つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町ゆく年くる年。

2012年12月31日 10時19分52秒 | 日記
「今日の一枚」は、津幡町・庄「四ツ角」交差点のスナック・喫茶「白樺」店頭。
クリスマスリースと松、往く年と来る年のオーナメントの共演である。
数日前から、2012年を振り返る話題を耳にするが、
津幡町でも「10大ニュース」が発表された。

第1位 北陸初 津幡町議会で通年議会を開催
第2位 津幡中・津幡南中 豪州ノーザン・ビーチス校と姉妹校提携
第3位 安全安心のまちづくり 遠隔地との災害協定、段ボールベッド供給協定
第4位 氷室の氷を東京へ ボーイスカウト津幡が氷室行脚
第5位 目指せ五輪! テニス、レスリング、ボート競技 若い力で全国制覇
第6位 石川ふるさとCM大賞 津幡町が3度目の大賞
第7位 早期復旧で住民安堵 瓜生地区の土砂崩れで17世帯が一時孤立
第8位 育て!科学の芽 シグナス科学クラブ開講、宇宙と恐竜の特別展示
第9位 夢を乗せた巨大ロボがそびえ立つ 津幡町商工会 工業展が初開催 
第10位 経済効果は4億9千万円 住宅リフォームに町助成

このブログで取り上げたのは、8位・9位・10位である。
また、振り返ってみると、今年は度々訃報を取り上げたように思う。
昭和の思い出深き顔が、鬼籍の人となった。
年の終わりにあたり、追悼の意を込めて列記する。

1月2日、日本の空手家、漫画原作者、小説家「真樹日佐夫」氏没。
 梶原一騎の実弟であり、昭和プロレス・格闘技とは縁の深い人物だった。
2月9日、喜劇役者、芸人、お笑いタレント「大平シロー」氏没。
 「太平サブロー・シロー」として1980年代の漫才ブームを牽引。
2月11日、歌姫「ホイットニー・ヒューストン」さん没。
2月14日、南ア出身のキックボクサー「マイク・ベルナルド」氏没。
 豪腕パンチを武器に初期K-1で数々の名勝負を繰り広げた。
2月29日、「ザ・モンキーズ」のメンバー「デイビー・ジョーンズ」氏没。
3月20日、アニメーション映画監督「石黒昇」氏没。
 「宇宙戦艦ヤマト」に参加し、名作の現場を取り仕切る
  アニメーションディレクターを担当した。
4月5日、漫画化「影丸穣也」氏没。
 前述「真紀日佐夫」の『ワル』、「梶原一騎」の『空手バカ一代』を作画担当。
4月8日、俳優・タレント・歌手「安岡力也」氏没。
 芸能界のキャリアをスタートはグループ・サウンズのボーカルだが、
 僕の年齢なら80年代『オレたちひょうきん族』の「ホタテマン」が印象深い。
5月17日、ディスコの女王「ドナ・サマー」さん没。
5月30日、歌手「尾崎紀世彦」氏没。
 また会う日まで、会える時まで…
7月9日、女優「山田五十鈴さん」没。
 必殺シリーズ!
9月1日、作詞家「ハル・デヴィッド」氏没。
 『雨にぬれても』『遙かなる影』などを手掛け、
 1969年アカデミー歌曲賞受賞。
10月17日、女優「シルビア・クリステルさん」没。
10月26日、歌手「桑名正博」氏没。
10月30日、小説家「藤本義一」氏没。
 直木賞受賞。『11PM』大阪版司会者としての語り口が思い出深い。
11月10日、女優「森光子さん」没。
11月19日、歌手「宮史郎」氏没。
11月24日、プエルトリコのプロボクサー「ヘクター・カマチョ」氏没。
12月10日、俳優・ラジオパーソナリティ「小沢昭一」氏没。
 TBSラジオの『小沢昭一の小沢昭一的こころ』は、
 昭和48年(1973年)から38年間も続いた長寿番組。
 味のある語り口に接した記憶は誰もが持っているのではないだろうか。
12月11日、音楽家、シタール奏者「ラヴィ・シャンカール」氏没。
 グラミーアーティスト「ノラ・ジョーンズ」の父親であり、
 ロック・ポップスに多大な影響を与えたインドの楽器シタールの名プレイヤー。
 ビートルズージョージ・ハリソンとの交流はつとに有名である。
12月19日、『はだしのゲン』作者、漫画家「中沢啓治」氏没。

…いずれも残念。
また、つい先日、僕の大切な友人の尊父が亡くなられた。
改めてご冥福をお祈りする。合掌。

個人的には、仕事面で我武者羅に走り続けた印象が強い一年だった。
忙しい日々の中、愛犬との散歩と記事投稿は大切な気分転換になった。
そして、度々寄せていただいたコメントは、大いなる励みとなった。
ご覧いただいた皆様へ、この場を借りて御礼申し上げたい。
ありがとうございました。
今後もお付き合いいただけたなら幸いです。
よいお年をお迎えください。

りくすけ。
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迎春の支度が進む津幡町。

2012年12月30日 18時30分56秒 | 日記
「今日の一枚」は、住ノ江橋から眺めた津幡川。
ここのところ、護岸修繕工事のために低かった水位が上がり、
美しい水鏡が現れていた。

