つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

地上最強の美女たち。~チャーリーズ・エンジェル。

2016年10月31日 23時23分45秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第二十四弾は「チャーリーズ・エンジェル」。

僕は、美しい女性が好きだ。
また、強い女性も尊敬する。
美しさも強さも兼ね備えている女性が3人となれば言わずもがな。
「チャーリーズ・エンジェル」は、理想のトライアングルである。

オリジナルは、70年代半ばから80年代初頭にかけ、
5シーズンに亘って放映されたアメリカのテレビドラマ。
「チャーリー探偵事務所」所属の美女たちが、身分を隠し、事件を解決していくのだが、
毎回、ストーリーは単純明快で、お楽しみが満載だった。

視聴者にはバレバレなのに、ドラマでは何故かバレない巧みな変装。
カーチェイスにガンファイトと言った、男顔負けのアクション。
ビーチでの水着や、カジノでのバニー、囮捜査のハニートラップなどのセクシーシーン。
エンターテイメント要素をふんだんに塗した、実にアメリカ的な仕上がり。
母国では大変な人気を博し、日本でもファンは多い。
僕もその1人だ。

20世紀末にはスクリーンに進出。
美人だけど天然な「ナタリー」を「キャメロン・ディアス」。
エロ可愛くてちょい悪「ディラン」が「ドリュー・バリモア」。
アジアンビューティーな「マンディ」に「ルーシー・リュー」。
3人のダンスあり、笑いあり、ワイヤーアクションあり、お色気あり、サスペンスあり。
デスティーニズ・チャイルド、エミネム、マーヴィンゲイ、タバレスらトラックも豪華。
TV版をスケールアップさせた、お馬鹿な娯楽大活劇作品として、
なかなかのヒットを記録した。

間違ってもひねりの効いたストーリーや、重厚なドラマを求めてはいけない。
ただ楽しむ。
前述のキャストのファンなら、尚良し。
御贔屓の女優の壮大なPVとして鑑賞する手もある。
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変化と伝承。

2016年10月30日 12時27分21秒 | 日記
散歩中の楽しみの1つは「音」だ。

梢や電線を鳴らす風の音。
野鳥や虫の声に、それらの羽音。
川面で跳ねた鯉の水音。
電車のレール音に呼応する遮断機の警告音。
自動車のエンジンの機動音。
家々から漏れ聞こえる生活音。
…物静かな田舎町ながら、耳をすませば案外と「音」に溢れているのだ。
それらは時折、僕の関心をくすぐる。
先日の場合は、風に乗って運ばれてきた「掛け声」だった。

音の発生源は「津幡中学校」。
拙ブログ過去の投稿に掲載したが、現在、僕が通っていた当時の面影はない。
70年近くに及ぶ歴史の中で、幾つかの統合・分離を繰り返し、
平成に入ってから建物も大幅に改築され「見知らぬ母校」になってしまった。
一抹の寂しさを禁じ得ないものの、時の流れ故、致し方ない。
形在る物は、いつか壊れてしまうのだ。

しかし、幸いにして変わらないモノもある。
「伝承」だ。

朝練前、グラウンドに向かって一礼を捧げる姿。

散り散りに所定の位置について汗を流す後輩たちの姿は往時と同じ。
準備運動の掛け声も変わらない。

「イチ、ニッ」「サン!シ!」
「ゴー、ロク」「シッ!ハチ!」

風に乗って辺りに響く規則正しいコールアンドレスポンスを聞きながら、
昭和の頃の校舎を思い出す。
懐かしさに浸りながら、その場を後にしようとした時、
不意に、違和感を覚える施設が目に映った。

太陽光発電用のソーラーパネル。
記憶の中の光景にはない、変化の好例。
平成の産物である。
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消えゆく意匠の記録。

2016年10月29日 19時45分30秒 | 日記
デザインには、流行がある。
顕著な例が「ファッション」だろう。

戦争の傷が癒え始め、消費文化が一挙に花開いた時代をリードしたのが、
フランス・パリで「クリスチャン・ディオール」が発表したニュー・ルック。
メンズファッションなら太陽族だ。
好景気の追い風に乗って登場したのは、アイビー・ルックとモッズ・ファッション。
女性の間では、ミニスカートが大流行。
サイケ・ファッションが下火になると、神戸のニュートラ、横浜のハマトラが席巻。
そして、DCブランドの台頭。
渋カジ、アメカジ、グランジ、エスニック。
チビT、ルーズソックス、腰パン、ローライズジーンズ等々…。
つい、前置きが長くなってしまうほど多種多彩だ。

移り変わるスピードはファッションに及ばないものの、
どんなモノも、流行り廃りと無縁ではいられない。
気が付くと、デザインは「時代を醸す」ようになる。
身近で代表的な例の一つが「看板」だろう。

本日、空に薄日が差し始めた夕刻、散歩に出かけた際、
川尻水門近くの川沿いで、倒れた看板を発見した。

角度が深く、掲示面は分り難かったが、どうやら川の保全に関する告知らしい。
思うに、自然倒壊ではないようだ。
建て替えのため、人為的にコンクリ―トの台座ごと引っこ抜かれたのだろう。
…などと考え、ふと辺りを見渡すと、
風雪に耐え、時代を醸す看板類が林立していた。

