ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載、第百五弾は「真木よう子」と「サラ・ミシェルゲラー」。
若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、愛情に溢れた家族。
中欧の小国に生まれた「ベロニカ」は全てを手にしていた。
でも、何かが欠けていた。
ある朝、死ぬことに決め睡眠薬を大量に飲み下す。
しかし、思惑は達成できず、サナトリウムのベッドの上で目を覚ます。
自殺未遂の後遺症により、残り数日となった人生。
狂人たちと過ごすことになった彼女の中で、何かが変わり始める。
ベストセラー小説「ベロニカは死ぬことにした」。
著したのは、ブラジル生まれのコスモポリタン。
世界45ヶ国、500万人以上がページを開いた。
また、2度に亘って銀幕を飾っている。
最初は、極東の島国で映像化。
主演は無名塾出身の「真木よう子」。
彼女の出世作になった。
次は、アメリカ・ニューヨークが舞台。
主演は子役時代からの人気者「サラ・ミシェルゲラー」。
現時点(2019年・2月)では、彼女のキャリア最後の映画主演作である。
「真木よう子」と「サラ・ミシェルゲラー」。
僕は、どちらも好きな女優さん。
なれども、どちらも未鑑賞。
近いうちに拝見したい。
さて、主役の名前は、一人の少女を連想させる。
時は紀元前、ゴルゴダの丘。
「キリスト」が、自身が磔になる十字架を背負い、
よろめきながら石畳の道を登っていた。
荊冠から血が滲み汗に汚れた「キリスト」の顔は、
肩に食い込む十字架の重みから、苦痛と苦悩に歪む。
群衆は、刑吏を怖れて遠まきに見つめていた。
・・・と、その時。
人垣をかき分けて現れた少女が「キリスト」の前に跪き、白い布で顔の血と汗を拭った。
彼女の名前は「ベロニカ」という。
小説の主人公は、狂人に囲まれ死を意識する中で、自慰により「希望」を見出した。
「聖少女」は、傍観者に背を向け勇気と行動を以て、死出の道行きに光を灯した。
同じ名前を与えられた2人の女性のアプローチは、大きく異なる。
しかし、伝えているのは、どちらも「生き甲斐」なのかもしれない。
不定期イラスト連載、第百五弾は「真木よう子」と「サラ・ミシェルゲラー」。
若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、愛情に溢れた家族。
中欧の小国に生まれた「ベロニカ」は全てを手にしていた。
でも、何かが欠けていた。
ある朝、死ぬことに決め睡眠薬を大量に飲み下す。
しかし、思惑は達成できず、サナトリウムのベッドの上で目を覚ます。
自殺未遂の後遺症により、残り数日となった人生。
狂人たちと過ごすことになった彼女の中で、何かが変わり始める。
ベストセラー小説「ベロニカは死ぬことにした」。
著したのは、ブラジル生まれのコスモポリタン。
世界45ヶ国、500万人以上がページを開いた。
また、2度に亘って銀幕を飾っている。
最初は、極東の島国で映像化。
主演は無名塾出身の「真木よう子」。
彼女の出世作になった。
次は、アメリカ・ニューヨークが舞台。
主演は子役時代からの人気者「サラ・ミシェルゲラー」。
現時点(2019年・2月)では、彼女のキャリア最後の映画主演作である。
「真木よう子」と「サラ・ミシェルゲラー」。
僕は、どちらも好きな女優さん。
なれども、どちらも未鑑賞。
近いうちに拝見したい。
さて、主役の名前は、一人の少女を連想させる。
時は紀元前、ゴルゴダの丘。
「キリスト」が、自身が磔になる十字架を背負い、
よろめきながら石畳の道を登っていた。
荊冠から血が滲み汗に汚れた「キリスト」の顔は、
肩に食い込む十字架の重みから、苦痛と苦悩に歪む。
群衆は、刑吏を怖れて遠まきに見つめていた。
・・・と、その時。
人垣をかき分けて現れた少女が「キリスト」の前に跪き、白い布で顔の血と汗を拭った。
彼女の名前は「ベロニカ」という。
小説の主人公は、狂人に囲まれ死を意識する中で、自慰により「希望」を見出した。
「聖少女」は、傍観者に背を向け勇気と行動を以て、死出の道行きに光を灯した。
同じ名前を与えられた2人の女性のアプローチは、大きく異なる。
しかし、伝えているのは、どちらも「生き甲斐」なのかもしれない。