最近、映画「グラディエーター」を観た。
古代ローマ帝国を舞台にしたスペクタクル活劇で、
ロードショウ公開は2000年。
メガホンを取ったのは「リドリー・スコット」。
主役の剣闘士を演じたのは「ラッセル・クロウ」。
アカデミーの最優秀作品賞に輝いたヒット作だから、
きっと多くの方々がご覧になっただろう。
人生哲学、人間ドラマ、合戦・剣闘シーンなど、
見どころは様々あるが、その1つは“風景”である。
細密なCGで描かれた巨大な闘技場・コロッセオに、ローマ市街。
画面の中に映る肌の色は。白、黒、黄色。
多民族・多国籍の集合体だったローマ帝国は、
確かにこんな感じだったのだろうと頷けたのだが、どこか違和感を拭えない。
理由は「音」だ。
街頭のカットでは、民衆の笑い声、売り子の掛声、
大道芸人の物音、動物の鳴き声など、賑やかな音の演出があった。
…しかし、時は西暦180年頃。
人間がゴムを活用する前である。
当時の車輪は「今日の一枚」の様に、金属か木材。
ローマ街道は、土を固めた日本とは違い、敷石による完全舗装。
こうした車輪が凹凸のある堅い道を通れば、騒音は避けられない。
実際の古代ローマは、映画の中の世界よりも
かなり五月蠅かったのではないだろうか…。
僕は津幡町の街角に飾られた車輪を見て、そう思った。
古代ローマ帝国を舞台にしたスペクタクル活劇で、
ロードショウ公開は2000年。
メガホンを取ったのは「リドリー・スコット」。
主役の剣闘士を演じたのは「ラッセル・クロウ」。
アカデミーの最優秀作品賞に輝いたヒット作だから、
きっと多くの方々がご覧になっただろう。
人生哲学、人間ドラマ、合戦・剣闘シーンなど、
見どころは様々あるが、その1つは“風景”である。
細密なCGで描かれた巨大な闘技場・コロッセオに、ローマ市街。
画面の中に映る肌の色は。白、黒、黄色。
多民族・多国籍の集合体だったローマ帝国は、
確かにこんな感じだったのだろうと頷けたのだが、どこか違和感を拭えない。
理由は「音」だ。
街頭のカットでは、民衆の笑い声、売り子の掛声、
大道芸人の物音、動物の鳴き声など、賑やかな音の演出があった。
…しかし、時は西暦180年頃。
人間がゴムを活用する前である。
当時の車輪は「今日の一枚」の様に、金属か木材。
ローマ街道は、土を固めた日本とは違い、敷石による完全舗装。
こうした車輪が凹凸のある堅い道を通れば、騒音は避けられない。
実際の古代ローマは、映画の中の世界よりも
かなり五月蠅かったのではないだろうか…。
僕は津幡町の街角に飾られた車輪を見て、そう思った。