練馬区立美術館で行われている
『19世紀パリ時間旅行~失われた街を
求めて~』展を見に行って来ました。
フランス文学者鹿島茂先生の「失われた
パリの復元」をもとに、19世紀のパリ
に誘います。
西武池袋線中村橋の駅から美術館までは、
こんなのぼりがいっぱい。
素晴らしい展示会でした。
当時のパリを描いたエッチングやリトグラフ
が繊細で美しくて、何時間でも眺めていたか
った。
芸術とはけして呼べない当時の景観を描いた
版画ですが、美しいし、細部にわたって資料
になるので、面白くて面白くて嬉しくて仕方
がありません。
展覧会の特別講演会にも参加しました。
『パリジェンヌの発見―首都の華とモード」
講師:深井晃子(京都服飾文化研究財団理事、
名誉キュレーター)
1時間半に渡るレクチャーでした
28年前(1989年)に開催された『華麗な
革命』展以来、深井先生の本はず~っと追い
かけていて、ほぼ全部買っていますし、京都
の服飾文化財団にも行きましたので感激~。
内容は知っていることばかりでしたが、もっ
と帽子や手袋、パラソルのマナーや、当時の
服に関するもっともっと詳しいことをお聞き
したかったなぁ。
今回、大好きなリージェンシー時代(フランスで
はアンピール)19世紀初頭の典型的なドレスの
本物がご覧になれます。
写真の左側が28年前の図録、右側が今回の図録
です。
あああ~~好きでたまらない世界。
ずっと浸っていたい。