ROCK O' MOTIVE blog

Co-heyによるギター話、CDレビュー、その他雑記・雑感等

【7弦購入記】<その2>チャレンジ!

2010-12-10 21:31:32 | guitar
前回、「一度も触ったことないギターを買うなんて怖い」と書きましたが、
怖いと言えば、実際に訪れたことも、店員と話したこともない、
どこにあるのかも素性も今一つ良く分かっていない海外の店から
高額商品を通販で買う、というのも、よく考えたら怖いというか、
我ながら相当ムチャなことしたなぁ・・・と思います。

そもそも、ホームページがあるからといって、実店舗が存在するかなんて
分からないですよね。近所ならまだしも異国なんて。
(Google Earthで見てみろよ、ってか?)

いや、実店舗が存在しても、どういうお店なのか(良質か、悪質ボッタクリか)も
店員がどういう性格なのかも全く分からないですもんね。
周囲にその店のことを良く知ってる人がいればまだしも、
そうでなければ
「お店はちゃんと存在するに違いない」
「経営もしっかりしてるに違いない」
「店員も性格が良くて真っ正直な、誠実な人間に違いない」
という感じで、すべて「そうあって欲しい」という想像ベースでの話ですよね。
結構、お気楽というか、簡単に信用し過ぎと言われても仕方ないかも?

仮に、ある程度信用できるお店だとしても、お金振り込んで
もし(何かの手違いにしろ、あるいは意図的にしろ)品物を送って来なかったら
そのとき、どうすんの?と。

いや、そりゃ勿論、法的には、品物の送付を請求できる、とか、
それでも駄目なら契約を解除できるとか、代金の返還請求権があるとか、
そういう建前、あるいは法律上の救済措置はあるにはあるけれど、
じゃあ現実的に考えて、それを実行できるのか?と。

例えば、海外のギターショップに高いお金(ここでは仮に20万円と
しましょうか)を振り込んだけど、品物は送られて来ず、
お金も返って来ず、メールを送っても返事も来ず、とか、
そういうことが起きる確率もそんなに低くないと思うんですが、
そうなったときに、あなた、一体どうしますか?と。

弁護士を探して法的な手続きをしますか?
でも、国際的な案件とかだと、もの凄い弁護士費用がかかるし
(それこそギター代金の20万円以上かかったりするのでは?)
サラリーマンでも学生でも、わざわざ弁護士探して依頼するのも
すごい手間暇、時間もかかりますし、それだけの費用と時間をかけても
相手がトンズラこいてて取りっぱぐれたら損失が広がるだけですもんね。

実際、今の僕の生活だと、月~金はとても仕事以外の行動をできる
余裕は無いし、土日は土日でやるべきこともあるし、そんな中で
ネットやタウンページやらで海外訴訟に明るい弁護士を探す・・・
なんて言ってもそんな簡単に見つかるわけでもないだろうし、
仮に見つかっても、これまた土日とか夜中にアポ取って
事情を説明しに行って、対応を協議して、料金を払って・・・
・・・ってこと実際にやるのかよ?!と考えると、
もう、想像しただけでウンザリです。

じゃあ、20万円を諦めて泣き寝入りするのか?というと、
それもまた辛いですよね。
1万円ぐらいならまだしも(って、少額でも辛いは辛いんですけどね。)

そういうリスクを冒してまで買う、というのも
なかなかのチャレンジな気がします。

いやホント、我ながら、もし今回そういうトラブルが起きたら
どうするつもりだったんだろ・・・?と思います。
バカだな、俺、みたいな。

今回は、いろいろネットサーフィンして探してる中で、
たまたま海外の楽器店でお目当ての商品を発見して、
どう考えても同じような商品が今後国内で入手できそうにないから
えーい!もう直接メール書いて問い合わせちゃえー!とか
このチャンスを逃したくないからPayPalで払っちゃえー!とか。
なんか、そんな勢いで買ってしまいましたが、ホント、
今回はたまたま上手く行ってラッキー、ぐらいに
考えておいた方がいいのかも知れません・・・。

今になって、なんか、自分のやった行為が、とんでもなく
怖いもの知らずな行為だったなぁ・・・と思えて、
ちょっとゾッとします。

そう考えると、やっぱり、国内に代理店があるブランドや、
あるいはどこかの楽器店が並行輸入してるようなブランドは
素直にそういうお店を通した方が、コストは嵩みますけど、
安心と保証を買う、という点でやはり良いのでは、と思います。

そりゃ、自分で直輸入するのに比べて、下手したら倍近くの値段に
なったりすることもあるでしょうけど、それは自分の代わりに
お店が未払い・未送付などのリスクを全部背負ってくれるわけですしね。

まぁ、
「50万円かかるけど、100%確実に品物は手に入る」
というのと
「25万円の支払だけど、もしかして品物もお金も手に入らず、
 25万円をドブに捨てることになりかねないリスクあり」
というのと、果たしてどっちを取るか?という感じでしょうか。

正直、判断が難しいですが・・・。

というわけで、僕は皆さんに対しては、
「個人輸入って、安いし、国内に無いものが買えるし、イイよ!」
「皆も是非やってみなよ!」
とかは絶対に言いませんし、言えませんねェ・・・。

インターネットのおかげで、英語がある程度できる人にとっては
個人輸入・通販もかなり敷居が低くなっていますが、
そうは言っても、やっぱりリスキーはリスキーですよね。

だから、もし個人輸入の通販でギターとか高額商品を買おうと
お考えの方がいらっしゃれば、上記のように、かなりのリスクが
あることを承知のうえで、そのリスクを覚悟して、
自己責任でお願いしますね・・・。
コメント (4)
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