フレンチを食べる機会は、結婚記念日くらいしかなくなってしまった昨今。
今年はミシュラン二つ星の『ナベノイズム』に行きました。
何年か前になかなか取れないお席を確保していただいたにもかかわらず、身内に不幸があってドタキャンして以来のリベンジ。
渡辺星(三ツ星)の家紋がシンボリック。料理人にとってなんという幸先の良い家紋でしょう?
アミューズは新たまねぎのグラッセ、最中のミニタルト、雲丹を挟んだシュークリーム、ピンチョスなどなど。
黒とオレンジがテーマカラー。
私もオレンジ色が大好きなのですごく心地イイ。
ソースエミュルッショネの技法で仕上げたそばがき、甘えび、アミの塩辛、ウォッカクリーム、おろしたて山葵をあしらい、昆布のジュレとのアンサンブル。
キャビアはシェフからのサービスでした。
なんかもう~パンやバターがいちいち美味しくて感動。
ホタテ貝のコンフィ、春の海と山の盛り合わせ。真ん中に乗っている透明のゼリーは塩水!!
フランス、ロワール産ホワイトアスパラガスに白(朧)とろろをまとわせて、ウフポシェとホタルイカのマリネにソース・アロマートオランジェと共に。
メインはポーク。
サイドにポワヴロン・ヴェール(サラダ)。
イチゴのスープ・グラッセ。
最高に幸福度がアップする可愛いピンク色の一皿に、トキメキました。
二皿目のデセールは、2種のガトーフロマージュ。
ハーブのソースをかけて・・・
爽やかな春を感じる芸術的な一皿になりました。
とっても和っぽいプティフール。
すべてが最高でしたが、ゴマのマカロンが特に美味しかった。
これほどたくさんの食材を合わせて、すべてが調和している素晴らしさ!!
久しぶりに二つ星の真髄を堪能しました。