つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

2割増しの意義。

2015年10月31日 14時19分37秒 | 日記
先週末(10月25日)、散歩中に行列を発見した。
撮影場所は、津幡町福祉センター。
撮影時間は、午前7時過ぎ。
行列の目的は、全国的な人気アイテム「プレミアム商品券」の購入である。
 
それなりに早い時間にも拘わらず、なかなかの盛況だ。

ご存知のとおり「プレミアム商品券」は、国の交付金を利用した金券である。
津幡町のケースは、1,000円券の12枚つづりで1セット。
1万円で販売するから、2割増し。
1世帯当たり10セットまで購入可能。
津幡町販売事業協同組合の加盟店で利用できる。

また、翌・26日、複数店舗合同掲載による、
【つばたイチ押しショップ 秋冬限定得々チラシ】が配布された。
 
勿論、この8つに限らず、対象店舗は多い。
詳しくは「津幡町商工会」のFBページで確認できる。

商品券をお持ちの皆さん、この機会をお見逃しなく。
是非ともキレイに使い切って欲しい。
そして、収入を得た方は、それを町内で使って欲しい。
地元でお金を回せば、やがて自分たちの益につながる。

蛸の足喰いの側面はあるものの
「プレミアム商品券」が、消費の呼び水になる事も事実。
今後も同様の取組が続くかは分からないが、一過性の追い風に終わらせず、
町内でより多くの買い物をする切っ掛けになって欲しい。
チケットの使用期限は、2016年1月末までだ。
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心躍る、白熱バトルの行方や如何に。

2015年10月25日 09時24分24秒 | 賭けたり競ったり
本日・2015年10月25日は、
「第62回 ボートレースダービー」の優勝決定戦。
「ミニボートピア津幡」周辺には、シリーズの幟が風にはためいている。

決戦の舞台となるのは、静岡県の「浜名湖競艇場」。
僕は、かつてここを訪れた事があるが、とても立派な場だ。

地上6階地下1階の中央スタンド棟は2000年3月にオープン。
ベージュを貴重とした落ち着きのある色使いの外観は、さながらホテルの様。
大きな吹き抜けのフロア。
開閉可能な可動式の大型屋根を備えた館内は明るい。
観光地・浜名湖にある競艇場らしい雰囲気である。


そんな浜名湖で行われてきた今シリーズは、
長年「全日本選手権競争」の名称で開催してきたが、
前回・第61回大会より、通称「ボートレースダービー」に変更となった。
優勝賞金は、3,500万円。
年間9つのSG(スペシャル・グレード)競走の中で、
最も長い歴史と重みのある大会だ。

出場52選手は、前年の大会覇者、前年のグランプリ優勝戦進出者6名、
直近のSGボートレースメモリアル優勝者、
及び、前年8月1日~今年7月31日間の勝率上位者。
要するに、一騎当千の強者ばかりという訳だ。

開幕から5日間、色々あった。
初日はトラブルの連続。
2015年も大詰めを迎えているだけに遮二無二なるのは分かるのだが、
4Rの4艇フライングによる返還欠場~賞典除外はいただけない。
(返還欠場:対象艇の掛金返還。このレースで6,300万円が返還された)
(賞典除外:今大会のメインレース…優勝、準優勝、特別選抜からの除外)
最終ドリーム戦では、本番前の事故により2号艇が欠場。 
原因となった1号艇が賞典除外。
2日目も3Rで選手責任による転覆事故が発生。
事故を起こしたレーサーは賞典除外となり怪我を負って帰郷してしまった。
特に、個人的に応援している「毒島 誠」選手が事故に巻き込まれ、
戦線を離脱してしまった事が残念でならない。
今後に影響のない事を祈る!

一方で、的確なハンドル捌きやスタートダッシュなどの妙技・美技も数多く、
整備巧者の手によるモーター再生・性能アップにも目を見張った。
全てを含めて、強者共が鎬を削ってきた文字通りの「熱戦」と言えるだろう。

さぁ、優勝戦である!

