つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

土管で遊んだ、昭和の津幡町。

2012年05月22日 07時17分10秒 | これは昭和と言えるだろう。
「今日の一枚」は、田園に置かれた「土管」。
この眺めに懐かしさを覚えるのは、僕だけではないはずだ。
昭和の空き地でお馴染みだった光景である。

排水管や煙突などに用いるために作られた土管の外壁は、分厚い。
その中は、太陽の光を遮り、薄暗くヒンヤリ。
時には、仲間と遊ぶ秘密基地になり、
時には、お菓子やジュースを持ち込んで楽しむ秘密喫茶になり、
時には、漫画や大人向けの雑誌に読み耽る秘密空間になった。
土管は、周囲から隔絶された一種の別世界だったのである。

かつて「土管と空地」のセットが目立ったのは、幾つか理由があると思う。
そもそも、津幡町の人口は少なく宅地も少なく、空き地が多かった。
また、何かと管理に五月蠅い昨今に比べ、おおらかだった。
好景気に裏打ちされ需要が多かった。
…などが考えられるのではないだろうか。

ところで、先日投稿したとおり、現在バイパス8号線の側道が工事中。
耐震性の高い送水管を埋設するためである。
コレがその管。

 

土管ではなく、金属でもない。
特殊なファイバー製のようだ。
技術と時代の進歩を感じる。
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