つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡の空の流れる雲を食べたくて。

2011年10月28日 18時59分24秒 | 自然
きのうに続き、今日も津幡町の上空は秋晴れ。
秋の空は、他の季節に比べて一層高く感じるが、
これには理由があるようだ。

春の空は、大陸の砂漠から巻き上げられた黄砂や塵が、
風に乗ってやってくる。 
夏の太平洋高気圧は、水蒸気をいっぱい含んだ暖かい湿った空気の塊。
対する秋の晴れ間は、不純物が少なく乾燥した
大陸性の移動性高気圧によるもの。
昔から「天高く馬肥ゆる秋」と言われるとおり、
澄み切った秋の空は、視界も開け、より高くキレイに見える。

また、秋は雲の表情も豊かだ。
朝晩と日中の寒暖差が大きくなり、
気圧配置も次々に変わるため、多種多様の雲が登場。
魚の鱗のように小さな雲の塊が並んだ「うろこ雲」や
うろこ雲より塊が大きく、魚の鯖の群のような「さば雲」などが代表的。
改めて考えてみれば、どちらも海の幸に関連している。
そして、雲を眺めていると、
綿菓子やシュークリームなどのスイーツも連想してしまう。

秋は、空まで食欲を刺激する季節なのだ。
コメント
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