ONE DAY MORE

漫画家・村田順子の
美食と薔薇 華麗なものが
大好き人生☆。.:*・°☆

高橋真琴せんせい

2007年06月02日 | ブログ
連日のシェフ取材も大詰め。
プロの料理は本当に美味しい~
味付けの洗練度や盛り付けの美しさはもちろんだけど、何が良いって!なんてったって素材の良さが素晴らしいです。なんでもないきゅうりやにんじんがもう本当に美味しい。どんなに大きな切り身でも、レバーがとろけるほど美味しい。普通に使われているオリーブオイルやバルサミコ酢が最高に美味しい。
同じレシピで作っても、この素材の美味しさは再現不可能なのでは?

さて昨日は、古~いお付き合いの元マガジンハウス編集Yさんから、新企画の相談に乗って欲しい~!と呼び出されたので、取材を早めに切り上げて合流。
たまたま私の都合で銀座で会うことになったんだけど、打ち合わせの前にちょっと寄りたい所がある・・・と言うので行ってみたら、昔一世を風靡した少女イラストレーター高橋真琴さんの個展でした

なんと、真琴せんせいは彼女のお父さんと従兄弟という関係だったの!
思いがけなくせんせいにもお会いできて大感激!!なんとも不思議な気分でした。
だって~、子供の頃大好きでしたからね~
なんでこんなに思いがけなく会えるんだろう??と。

そういえばずいぶん前、知り合いの編集者が高橋真琴せんせいの画集を作っていたので、「私、大好きでした~!!」と言ったら、サインをもらって来てくれたことがありました。
それを思い出して画集を見直してみたら、ちょうど10年前!!
日付も同じ日だったらもっと恐かったけど、さすがにそれほどのミラクルはなかったね
真琴せんせいは、暖かい人柄が伝わって来るような画伯という感じのステキなおじいさまでした。73歳になられるというのに、今も年間100枚以上のイラストを精力的に描いてられると聞いてビックリ。だって絵の緻密さ繊細さが、まったく昔と変わっていないんだもん。100枚といったら、3日に1枚のペースでしょ?個展に飾ってある絵のほとんどが新作だなんて、驚愕に値します。

久々に素晴らしい水彩画の生原稿を見て、マーカーやPCで安易に描いている自分が恥ずかしくなりました。
もうカラーインクは腐っているかもしれないけど、また水彩で描いてみようかな?
70歳を過ぎても、こんな絵を描き続けられるって素晴らしい。
心に希望が注入~~!!勇気付けられた日でした。


これが10年前にいただいたサイン。

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