つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町からAmericaへ…思いを馳せる球秋。

2011年10月07日 23時16分49秒 | 日記
「今日の一枚」は、散歩中に撮影した「津幡中学校・野球部」の練習風景。
秋晴れの空の下、少年たちが掛け声をかけながら、練習に打ち込んでいた。
チームの力量はともかく、白球を追う姿は、
なかなか美しい光景である。

プロ野球に目を転じると、パシフィックはソフトバンクが優勝。
セントラルは、依然と激しいペナント争いが展開中。
更に、海の向こうでも、まだ熱い戦いが続いている。
大詰めの「球秋」を迎えた。
それらの試合を見ていて思うのは「アメリカの伝統」。
発祥の地のベースボールには、どことなく様式美を感じる。

アメリカ国民が「National Pastime(国民的娯楽)」と
誇らしげに呼ぶ「ベースボール」は、
自分たちが生み育てた、大切な「文化」だと言われてきた。
チームは「地域」を。
選手は「人種」を。
球場は「夢」を代表するもの。
試合前に、必ず「国歌斉唱」が行われる事からも、
いかに特別な存在かが伺える。
観客も全員総立ちで口ずさむ光景は壮大。
そして、7回の攻防が始まる前に、必ずこのナンバーが大合唱される。

『「ケイティ・ケーシー」は、無類の野球好き。
 ある土曜日に、ボーイフレンドにショーを観に行かないかと誘われたが、
 「ケイティさん」はこう言いました。
 「いいえ。…それより、もっと私が喜ぶことを教えてあげる。」
 「Take Me Out To The Ball Game. 私を野球に連れてって。」
 球場で、ピーナッツとクラッカージャックを買ってくれればそれでいいの。 
 もう家に帰らなくてもかまわないわ。
 さぁ、ホームチームを応援しましょ!
 …でももし負けちゃったら悔しいわね。
 ワン、ツー、スリーストライクでアウトになっちゃう。 
 野球は昔からそういうゲームなのよ。』

まるで、日本の童謡のように愛され、100年以上歌い継がれている歌…
「私を野球に連れてって」。
メジャーに限らずマイナーも、更にプロじゃない草試合でも、
この歌声は欠かせないという。
ボールパークでの「作法」であり「儀式」だ。

歌詞の中に出てくる塩味が効いた殻付きピーナッツと、
ポップコーンにキャラメルを絡めた甘いクラッカージャックは、
野球観戦に欠かせないおつまみ。
こちらも100年前から変わらない「付き物」だ。

僕は、まだ見ぬボールパークの雰囲気に憧れを抱いている。
『いつかは訪れてみたい。』
球秋になる度、そう考えてしまう。
コメント
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