浜名湖の競争水面は広い。
周囲に視界を遮る高い建物がなく、観客にとってもたいへん見やすい。

旋回がスムーズで乗りやすさを公言するレーサーが多い。
水質は汽水で穏やかだが、意外に風が強く、レース展開に影響を与える。
予報によれば、西北西のホーム追い風。
順当に逃げ・差しの舟券狙いか?!
いやいや、35のまくりが炸裂するか?!
はたまた、46のまくり差しが突き抜けるのか?!

白熱バトルの行方は「ミニボートピア津幡」で見届けるとしよう。

<追記:2015年10月26日>
【ボート】守田俊介 悲願のSG初制覇 デビュー21年5カ月でようやく美酒

白熱バトルは、1号艇の勝利で幕を閉じた。
おめでとう。
お蔭で的中しました。
ありがとう。
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賭けたり、競ったり、旅したり、その3。

2015年10月24日 12時05分12秒 | 旅行
2015年10月半ばの三連休。
愛知県・三河地方への1泊2日の小旅行記、完結編。

津幡町から愛知県・蒲郡市を訪れ、博物館施設を見学し、
競艇場での旅打ちを楽しんだ僕は「岡崎市」の格安ホテルで草鞋を脱いだ。
宿近くの居酒屋のカウンターにて、名古屋飯を肴に独り酒盛り。
アルコールで心の奥に燻る最終レースの興奮をなだめ、
湯船に浸かり旅の垢を落として就寝。
翌朝「岡崎城公園」を散歩した後、そそくさと西へ向かった。
目指すは、知多半島の付け根に位置する「常滑市」である。

常滑には、千年の歴史を誇る「焼き物」。
世界各国への玄関口「空港」。
そして、わが愛する「競艇場」がある。
通算3度目の訪問となったのは、勿論「ボートレース」が取り持った縁だ。
回を重ねるうち、幾つか現地で常滑焼の器を買い求め、普段使いとして愛用している。

同じ作家のシリーズで、手前から、マグカップ、飯椀、湯呑。
なかなか具合がよろしく、気に入っている。

さて、旅の行程…まずJR常滑駅から徒歩数分…「やきもの散歩道」を歩く。
中心市街地の小高い丘の傾斜をぬって、
レンガ造りの煙突や窯、焼物工場の黒塀、陶器の廃材オブジェなどが並び、
ショップ、工房、カフェが軒を連ねるそこは、
人がすれ違うのもやっとの道幅が少なくない。
狭くて先の見えない迷路地は異空間の趣なのだ。
<通称:土管坂>

<登り窯跡>

<煙突のある風景>

<路地より遠方に競艇場鉄塔を望む>


そんな「やきもの散歩道」の中間地点「登窯広場」の「展示工房館」には、
高さ180センチの大甕が展示されている。

【ロ号大甕(ろごうおおがめ)
 この大甕は、第二次世界大戦の末期の昭和19年(1944年)から同20年(1945年)にかけて、
 常滑の大小の窯元が海軍省燃料局の命令で、ロケット戦闘機「秋水(しゅうすい)」の
 燃料製造装置(貯蔵櫓)として生産したものです。
 このような大型の貯蔵櫓は実際には使われなかったそうです。
 戦後、海軍省に納入されなかった甕が常滑の各地でよく見られましたが、
 今ではその数も少なくなりました。これほど大きなものは珍しく、
 焼き上げた当時の技術の高さには驚嘆させられます。
 これは、旧日本陶業(株)から移設したものです。】(※展示プレートより引用:原文ママ)

常滑は、港に近く、良質な粘土と豊富な燃料が確保できた事から、
そこで生産される焼き物は、明治以降、土管やカメ、タイルなど「産業陶器」が主流。
戦時中は軍用として重宝された時期があったのだ。

そして「登窯広場 展示工房館」で絵付け体験を楽しむ。
題材は、やはり、ボート(笑)

おそまつでした…。
次の機会にはよりよく仕上げたい、と密かにリベンジを誓っている。

気を取り直して「中部国際空港」~「セントレア」見学!
オープンは2005年。
常滑と国内外各地を結ぶ空の玄関口の展望デッキは、
離発着する飛行機を見物する観光客が後を絶たない。

知多半島の味を提供するレストランやショップが集まる一角や、
イベントスペースなどもあり、ここ自体が観光スポット。
何より全国で唯一「場外舟券売場」が併設されているのはお土地柄である。

その館内に鎮座する常滑焼の名産・招き猫は、
白・黒・赤・青・黄色・緑、レース艇の6色が揃う。
招福を願って柏手を打ち、いざ戦いの水面へと出陣!!

