つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

挑戦者たちの宴は続く。

2018年11月26日 23時59分03秒 | 賭けたり競ったり
ラストピースは、湖国の戦士が奪い取った。
競艇の話である。

きのう、2018年11月25日(日)、福岡県の「芦屋競艇場」に於いて、
「第21回 チャレンジカップ競走」が行われた。

5日間の激闘を勝ち抜いて、優勝戦へ舳先を進めたのは以下の6名。
1号艇 馬場貴也(滋賀)
2号艇 峰 竜太(佐賀)
3号艇 赤岩善生(愛知)
4号艇 石野貴之(大阪)
5号艇 毒島 誠(群馬)
6号艇 片岡雅裕(香川)

それぞれ目標は違えど、皆が「挑戦者」だった。
1と6は、優勝してグランプリ出場。
2は、完走でグランプリ2次予選1号艇確保の年間ランク3位以内。
3と4は、優勝で一次予選免除の年間ランクベスト6入り。
5は、今節初の一着獲り。 
そして皆、その先にある玉座を睨んでいた。

僕の戦前の予想は、
現行モーター最速レコードをマークした1号艇が先行逃げ切りを図るも、
カドの4号艇がスタートを仕掛け、追随する5が間隙を突く。
@1-5-流し。
@5-1-流し。
@5アタマ固定の総流し。
3種類の舟券を握りしめて、優勝戦のファンファーレを待った。

進入は、枠なり3対3。
大時計の12秒針が回り始めて、ダッシュ勢から航跡が上がり始める。
スタート!
4・5・6が半艇身ほど後手を踏む。
彼等が遅いのではなく、スロー勢が速い。
しかし、最初のターンで、1が若干の大回り。
すかさず、2が空いた内を差し込む。
入ったか!?
と思った直後、バックストレートで2を振り切り、周る毎に後続を引き離す。
結果1-2-5。
「馬場ちゃん」、おめでとう!

これで、来月のグランプリ18戦士が出揃った。
「松井 繫」の名前がないのは、やや寂しい。
しかし、これが現実。
・・・さあ、いよいよ艇界最高峰の戦いが始まる。
「毒島」、この日の悔しさを糧にし戴冠を目指せ!

もう一つ。
同日、同所にて「第5回 レディースチャレンジカップ競走」優勝戦も行われた。
結果は1-4-2。
優勝「守屋美穂」。

髪切ったのね。
カワイイっす。
ボートピアで「レディスオールスター競走」投票に、
一票入れさせてもらいました!
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さらば秋と言おう。~ 2018霜月、津幡町。

2018年11月24日 21時03分38秒 | 自然
本日は、ここ数日来の悪天候とは打って変わって、気持ちのいい秋晴れ。
しかし、朝のうちは寒さが厳しい。
どうやら、季節は変わり目のようだ。

近頃、天気予報で「西高東低」の言葉を耳にするようになった。
名前の通り、列島の西に高気圧、東に低気圧。
いわゆる「冬型の気圧配置」である。

等圧線が南北に伸び、北~北西の風が吹きやすい。
大陸の冷たく乾燥した空気が風に運ばれ、日本海上空へ。
海面との温度差と、海から供給される水蒸気によって、雲が発生・成長。 
日本海側に雪や雨を降らせるのだ。

今回は、行く秋を惜しみつつ、津幡町内の晩秋のスナップを投稿したい。

まずは「イロハモミジ」。
紅葉と言えば多くがこの木を指す。
画像は街路樹だが、庭木、鉢植え、盆栽など多園芸品種がある。
「イロハモミジ」は、葉が小さく細かく枝分かれするためか、なかなか上品な面持ちである。

片や、ご近所のイチョウ並木はすっかり葉を落とし準備万端。
イチョウは中国原産。
平安時代後半~室町時代に渡来したと言われている。

モミジとイチョウは、日本の秋を代表する樹木。
色づいた立木も美しいが、落ち葉が地面を彩るのもまたいい。
どうやら、愛犬「りくすけ」も赤や黄色の絨毯が好きなようだ。
カサカサと微かな音を立てながら、嬉しそうに歩いていた。

さて、変わっては「生き物」の冬支度である。
サザンカやツバキ、ヤツデ、シロダモ、ビワなど、
冬に咲く花の花粉の運び屋「ハナアブ」を発見。
こいつは寒さに強いが、今のうちに栄養を蓄えておこうと、
せっせと忙しく花を飛び回っていた。

大勢の者がバラバラに逃げ惑う様子を、
「蜘蛛の子を散らす」という。
その語源になったのはクモの「卵のう」。
親グモか遺した、未来へのバトンである。

水分の蒸発を防ぐため、葉を落とす。
寒さに耐えるエネルギーを蓄える。
厚い糸のカバーでえ命を護る。

皆、来る冬に備えているのだ。
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冒険、逆転、乱戦、脱走、復活、征服、帝国。~ダーティペアの大野球。

2018年11月21日 05時49分48秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載、節目の第百弾は「ダーティペア」。

作品の舞台は、22世紀。 
ワープ航法の開発により、太陽系の外宇宙に進出した人類は、
3,000以上もの国家・統治惑星からなる「銀河連合」を形成していた。
その広大な宙域で勃発するトラブルに対処する専門機関が「WWWA」。
(World Welfare Works Association/世界福祉事業協会)

