ONE DAY MORE

漫画家・村田順子の
美食と薔薇 華麗なものが
大好き人生☆。.:*・°☆

見違えたチャン・ヒョク

2008年02月15日 | 亜州明星

久々に夢中になって一気観しました。

徴兵忌避がバレて、ソン・スンホンと同時期に兵役に行ったとき、彼に「輝く未来はもうない(T_T)」と誰もが思ったはず。
実際、かねてからチャン・ヒョクの作品を見て、彼を良いと思ったことがなかったし、いつも少し開いてるとんがった口元と、目と目の間に漂う虚無感が好きになれなかった。背丈も韓国スターの中では低い方で、セクシーな体型とは言い難く、実際側で見ても、私の心臓は何にも感じませんでした。

兵役から戻ったとき、華々しく注目を浴びるソン・スンホンと比べて、あまりにもひっそりとしていたような気がします。そんな彼の芸能界復帰作が、この『ありがとうございます』というドラマなのでした。

いや~~~!!!
やっぱり兵役には行くもんだ
憂いを帯びた瞳には、悲しみと優しさが宿り、視線や表情、仕草からは匂いたつような色気と包容力が噴出しているではありませんか!
素晴らしく鍛え上げた体は彫刻のよう。それもこれも、結婚相手の指導のおかげ?(彼は近々できちゃった婚をするらしい→嫁は舞踏家でフィットネスクラブのティラピス指導者)
お肌は他の韓国スターと比べてぜんぜんツルツルじゃないし、一見小汚いんだけど、角度によってはすごく美しい。鼻が美しい。目は「ちょっぴりいじった?」という気が…(^^ゞ。でもとにかく!そんな瑣末なことを吹き飛ばすほどチャン・ヒョクそのものがすさまじく良いのです
もちろん作品とキャラ萌えの力は否めませんが、あの強烈な男っぽさと粗暴なツンデレ!!これはスゴイよ。あんな明治時代のような横柄男に「おい腹へった!メシ!!」と言われてみたい(笑)。

内容も優れていました。
韓国ドラマお決まりの“不治の病もの”でも、なかなか設定が複雑かつ斬新で面白く、無知な人間に対する問題提起とメッセージがちりばめられていて、悲しみの中に希望があふれていました。なにより、悪人がひとりもいないのがいいね。
全16話をせめて18話に延ばせば、もっと(父母やヒロインの弟の存在が中途半端。恋敵の恋人も突然消え過ぎ…等)を補えたのに~という気がして残念ですが、『ごめ愛』や『サンドゥ学校へ行こう』を手がけた脚本家にしては(最終回で「どひゃ~~~!!」を覚悟)、すごくまっとうな希望あるラストを向かえられて大満足。
これから、チャン・ヒョクの憂いのある美しい横顔を思うぞんぶん描けると思うと、嬉しい。←やっぱり、私は横顔フェチ

ああ~ヒョンビンもいっそ兵役に行って、見違えて戻って来い~