常滑競艇場名物の「どて丼」を頬張りつつ、前日同様に前半は見に徹した。
モーターの機力、レーサーの調子、風向きなどの情勢を見極め、
終盤の準優勝戦3レースのみ勝負に打って出る!
さぁ!カァァァネのォ雨がァ降るぞぉ!!(外道風)

結果は!

降ったのは涙雨だった。
蒲郡のプラスを吐き出して終了~!!!(カ~ン!)

楽しく遊ばせてもらいました。
ありがとうございました!押忍!!!!
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賭けたり、競ったり、旅したり、その2。

2015年10月18日 13時28分08秒 | 旅行
2015年10月半ばの三連休。
愛知県・三河地方への1泊2日の小旅行記、続編。

津幡町から蒲郡市へを訪れ、博物館施設を見学し、昼食を終えた僕は、
旅のメインイベント…「蒲郡競艇場」へと向かった。

この場(じょう)は、斬新な取り組みに積極的である。
@冷暖房完備の特別観覧席導入。
@本場舟券を尼崎・若松競艇場において場外発売。
@年間180日間の興行をオールナイター開催。
いずれも蒲郡競艇場が艇界で初めて断行した試みだ。

昨年4月に完了した大幅な改修工事によって、施設はますます充実。
床面はありがちなコンクリートの打ちっぱなしではなく、
美しいフローリングに変貌した。
 
フードコートも拡充して、メニューが充実。
愛知の場らしく「寿がきや」が出店し、
石川県民にはお馴染みのチャンピオンカレーFC店も軒を並べる。
 
唐揚げのお店で鶏串カツ八丁味噌のどて味とウスターソースのタルタルがけを頂く。
どちらも旨かった。
 
其処ここに設置されたスピーカーからは、レース合間のBGMにジャズが流れ、
巻き舌・こぶしを効かせ擬態語満載の実況で知られる
「高橋アナ」の名調子がビンビン響く。
また、館内だけではなく、カクテル光線に照らされた水面も美しい。
点灯前と点灯後を対比してみる。
 
 
 
 
初のナイター観戦。
水飛沫が照明に煌めき、航跡が残光を帯びて闇に映える。
夜ならではの要素を楽しんだ。

さて、レースである。
この日は、後半7R~最終12Rまでが枠番通りの進入を義務付けられた興行。
しかも、シリーズ初日。
そこで、前半は「見(ケン:賭けずに戦力分析する事)」に徹した。
レーサーのスタート勘やハンドル捌き、モーターの調子などを見極め、
2回走りで出走する後半から勝負に打って出たのだが…。
「不思議な体験」の後押しが忘れられない。

レースは、次のように推移した。
7R⇒1-3-4。(1着:1号艇、2着:3号艇、3着:4号艇)
8R⇒1-3-5。
9R⇒3-1-4。
10R⇒1-4-5。
11R⇒1-2-4。
2連対が、3つ続けて1と奇数(3)、2レース続けて1と偶数になった。
そして、12R。
狙いを付けたレーサは、1と3と4。
果たして奇数と偶数、どちらに転ぶのか?
2つの出口を前に迷っていた時、ヤツが舞い降りてきたのだ。

競争水面には「空中線」という標識がある。
風向きと風力、加えてスタートラインまでの距離を推し量るため、
コースを横切る形で空中に張った小旗付きのロープがそれだ。
最終レース前、その両端を結ぶ鉄塔の上に一羽の「鷺」が止まった。
僕は思い出した。
9Rまで同じ鷺が同じ場所に止まっていた事を。
ヤツがそこを離れてから、潮目が変わった事を。
戻ってきたという事はもしや…。

僕は1-3、3-1の折り返して2連単の舟券を購入。
ファンファーレが鳴り、レースは1が逃げ、3が追う展開。
最後の直線は白と赤の息を飲むデッドヒート!
高橋アナの絶叫が轟く!
『3号艇!急接近!土壇場!並んでくる平田ぁ!
 うぉぉぉぉっとぉぉぉ!これはぁ!大接戦んんん!』

あわや写真判定かと思えるほど拮抗した状態でゴール!
結果は1-3-4の1番人気。
3が差し切り順位が入れ替わっていれば…。
たらればの思いはあるものの、ともかく的中!
「鳥のお告げ」に助けられた格好で収支はプラスにになった。

戦い終えて場を後にしようと歩き始めたところ、
予想屋さんのブースで「蛭子さん」のサインを発見(笑)!
 
