つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

2017夏、りくすけ。

2017年08月28日 22時42分03秒 | 日記
例年より梅雨明けが遅く、明けて以降も雨が多い。
少々印象の薄い2017年の夏。
しかし、それなりに思い出も作れたと思う。

手取りの火まつり

仕事の関係で、毎年、8月最初の土曜日は、
石川県・能美郡川北町(のみぐん・かわきたまち)へ出かけることが多い。
そのタイミング、そこでは「手取りの火まつり」が行われている。
想像するに、ルーツは「虫送り」の行事だろう。
夏の夜空を赤く焦がす高さ46メートルの大かがり火をバックに、
手取川(てどりがわ)の河川敷で太鼓が打ち鳴らされ、地上の火が落ちると、天空に火の花が開く。

いかにも日本の夏らしい風物である。

夏競艇

8月半ばに投稿した通り、琵琶湖へ出かけた。
繰り返しになるが、楽しい旅だった。
今夏もまた、沢山のレースを観て張った。
いい思いも、悔しい思いも味わった。
きのうは、SGレース「ボートレースメモリアル」優勝戦があり、
山口支部の苦労人「寺田祥(てらだ・しょう)」が念願の初戴冠。
【ボート】若松で寺田祥がSG初制覇 デビュー19年9カ月でうれしいVゴール
おめでとう!
これが、観たかった。

夏スタイル

愛犬「りくすけ」は、恒例のサマーカット。
実にスッキリ。
既にシニアの仲間入りをする年齢ながら、実に凛々しくキリリ。
相変わらず、散歩の意欲は衰えていない。
強い陽射しと暑さにめげず、共によく歩いた。
連れ合いよ、これからもどうぞヨロシク。
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2017夏、津幡町。

2017年08月27日 08時39分40秒 | 日記
今年の夏は、印象が薄い気がする。
それなりに暑い思いはしたものの、
例年より梅雨明けが遅く、明けて以降も雨が多いのが心象につながっているのだろう。
しかし、夏は確かにあった。

本津幡駅のホームから見た入道雲

入道雲…正しくは「積乱雲(せきらんうん)」。
むくむくと盛り上がったダイナミックな姿を大男に例えた愛称もある。
例えば…関東地方では「坂東(ばんどう)太郎」、
関西地方では「但馬(たじま)太郎」や「丹波(たんば)太郎」、
九州地方では「彦(ひこ)太郎」とも呼ぶそうな。
夏の昼過ぎから夕方にかけてよく見かける入道雲は、
夏を想起する大空のアートなのだ。

津幡小学校グラウンドで見かけた飛行機雲

数ある雲の分類の中で、入道雲と並び分かりやすい飛行機雲。
青空のキャンバスに白い絵の具で線を引いたようなそれは、
翌日の天気を占う目安になる。
飛行機雲がスグに消えてしまう時は、好天の報せ。
なかなか消えずに雲が広がり出した時は、上空に水分が増えている証拠。
雨が近づいている可能性が高い。
この写真を撮った翌日は、案の定、雨天になった。

学童野球の夏

夏空の下、津幡町の学童野球チーム「中条ブルーインパルス」が奮闘。
県内予選を勝ち抜き、全国大会に出場した。
結果は、トーナメント一回戦敗退。
初戦突破を掲げた目標は達成できなかったが、
チームの皆さんは、思い出に残る熱い夏を過ごすことができただろう。
夢は、来夏へ受け継がれた。
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謎めいた2人。~科学忍者隊ガッチャマン。

2017年08月24日 23時35分21秒 | 手すさびにて候。
ほんの手すさび、手慰み。
不定期イラスト連載・第五十五弾は、「白鳥(しらとり)のジュン」と「ベルクカッツェ」。

「およげ!たいやきくん」の大ヒットにより、全国民に知れ渡る以前から、
「子門真人」の歌声は、既に耳馴染みの存在だった。
「レッツゴー!ライダーキック」、「ジャンボーグA(エース)」、
「勇者ライディーン」、「王者!侍ジャイアンツ」、「空手バカ一代」など、
一連の主題歌の系譜に並ぶ1つが、『ガッチャマン』である。

♪~誰だっ、誰だっ、誰っだぁ~っ!
 空の彼方に踊る影
 白い翼のぉ…ガッチャマァァン~♪

スピード感満点のメロディと、空を切り裂く効果音に続き、
やや甲高い個性的なボーカルが聞こえてくると、僕の胸は高鳴ったものだ。

『科学忍者隊ガッチャマン』の製作は、タツノコプロ。
世界征服を企む秘密結社「ギャラクター」と戦う、
5人の少年・少女による科学忍者隊の活躍を描いたSFアクション大作だ。
昭和47年(1972年)秋から2年間に亘り、
毎週日曜の30分枠で全105話が放映された。

彼らが悪の組織と戦う時の「切り札」は、科学忍法。
中でも2つの技は忘れられない。
@「科学忍法・火の鳥」は、大型戦闘機「ゴッドフェニックス」を炎で包み、特攻。
 敵を殲滅する荒業である。
 その飛行姿が「不死鳥」に似ていることから命名されたと思われる。
@「科学忍法・竜巻ファイター」は、縦型に組み上がった忍者隊の5人が超高速回転。
 巻き起こした竜巻で敵を薙ぎ倒すのだ。