主人公は「WWWA」所属の犯罪トラブルコンサルタント。
@「ケイ」は、赤毛のショートヘア。
 目はブラウンで肌は小麦色。 
 身長171cm、体重57kg、スリーサイズはB91/W55/H91。
 直情・行動型。
@「ユリ」は、黒髪のロングストレートヘア。
 青みががった瞳に色白の肌。 
 身長168cm、体重55kg、スリーサイズはB88/W54/H90。
 冷静な策士。
ユニフォームは、銀色の編み上げブーツにホットパンツ。
胸元が開いた襟付ノースリーブのショートジャケット。
地肌に特殊耐熱透明ジェルを塗布した露出度の高いナイスバディ。

コンビのコードネームは“ラブリーエンゼル”。
関わった事件は見事に解決する優秀なチームながら、
向かう先々で大惨事(大陸消滅/惑星崩壊など)を引き起こすため、
“ダーティペア”の異名を背負った美女2人が、銀河狭しと活躍するSFスペースオペラである。

原作は「高千穂 遥(たかちほ・はるか)」氏が著した「小説」。
・・・これは「ライトノベル」の走りの一つと言われている。

「淡い/薄い/軽い」などを意味する英単語の「light」と、
「小説」を指す英単語「novel」を組み合わせた和製英語、「ライトノベル」。
若年層をターゲットにしたファンタジー物で、簡潔な文体が多い。
僕も高校生だった頃、何冊か手に取った事がある。
確かに、テンポよく読み進める事ができた。
「安彦良和(やすひこ・よしかず)」氏の達者な挿絵も良かった。

昭和54年(1979年)出版の一作目から、
これまでに単行本として都合7編が世に出ている。
即ち、大冒険⇒大逆転⇒大乱戦⇒大脱走⇒大復活⇒大征服⇒大帝国。
巻数の表示はなく、タイトルが重ねた歴史を表す。
今拙作は、僕なりの番外編として、
魅力的な主人公が野球に興じるワンシーンを描いてみた。

さて、昭和60年(1985年)に放映がスタートしたTVアニメは、
主題歌が印象に残る。
オープニングの「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」。
エンディングの「宇宙恋愛(スペースファンタジー)」。
マイクを握ったのは、共に「中原めいこ」。
当時、素直にカッコイイなと思った。
今聞いても、80年代らしいサウンドが心地いいのである。
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覇権を握るのは、誰だ!?

2018年11月18日 15時19分49秒 | 賭けたり競ったり
吹く風の冷たさ。
色づく木々の葉。
北からの雪便り。
多くの人は、それら自然の変化で季節を感じる。
公営競技ファンは「賞典レース」が季節の節目。
競艇の場合は「チャレンジカップ競走」である。

これは、平成10年(1998年)に創設された最も新しいSG競争。
名前の通り、年間王者決定戦「グランプリ」出場へのラストチャレンジだ。
今年は、明後日・11月20日に開幕する。
また「レディースチャレンジカップ」も同場で同時開催。
こちらも大晦日の年間女王決定戦「クイーンズクライマックス」への最終関門だ。

キャッチコピーは「ラストピースを奪い取れ」。
「ミニボートピア津幡」敷地内に多くの幟がはためいている。
冬到来を実感する景色だ。

さて、平成最後の賞金レースをここまで引っ張ってきたのは「毒島 誠」だ。
夏のオーシャンカップでVを飾り、続くメモリアルでSG連覇を達成。
3つのG1も制して、独走態勢を築いている。
つまり、彼は「挑戦者」ではない。
だが「チャレンジカップ」に出場する。
ディフェンディング・チャンプなのだ。

去年、ラストピースを奪った時の気持ちを思い出し、
堂々の大会連覇を成し遂げて、舳先を進めて欲しい。
その先の高みへ。
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津幡短信vol.53

2018年11月17日 09時29分44秒 | 津幡短信。
津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回はコチラの3本。

【いわゆる“平成最後”。】
「スガイ書店」店頭に、恒例のお知らせが掲示された。

年の瀬が近付いている事を実感する。
平成最後の年賀状の発行枚数は「24億枚」らしい。
改元を控えた節目ながら、前年に比べ7%あまり減。
とあるアンケートによれば、年頭の挨拶ツールに「年賀はがき」を重視する分水嶺は50代。
やはり、葉書習慣は薄れてきているようだ。
僕はと言えば、そろそろ「喪中欠礼」の準備をしなければならない。

【七五三と赤蜻蛉。】
先日、11月15日は「七五三詣で」。
数えで3歳の男女児、5歳の男児、7歳の女児を祝う行事は、平安時代が起源とされる。
「七つ前は神のうち」。
子どもの死亡率が高かった昔、現世ではまだ命が定まっていない年頃故、
節目、節目に神への感謝の意を表し、元気に成長できるよう祈った。

わが町の「清水八幡神社」にも、毎年“時期到来”を告げる看板や幟が出る。
通りかかった際、晴れ着姿の参拝客に出会う事はなかったが、
代わって、赤いおべべを纏ったように美しい蜻蛉と遭遇した。


【朽ちてゆく像。】
旧・津幡小学校校舎の前庭、
現・町営歴史博物館の芝生に、一体の「セメント像」がある。

ご覧の通り、表面に穴が開き、内部の木組みが見える。
以前、コイツに関するローカルニュース記事を読んだ。
確か『経年劣化が進み崩壊の危機、思い出の保存を試みる昭和〇年卒業生有志』
・・・という内容だった。
モチーフは「カバ」だったか「バク」だったか? 
記憶が定かではない。
ともあれ、周囲の倒れた杭やロープの様子から察するに、
やがては撤去される運命なのかもしれない。

<津幡短信vol.53>
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