今日は、長崎県・大村競艇場で「オールレディース蛭子能収杯」を開催中。
準優勝戦が発走する。
ひとつ、1と3を絡めて買ってみるとしよう。
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賭けたり、競ったり、旅したり。

2015年10月18日 11時06分50秒 | 旅行
久しぶりに連休が取れた先週末、久しぶりに1泊旅行に出かけた。
目指すは、津幡町から300キロ余り離れた、愛知県・三河地方。
県都・名古屋に代表される尾張地方の東、静岡と境を接するそこは、
豊川、矢作川、男川…3つの川(三河)が流れる事が命名の由来とのこと。
肥沃な地で生まれる農産物の一つが「蒲郡みかん」である。

僕がまだ幼かった頃、冬季になると家には「箱買いみかん」が登場した。
冷暗所に留め置かれた木箱や段ボール箱から橙色の果実を取り出し、
食後のデザートとして、おやつとして頂いたものである。
箱にプリントされた産地には「三ケ日」「愛媛」と並んで、
「蒲郡」の文字があった。

旅の最初の目的地は、そんな“みかんの里”蒲郡の市立「生命の海科学館」。
朝6時に家を立ち、高速道路をひた走って、到着したのは午前11時過ぎ。
オープンが平成11年7月。施設の改装を重ねて3年前にリニューアルと、
比較的新しく、外観はなかなか立派である。
 
館内に足を踏み入れると、吹き抜けの明るいホール。
天井からジュラ紀の首長竜…「プレシオサウルス」の化石模型が下がり、
科学館らしい第一印象を受ける。
 
 
「生命の海科学館」の全体像を簡潔に表すなら、
【惑星・地球46億年の歴史と生き物の変遷を「海」の視点から紹介する】
…となるだろうか。
個人的には、大変面白く観覧できた。

誕生間もない原始の地球を取り上げたコーナーでは、
地球の表面の殆どが凍り付く「全球凍結」の過程、
その後の温暖化、爆発的な酸素の増大とカンブリア・ビッグバンについて、
化石やCGを混合した展示で、分かりやすく解説。
 
<ストロマトライト
 光合成を行う単純な生物「シアノバクテリア」の死骸と泥による岩石。
 シアノバクテリアは、原始地球に酸素をもたらす原動力となった>
 
<アノマロカリスの化石(触手)
 原始の海の王者。食物連鎖の頂点とされる捕食生物>
 
続く、魚類の進化についても、化石標本や写真、チャートにCGを駆使して
よくまとまった展示だった。
その代表は、魚竜「イクチオサウルス」の化石。
背骨~四肢~頭骨の形状などがキレイに残り、
ジュラ紀の海を泳ぎまわっていた当時の姿も想像できる迫力があった。
 

たっぷり2時間余り。
人の一生など束の間の瞬きに過ぎない、長大な「時間旅行」を楽しんだ後は
現実に戻って腹ごしらえである。
JR蒲郡駅前のラーメン店「麺屋しずる」の暖簾をくぐる。
そこは、典型的な「二郎系」だった。
背脂が浮いた醤油味スープの中には、極太のストレート麺。
もやしと分厚いチャーシューが載り、刻みニンニクをトッピング。
 
昼時を過ぎたというのに、店内は満席の盛況ぶり。
なかなかの人気を誇っていた。
 

科学館で知的好奇心を、ラーメン店で空腹を満たし。
ドーパミンを噴出させたにも拘わらず、
貪欲にも脳内麻薬の更なる増加を求めて某所へ。
そう、蒲郡といえばアレだ!
以下、次号!
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