つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の空、雲、回想。

2012年05月15日 06時20分22秒 | 日記
「今日の一枚」、先週末に撮影。
茜色に染まり始めた空一面に浮かぶ「高積雲」である。
ひとつひとつの雲片が大きく厚いため、雲の底に薄灰色の影ができ、
美しい表情を見せてくれた。
雲は、出来る高さと形によって10種類に分類されるそうだが、
寸分違わぬ同じ物に二度と出逢う事はない。
また、寿命も短く、形は刻々と変化してゆく。
全ては一期一会なのだ。
そして、人は昔からたゆたう雲を介して、空のメッセージを探ってきた。

例えば…「夕焼け雲は、お出かけ注意」。
日本列島の天気は、偏西風の影響で西から東へと変化。
雲の多い夕焼けは翌日の曇天を、
雲の少ない夕焼けは翌日の晴天を予感させる。

あるいは…「飛行機雲が消えない時は洗濯NG」。
飛行機雲がすぐに消えてしまう時は、上空の水分が少なく、
逆になかなか消えずに広がり出した時は、上空に水分が増えている証拠。
雨が降り出す可能性がある。
…等々、他にも雲と天気の諺は多い。

ところで、日本列島は南北に長い。
昨今の北陸は初夏の装いだが、南へ遥か1,500㎞…沖縄は既に梅雨。
今日・5月15日は、曇時々雨の予報だ。
きっと、どんよりとした鉛色の空が広がっているのだろう。
沖縄は、1972年5月15日の本土復帰から、今日で40年を迎えた。
在日米軍専用施設の74%が集中する島の苦悩は続いている。
まだ、暗雲は晴れない。
コメント
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