↑ウインクした河童は判別できるが、足元の魚らしき生き物の種別は謎。
正直、かなり稚拙だ。
原案は、一体どこのどなたが描いたのだろう?
市街局番の桁数から、少なくとも10年が経過しているのは明らかである。

↑こちらも、経年数は前述同様。
板面が消えかかっているのに、電話番号だけが鮮明。
桁数が現在に沿っている事からも、明らかに後貼りだと分かる。

↑コレは、更に古く思える。
浮いた錆がベースになった劣化具合に加え、
文字とキャラクターの質感が80'sっぽい。

↑続いてコチラ。
肝心のメッセージが、殆ど読めない。
反面、溺れかけている子供の迫力がアップ!↓

こ…怖い…。

きっと近い将来、無くなってしまうであろうユルくて雑な看板たち。
今のうちだ。
散歩へ出かけた折には鑑賞しておきたい。
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昭和遊戯。

2016年10月23日 23時12分43秒 | これは昭和と言えるだろう。
ワンタッチで密着し、引っ張ると簡単に剥がせる「マジックテープ」。
くっつく仕組みが「接着」ではなく「引っ掻け」なのは、ご存知の通り。
一方には、極めて小さな鉤状のフックを。
他方には、やはり極めて小さな輪っか(ループ)を敷き詰め、
違う形状の造りを重ね合わせると、フックが輪っかを引っ掻ける事で密着。
この発想は、ある植物が元になった。
それは「ゴボウ」。
身近で代表的な近縁種としては「オナモミ」が挙げられる。

時は20世紀半ば、所はスイス。
愛犬を連れ山へ狩猟に出かけた人物が、
服や犬の毛に沢山のゴボウの実がくっついているのに気付いた。
不思議に思い、持ち帰って顕微鏡で覗くと、表面には鉤がビッシリ。
この構造を応用し、特殊なナイロン糸による
自由に脱着可能なファスナーが考案された。

大発明の光明を与えた種族だが、昭和の少年にとっては単なる遊び道具。
「ひっつき虫」だった。
誰彼かまわず…特に女子を標的にして投げつけては、
くっついた様子をからかったものだ。
そんな「ダラな子」も、当のオナモミにとっては、
大切なゲストだったと言えるだろう。
知らず知らずのうち、種を運ぶ戦略に、まんまと乗せられていたのだから。
(※作注:ダラ⇒石川弁の馬鹿・阿呆/ダラな子はワルガキの意)

対して、自ら進んで種を収穫したのが「アサガオ」である。

きのうの朝、散歩途中に立ち寄った「井上小学校」の校庭には、
花の盛りを終えて実りを結んだ鉢がズラリ。
授業の一環で栽培するアサガオは、前述の野草と違い立派な教材。
それなりに丁寧に扱った。

アサガオは確かに美しく、鑑賞という楽しみを与えてくれるが、
幼心に起因する思い入れは、オナモミの方が少々高いかもしれない。
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やっておしまい!アラホラ、サッサー!!~ ドロンボー一味。

2016年10月19日 23時33分39秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載第二十三弾は「ドロンボー一味」。

千葉県の鉄塔から鳴り響く、シュプレヒコール。
遥か宇宙から届く、気象衛星のデータ。
後楽園球場からは、普通の女の子に戻るアイドルへ手向けた紙テープや、
カクテルライトに照らされた世界記録の放物線。
アメリカ・テネシー州メンフィスからは、ロックの帝王の訃報。
…そんな映像を映す、昭和52年(1977年)のブラウン管に登場したのが、
アニメ「ヤッターマン」の悪役トリオ。
女ボス「ドロンジョ」。
怪力無双「トンズラー」。
マッドテクノロジスト「ボヤッキー」だった。

“泥棒の神様”「ドクロベエ」の指示に従い、
金塊の在り処を示す「ドクロストーン」を集める三人組は、
日夜、悪徳商法に精を出しては荒稼ぎ。
貯めた資金で製造した怪しいメカに乗り込み、ドクロストーン探しに出かけるが、
ヤッターマンに成敗され、ドクロベエのおしおきを受けるのが黄金パターン。
安定感抜群、紋切型の展開が大好きだった。

コミカルで逞しい、ギャグアニメの傑作キャラクターの中で、
特に、昭和の少年達の心を熱くしてくれたのは「ドロンジョ」様である。
普段から露出の多いコスチュームが、戦いに敗れ、焼け焦げて、
裸同然になってしまうサービスカットもお約束。
毎回、楽しみにしていた。

そんなセクシーアイコン「ドロンジョ」様の人気と魅力は、
初放映から40年近くが経った今も健在。
先日、人気イラストレーターとのコラボコスメを発見した。

本日は「ヤッターマン」の製作元「タツノコプロ」54回目の創立記念日。
2016年10月19日から、2018年の10月18日までの2年間、
「タツノコ55(ゴーゴー)YEAR」として、様々な記念企画を展開するとの事。
楽しみである。
アラホラ、サッサー!
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