『花の生涯-梅蘭芳-』

陳凱歌（チェン・カイコー）監督の新作、黎明（レオン・ライ）主演『花の生涯-梅蘭芳（メイ・ランファン）-』の字幕が付いた内々試写に行って来ました。
うっかり時間を読み間違えて、ぎりぎりのすべりこみで開演に間に合ったのですが、とっておいてくれた席に座ると、お隣に角川書店の会長（歴彦さん）が…。（配給は角川グループのアスミックエース）
そんな映画がトホホだったらどうしよう～～と、ドキドキでしたが、冒頭からその心配は吹き飛びました。
良い映画でした。どこまでも美術は美しく、実在の人物を描いている実話のわりには、とても上手に感動的にまとまっていて、２時間半という長さをまったく感じさせない上質な作品に仕上がっていました。
終演後は、ロビーでしばらくスタッフや会長さまと共に語らっちゃうくらい。いろんな意味でホッとしました

京劇の部分は、正直梅蘭芳の少年時代を演じた男の子に完全に食われてます。レオンが出て来るあたりからは、梅蘭芳の生身の激動人生に焦点が移るとはいえ、少年時代の美しさに比べると、ちょっと「同じ人とは思えない」感があってドキドキさせられましたが、おっとりとした優しいレオンの表情は、本物の梅蘭芳にそっくりなんだそうで、それはそれで良いと私は思いました。
ただ、やっぱり身体が立派過ぎるんだよね～（笑）。女形に見えないのが残念！！もう少し痩せて役作りすれば良かったのに～なんて言いつつも、あのりっぱな骨格は変えられないか。

角川書店から写真集が出ます。
さぁ～これから全力でこの映画をバックアップしなければ～～～。
レオン・ファンは久々に集結よ！！