった頃、
美術の授業の中で、度々、こうしたポスター描きが課題になった。
「電波の日」「交通安全」「人権週間」などの啓発や、
所属部活動の勧誘などが主なテーマ。
どんなデザインで、何をメインモチーフにするか?
レタリングは何を選ぶか?
考慮すべき点は多々ある。
広口ビンに入ったポスターカラーを水に溶き、
目立つ配色を意識しつつ、下書きを正確になぞる時の緊張感が懐かしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

土管で遊んだ、昭和の津幡町。

2012年05月22日 07時17分10秒 | これは昭和と言えるだろう。
「今日の一枚」は、田園に置かれた「土管」。
この眺めに懐かしさを覚えるのは、僕だけではないはずだ。
昭和の空き地でお馴染みだった光景である。

排水管や煙突などに用いるために作られた土管の外壁は、分厚い。
その中は、太陽の光を遮り、薄暗くヒンヤリ。
時には、仲間と遊ぶ秘密基地になり、
時には、お菓子やジュースを持ち込んで楽しむ秘密喫茶になり、
時には、漫画や大人向けの雑誌に読み耽る秘密空間になった。
土管は、周囲から隔絶された一種の別世界だったのである。

かつて「土管と空地」のセットが目立ったのは、幾つか理由があると思う。
そもそも、津幡町の人口は少なく宅地も少なく、空き地が多かった。
また、何かと管理に五月蠅い昨今に比べ、おおらかだった。
好景気に裏打ちされ需要が多かった。
…などが考えられるのではないだろうか。

ところで、先日投稿したとおり、現在バイパス8号線の側道が工事中。
耐震性の高い送水管を埋設するためである。
コレがその管。

 

土管ではなく、金属でもない。
特殊なファイバー製のようだ。
技術と時代の進歩を感じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いつもより賑やかな月曜日の朝の津幡町。

2012年05月21日 07時01分57秒 | 自然
今朝、恒例の散歩に出たところ、
いつもより人出が多く町中がザワついている。
「日食」のせいだ。
「今日の一枚」は、電柱越しに太陽を隠した「イメージ日食」である(笑)。

日食は、地球から見て、太陽と月が一直線上に並び、
太陽が月に隠された時に起こる現象。
太陽と月がピッタリ一直線上に並んで、太陽が全て隠されるのが「皆既日食」。
一直線に並んでも太陽を隠しきれずリング状の光が現れる「金環日食」。
太陽と月の位置がズレていて、太陽の一部分が隠されるのが「部分日食」。
ちょうど今、日本列島の西から順に、日食が観測されてきている。
関東~九州にかけては、本州で129年ぶりとなる金環日食。
ここ北陸では部分日食。
津幡町で最大食に達するのは、午前7時半過ぎ。
あと30分後だ。
「サンライフ津幡」の駐車場では、三脚を立てる人の姿も。
どうやら撮影会・観測会の準備らしい。

 

宇宙空間を飛ぶ星の動きによって出現する人智を超えた、壮大な天体ショー。
ちなみに、これから日本で観察できる大きな日食は…
2030年6月1日:北海道で金環日食
2035年9月2日:茨城県から富山県にかけての一帯で皆既日食
2041年10月25日:中部地域で金環日食
2042年4月20日:八丈島と小笠原諸島の間の海上で皆既日食
…僕は、どれだけ楽しめるのだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

津幡町のリトル・スカイツリー。

2012年05月20日 20時33分51秒 | 日記
明後日・2012年5月22日、
3年8カ月の工事を経て「東京スカイツリー」が開業する。
高さ634メートルは、自立式電波塔として世界一。
ここ最近、新名所誕生に関わる様々なニュースが伝えられている。
特に周辺の開発地区や、スカイツリーに隣接した商業施設では、
高さ27cmの天丼や、高さ50cmに盛りつけられたパスタ、
高さ63㎝のパフェなど、微笑ましくも商魂逞しいグルメが登場。
東京土産にも、何かとスカイツリーのデザインが目立つようになってきた。
要するに、お祭り騒ぎなのである。

…さて、我が津幡町には、小さな小さなスカイツリーがある。
それが「冒頭の一枚」…「津幡電話交換所」だ。
高さは不明。(推定20メートル?)
しかし、アンテナとしては町内一だと思う。
街中を散歩する際、あちらこちらで姿が目に入る。
幾つかアンテナのある風景を掲載してみよう。

 
<おやど通り正面から>

 
<津幡川の白鳥橋から>

 
<津幡川のおやど橋から>

 
<アンテナ遠景:画像左端>

 
<アンテナ大遠景:画像中央奥>

…このアンテナの設置地点は、津幡町・加賀爪。
元々電電公社~NTTの出先があった場所だが、
現在、事務機能は賄っておらず、駐車場への門も閉ざされたまま。
しかし、アンテナの真下の建物からは、
時折、機械音が聞こえ、出入口に明かりも灯っている事がある。
どうやら、機能はしているらしい。

残念ながら、開業は何時だったのかすら記憶にない。
人の気配も関連したアイテムもない、津幡町のリトル・スカイツリー。
完成した当時は、どんな風に捉えられていたのだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする