「今日の一枚」は、昭和54年製のサンヨー「ラジカセ」。
正確に書くなら「三洋電機」製の「ラジオカセットレコーダー」である。
先日、ある博物館にて撮影。
CDが普及し、デジタルオーディオプレーヤーが登場して以降、
こうして展示物になるほど、その姿は希少になった。
しかし、時折、今も現役で頑張っているラジカセを見かけると、嬉しくなる。
何故なら、少年時代の僕にとっては、
一人部屋で一緒に過ごす大事な相棒だったから。
大好きなミュージシャンの音楽はメタルテープ。
注目の高い作品はクロムテープ。
番組を丸ごと録音するのはノーマルテープ。
目的別にテープを使い分け、毎晩せっせとエアチェックを繰り返し、
お気に入りの音楽を増やすのが、楽しくて仕方がなかった。
(※2010年12月8日に関連投稿アリ)
そんな70年代当時、ショービズ界に君臨した“ディスコの女王”
「ドナ・サマー(Donna Summer)」が他界…。
享年63。癌との闘いの末の旅立ちだったそうである。
数多くのヒットを放ちグラミーも5度受賞。
文字通りのスターだった。
「ホット・スタッフ」「バッド・ガールズ」「情熱物語」などが有名だが、
僕が忘れられないのは「Love to Love You Baby(邦題:愛の誘惑)」。
鼻に掛った甘い声でうなるように繰り返すタイトルフレーズ。
時折重なるあえぎ声。
何てイヤらしくて、何てスバらしい歌だろうと、
胸を高鳴らせながらエアチェックした事を思い出す。
勿論、ラジカセの名はメタルテープだった。
4年前、“ディスコの女王”が久しぶりに新譜を発表して、
ビルボードチャートのトップにランクされた時、とても嬉しかった。
しかし、それが最後の輝きだったとは…。
残念でならない。
心からご冥福をお祈り致します。
合掌。
<2012年5月12日追記:『ハーモニーよ、さらば。』>
また一人、ラジカセAgeのスターが旅立った。
「Bee Zees」の1人…「ロビン・ギブ」である。
1年半前に悪性の腫瘍が見つかり、闘病生活を続けていたが、
今年4月には昏睡状態に。
意識を回復させようと、彼の子供たち病床で歌を歌い
一時意識を取り戻していたものの、努力の甲斐なく永眠。
62年の生涯だった。
イングランドとアイルランドの真ん中に浮かぶ
「マン島」に生まれた「ギブ3兄弟」、
「バリー」、「ロビン」、「モーリス」のハーモニーは、世界を席巻した。
“ビートルズ2世”として、正当派のコーラスを追求した初期。
存続の危機を乗り越えた後、フィーバー現象を巻き起こした第二期。
優秀な裏方として、ヒット作を手がけた第三期。
その40年を数える歴史の中で遺した数々の名曲は、
一種のタイムマシーンのようだ。
「マサチューセッツ」「メロディフェア」「恋のナイトフィーバー」。
「ステイン・アライブ」「失われた愛の世界」「愛はきらめきの中に」。
折に触れ、【70年代の自分】を思い出す時、
必ず彼等のメロディがBGMとして流れる。
彼等のナンバーを聞けば、青春とあの時代が蘇って来る。
最後は本記と同じ結びとしたい。
残念でならない。
心からご冥福をお祈り致します。
合掌。
正確に書くなら「三洋電機」製の「ラジオカセットレコーダー」である。
先日、ある博物館にて撮影。
CDが普及し、デジタルオーディオプレーヤーが登場して以降、
こうして展示物になるほど、その姿は希少になった。
しかし、時折、今も現役で頑張っているラジカセを見かけると、嬉しくなる。
何故なら、少年時代の僕にとっては、
一人部屋で一緒に過ごす大事な相棒だったから。
大好きなミュージシャンの音楽はメタルテープ。
注目の高い作品はクロムテープ。
番組を丸ごと録音するのはノーマルテープ。
目的別にテープを使い分け、毎晩せっせとエアチェックを繰り返し、
お気に入りの音楽を増やすのが、楽しくて仕方がなかった。
(※2010年12月8日に関連投稿アリ)
そんな70年代当時、ショービズ界に君臨した“ディスコの女王”
「ドナ・サマー(Donna Summer)」が他界…。
享年63。癌との闘いの末の旅立ちだったそうである。
数多くのヒットを放ちグラミーも5度受賞。
文字通りのスターだった。
「ホット・スタッフ」「バッド・ガールズ」「情熱物語」などが有名だが、
僕が忘れられないのは「Love to Love You Baby(邦題:愛の誘惑)」。
鼻に掛った甘い声でうなるように繰り返すタイトルフレーズ。
時折重なるあえぎ声。
何てイヤらしくて、何てスバらしい歌だろうと、
胸を高鳴らせながらエアチェックした事を思い出す。
勿論、ラジカセの名はメタルテープだった。
4年前、“ディスコの女王”が久しぶりに新譜を発表して、
ビルボードチャートのトップにランクされた時、とても嬉しかった。
しかし、それが最後の輝きだったとは…。
残念でならない。
心からご冥福をお祈り致します。
合掌。
<2012年5月12日追記:『ハーモニーよ、さらば。』>
また一人、ラジカセAgeのスターが旅立った。
「Bee Zees」の1人…「ロビン・ギブ」である。
1年半前に悪性の腫瘍が見つかり、闘病生活を続けていたが、
今年4月には昏睡状態に。
意識を回復させようと、彼の子供たち病床で歌を歌い
一時意識を取り戻していたものの、努力の甲斐なく永眠。
62年の生涯だった。
イングランドとアイルランドの真ん中に浮かぶ
「マン島」に生まれた「ギブ3兄弟」、
「バリー」、「ロビン」、「モーリス」のハーモニーは、世界を席巻した。
“ビートルズ2世”として、正当派のコーラスを追求した初期。
存続の危機を乗り越えた後、フィーバー現象を巻き起こした第二期。
優秀な裏方として、ヒット作を手がけた第三期。
その40年を数える歴史の中で遺した数々の名曲は、
一種のタイムマシーンのようだ。
「マサチューセッツ」「メロディフェア」「恋のナイトフィーバー」。
「ステイン・アライブ」「失われた愛の世界」「愛はきらめきの中に」。
折に触れ、【70年代の自分】を思い出す時、
必ず彼等のメロディがBGMとして流れる。
彼等のナンバーを聞けば、青春とあの時代が蘇って来る。
最後は本記と同じ結びとしたい。
残念でならない。
心からご冥福をお祈り致します。
合掌。