20年以上、普段使いしていたリチャード・
ジノリ・ベッキオホワイトのティーポットに
ついにヒビが入ったので、ずっと新しいポッ
トを探していました。
大きさ、使いやすさに加え、気に入ったデザ
インのものがなかなかなくて、もうしょうが
ないから、また同じジノリでいいか~とあき
らめかけていた矢先、ものすごい掘り出し物
に遭遇 !!
なんと!コープランド・スポード(英国製)
のティーポット。
たぶん30年以上前のヴィンテージですが、
金彩も完璧。傷も汚れも茶シブもいっさい
付いていない完品が、なんと1万円 !!!
うっそ~~!!
と叫び、しばらく偽物じゃないか??と悩み
ましたが、19世紀からの素晴らしいアンテ
ィーク食器を取り揃えていたお店だったのと、
あまりにも完璧で美しいお品だったので「偽
物でもいいや!」と購入。
一応、佐藤よし子先生に見てもらってから
UPしよう~と思っていたので、先日お会い
した際に鑑定していただいたら「素晴らしい
です!」と言ってもらえました。
1万円だなんて奇跡!!
これは、伝統的な銀器の形を模して作られた
ティーポットだそうです。割れたら二度と手
に入らないから使わずにしまっておくように
…と言われました。
掘り出し物ってあるんですね。
きゃ~~嬉しいけど、また振り出しだぁ~。
とにかくどんなカップにも合い「普段使いが
できる」安っぽくなくて美しい、眺めている
だけでうっとりできるようなティーポットを
探す旅に出かけなくては~(笑)。
これは高校生の時に、突如紅茶に目覚め、忘
れもしない自分で生まれて初めて買った記念
のティーカップ。
ノーブランドだと思っていたら英国製、幻の名
窯と呼ばれる「PARAGON 社」のものでした。
これも十代のとき、恩師の竹宮惠子先生と増
山法恵たんにおねだりしてプレゼントしても
らったティーカップ。つい最近気が付いたの
ですが、スポードでした
40年も経って今頃気がつくというヘッポコ
ぶり。
ヘレンドとかマイセンとかリモージュとか、
大好きな陶器ブランドは山ほどあるのに、
なぜか無意識に英国製を手にしていたとは、
これも運命? 運命なの??