川岸の告知看板によると工事期間は来年3月までとなっていたはずだが、
随分早くに完工したのか?あるいは年末年始の工事休止期間に入ったのか?
前者なら、治水が次の段階に入ったと言えるし、
後者なら、次の過程に進む途上にあると言える。
いずれにしても、2013年へ向けて前進している事は間違いない。

橋の欄干から下を覗くと…水中にこの辺りを棲家にしている鯉達の魚影が。
工事中はどこかに姿を消し、その行方を心配していたが、
どうやら戻ってきたようだ。
彼等も落ち着いた新年を迎えられそうである。
(※2012年12月15日に関連投稿アリ)

歩を進め「Aコープつばた店」の店頭に正月飾りを発見。
   
クリスマスを過ぎてから、家々の玄関先で見かける機会が増えた。

そして、おやど通り沿いの「番田結納店」店頭にて
「家内喜多留(やなぎだる)」のディスプレイを撮影。
   
コレ自体は結納品の一種。
お正月用という訳ではないが、縁起物だけに迎春への期待が膨らむ。

来年がよき一年となる事を願って已まない。
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津幡町立図書館。

2012年12月29日 22時13分52秒 | 日記
「今日の一枚」は「津幡町立図書館」。
今年も大変お世話になった。
読書の好き好きは人それぞれだろうが、個人的には無くてはならない。

「文字」という限られた表現だからこそ、読み手の力量が要求される。
記載を咀嚼して飲み込み、言葉と行間に込められた機微を汲取る行為は、
書き手と読み手、一対一のシングルマッチなのだ。

また、それは同時に自由度が高いという事。
脳内で想像し、創造し、思案する。
導いた推論と結論は、血となり肉となる。

そして何より気持ちがいい。
紙のページを開いて没頭するのは至福の時間だ。
読み、学び、考え、笑い、啼き、喜ぶ。
読書は最上の快楽と言って過言ではない。
もしも、本がこの世から消えてしまったとしたら…。
考えるだけで空恐ろい。
僕は大いなる失望を禁じ得ないだろう。

月に二冊は読まないと落ち着かない。
町の図書館では、今年も多くの蔵書を借りた。
ありがとうございました。
宵闇の中、金色に輝く知の泉…今後もよろしくお願いします!
コメント (2)
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津幡町、晴れたり凍ったり。

2012年12月28日 17時40分31秒 | 自然
「今日の一枚」は、昨日の朝の「サークルK本津幡駅前店」前。
ご覧のとおり、10センチ程度の積雪である。
車道は融雪されているが、歩道は除雪されておらず人跡が伸びていた。
雪景色は眺めているだけで寒さが伝わってくる。
実際、歩いてみると寒かった(笑)。
しかし、これもまた冬ならではの景観。 
他の季節にはない姿と考えれば、雪の美しさを楽しまない手はない。

美しい雪の様子を表すなら、雪の花と書く【雪花(せっか)】。
または、深い雪と書く【深雪(みゆき)】。
細やかに降る雪は【細雪(ささめゆき)】。
粉のように細やかな雪は【粉雪】、
あるいは、小さな米の雪と書いて【小米雪(こごめゆき)】 。
いわゆるパウダースノーである。

雪の名前を見ているだけでもその情景が浮かんでくるが、
雪の降り方を表す言葉も多彩だ。
絶え間なく降る様子は「こんこん」。
翻りながら降る様子は「ちらちら」。
軽やかに降る様子は「はらはら」。
冬を味わい深く過ごすには、雪を知る事もその方法の一つである。

そして、束の間の晴れ間が広がると、
放射冷却によって気温が氷点下に達し、雪面も路面も凍結。
寒さが身に沁みる。
やがて北の海からは流氷接岸の報告が届くだろう。

20代の頃、僕はオホーツクへ流氷を見に旅に出た。
辿り着いたそこは、どこまでが陸で、どこからが海なのか?
視認はできず、踏みしめてみても分からない。
白以外の色の存在を許さない一種の荒野だった。
比較するなら、北陸の冬はまだ優しいのかもしれない。
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冬の津幡町、美しきデコレーション。

2012年12月26日 07時12分07秒 | 日記
シンメトリー(symmetry)。
日本語ならば「対称性」。

辞書で引いてみると…
『左右対称であること。左右の各部分のつりあいがとれていること。
 また、そのさま。均斉』…とあった。
日本・北陸の冬には、まさにピッタリの造作がある。
頂点から放射状に延びた、縄のシルエット…。
「今日の一枚」、「雪吊り」だ。

この写真は、旧・津幡小学校校舎の前庭で撮影。
僕が子供の頃から同じ場所に立つ「松」。
2010年11月22日と2011年2月9日、
同じ被写体を投稿している。
しかし、今の景色は過去のそれと比べて明らかに違う。
背景がないのである。
僕の脳裏では、この松は旧・津幡小学校の学び舎と対をなしていた。

空間をバックにして雪吊りの美しさは際立つものの、
見慣れず、どこか物足りない印象なのだ。
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