そして、登場人物の中で特に印象深いのが今回のモチーフ…
「白鳥のジュン」と「ベルクカッツエ」である。

「白鳥のジュン」は、日米混血の16歳。
身長160センチ、体重45キロ。
ゴーゴー喫茶・スナック「J(ジェイ)」を経営している美少女だ。
バードスタイルは、露出度の高いノースリーブのミニスカワンピースにブーツ姿。
白兵戦では得意な足技を多用し、惜しげもなくパンチラを披露。
爽やかなお色気を振り撒き、昭和の少年を大いに惑わしてくれた。

「ベルクカッツェ」は、「ギャラクター」の実働部隊を指揮する首領。
背が高くいかつい骨格とは裏腹に、時折、仕草に品を作ったり、語尾に女言葉が混ざる。
濃い色の口紅を好み、感情の起伏が激しくヒステリック。
男女の双子として生まれるはずの命を「総裁X(エックス)」によって掛け合わせられた、
雌雄同体のミュータントなのだ。
「マジンガーZ」の「阿修羅男爵」と並ぶ、同年代の特異なキャラクターと言えるだろう。

方や、国際結婚が珍しかった頃、ハーフのティーンにして飲食店オーナー。
方や「オネエ」が市民権を得る以前、隠花植物のような妖しい魅力満載キャラ。
…謎の多い設定である。

♪~誰だっ、誰だっ、誰っだぁ~っ!
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散歩で出会う、域外の住人たち。

2017年08月20日 15時17分39秒 | 自然
僕たちの生活拠点は「地上」だ。
生産・生殖・生存活動のほぼ全てを大地の上で行っている。
しかし、人間と異なる領域を選んだ種族は沢山いて、
その姿を見とめるのは容易い。

軽やかに空を往くもの…「ツバメ」だ。
やや体格が小さく体色も薄いところから察するに、津幡町で生まれ育った若鳥か。
夏の間に餌を啄み、秋が深まると台湾を経由して、フィリピン、マレーシアへ向かう。
飛行能力は極めて優秀。
高速で移動するために、捉えるのが難しい。
見越し撮影で何度もシャッターを切った末の一枚だ。

優雅に空を漂うもの…「クロアゲハ」。
こいつも撮影者泣かせだ。
ユラユラと飛行軌道が定まらず、狙いがつけにくい。
しかも、ツバメほどではないが意外と速い。
カメラ(スマホ)を構え、蚊に食われることも厭わず、
辛抱強く待って、タイミングを見計らいシャッターを切った末の一枚だ。

次は別の領域、水の中に潜むもの…「アメリカザリガニ」。
津幡町・清水、白鳥神社境内の池で撮影した。
水面に光が反射して見難いが、赤い円内に姿を認められる。
…こいつについては、過去の投稿文から再掲載したい。
『昭和初期、食用ガエルの餌として持ち込まれた、
 アメリカ・ミシシッピ産の外来生物。
 真っ赤な個体は、名前のとおりアメリカンな華やかさ。
 ハサミも大きく、流線形の甲殻はデザインが美しい。
 少年にとっては、外タレのアイドルのようなもの。
 いわばペット界の「アグネス・ラム」や「リンリン・ランラン」だ。』
(※拙ブログ、2011年2月18日投稿「津幡町の漁場址。」より抜粋)

水の中を歩くもの…「アカミミガメ」。
津幡川に架かる「住之江橋」付近で撮影した。
被写体までの距離があり、対象が小さいため赤い円で囲ってみた。
ご存知の通り、こいつもザリガニ同様、アメリカからやって来た外来種。
幼体は「ミドリガメ」とも呼ばれ、可愛らしい姿は、
ペット界の「マコーレ・カルキン」や「エドワード・ファーロング」みたいなもの。
しかし、成長すると凶暴な大食漢に変貌するのだ。

地球上に生息する動物の種類は140万以上。
ごく狭い、ご近所散歩エリアでも、
少し注意をすれば、実に多彩な生き物と接することができるのである。
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晩夏の夕暮れ散歩。

2017年08月19日 22時42分58秒 | 日記
盆を過ぎ、季節は次のステージへと移りつつある。
日中は暑さが残るものの、陽が陰れば秋の気配が漂う。
今日は、夕暮れを待って散歩に出かけた町内の風景を紹介したい。

田んぼでは、稲が頭を垂れ始めた。
一般的に9月中に市場に出まわる米を指して「早稲(わせ)」というが、
千葉などの利根川下流域に並び、ここ北陸も栽培が盛ん。
あと1ヶ月も待たず、新米がいただるだろう。
飯の友には、漬物か煮しめ、塩鮭か煮魚、豆腐と油揚げの味噌汁があれば十分。
その食卓を想像すると、今から喉が鳴る。

風に揺れる青栗。
物言わぬイガの色は雄弁に語っている。
「まだ早い」と。
鋭い棘によって外敵や乾燥から護られた果実が弾け出るのは、もう少し待たねばならない。
季節はまだ夏なのだ。

「庄町振興館」前での納涼祭。
ちょうど今頃、津幡町内では地区毎に夏の集いが行われている。
老若男女、皆、楽しそう。

…少々大げさに言うなら、納涼は「逞しい営み」だ。
「避暑」は、暑さから逃れるエスケープ。
「納涼」は、暑さから逃げず、踏みとどまって乗り越えようとするスタンド&ファイト。
夏を耐え実りを結ぶ稲や栗と同じなのである。
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