月刊幸福の科学オープニングメッセージ「心の指針」より
『過去の記憶を修正せよ』
あなたを苦しめている原因の大部分は、 過去の記憶であるはずだ。
あなたは、 セピア色の写真集でも眺めるように、
過去の点景を見つめている。
本当は無尽蔵に、
記憶の写真館には、 いろんなシーンの写真がある。
喜びのシーンも、 悲しみのシーンも、
たくさんある中で、 あなたは幾枚かの写真を選び出して、
それを何年も、何十年も、 見つめ続けているのだ。
実は、 あなたの記憶は、 縁起の理法とは逆であることが多い。
あなた自身は、過去の失敗や、人に害されたことが原因で、
現在の自分が不幸であることを証明しようとする。
しかし、真実は、 現在あなたが不幸だから、
過去の不幸写真を見つめているだけだ。
現在ただ今、自分は幸福であると宣言せよ。
さすれば、記憶の写真館からは、
幸福なシーンの写真ばかり出てくるだろう。
過去の記憶は修正することができるのだ。
『世界を照らす光』
未来を暗いものだと思うと、 暗い未来がやってくる。
未来が明るいものだと思うと、 明るい未来がやってくる。
実は、自分の心が、 未来の事物や現象を引き寄せているのだ。
心とは、言ってみれば磁石のようなものだ。
常に発射される想念が、 どこに向かうべきかを決めるのだ。
常に暗いことばかり言う人に用心しなさい。
その人は、失敗した時、
「それ、私の言った通りじゃないか。」
と言って、責任を逃れ、 保身できたことに満足するのだ。
ある意味でのエゴイストなのだ。
頭の良い人で、 仕事のできない人は、このタイプが多い。
暗い想念を浴びたら、 明るい言葉を読み、 明るい表情をつくり、
「毎日が素晴らしい。毎日が新生だ。 毎日が希望に満ちている。」
と繰り返してとなえよう。
あなたこそ、世界を照らす光となるだろう。
『時間を活かせ』
現代社会では、時間こそ、最も貴重な資源だ。
時間を活かしきる達人こそ、最高の成功者といえる。
だが、 時間の達人とは、
いつも忙しそうにしている人のことではない。
自分が何をしているのか。
あるいは、これから、何をしようとしているのか。
そのために、どれだけの時間をかけようとしているのか。
その仕事が、会社にどれだけ貢献するのか。
明確に、その、目的と意義を知っていることだ。
仕事の重要度を自覚し、 優先順位を決め、
着々とやり遂げていくことが大事だ。
無駄を省き、 考える余裕をつくれ。
本業の中にこそ、無駄は多いのだ。
エネルギーを集中し、 重要問題を各個撃破せよ。
時間を活かすことの大切さを、 体得した者こそ、
現代の智者といえるのだ。
大川隆法 御説法『愛と人間』