怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

口頭で報告するのは苦手な私

2018年12月22日 | 義母
私にはめったにないレストランでの食事。

クリスマスパーティだ。こうした忘年会のような催し物は普通にあるようで、そのためにちょいと華やかな衣装なども普通に売られている。
この日も、そんな品を着ている女性が数名いた。

前菜。あらかじめテーブルに用意されていた大皿から各自取り分けた。
主料理の量のことを考え、控えめに取った私。

主料理は献立表にある4つの中から各自が選択。
カモ、シカ、サケなどの獣肉料理と菜食主義者用らしいものがあり、私はそれを選んだ。

クレープのような生地にチーズが巻き込まれていた。たった3切れで大丈夫か、と思った。
山のようなサラダが付いていたのが嬉しかった。ウチでは生野菜摂取量が少ないからね。こうしたふわふわに盛り付けられた野菜をナイフフォークで食べるのは苦労する。箸がいるぞ、箸!あるいは指を使ったほうが上手に品よく食べられるかもしれない。インドとその周辺の食卓マナー万歳、などと思ってしまった。
おいしかった。外れ外食が多いドイツでは珍しい。量も私にちょうど良かった。欧州人たちには物足りない量かもしれない。
ちょうど良かった、とはいえ、次の朝には胃が重くて一日中食欲がなかった。
やはり、外で食べるのは危険だなあ、と思った。

隣に座った中国人女性はサケを注文した。これもおいしそうだ。
日本だったら「ちょいと一口食べさせて」と気軽に頼むことができたかも?

デザートはティラミス。フォークがケーキの側面に刺さって提供された。
こんな小さい一切れで、ドイツ人たち、大丈夫かしらとちょいと気にかかった。夫は絶対にもう4,5切れ欲しいと思うだろう。

壁にかけられていたこれが気に入って撮影。

1,2度入ったことがあるレストランだが(コーヒーだけのため)、二階に小部屋があることを知らなかった。
こうしたパーティ向けに使っているのだろう。
20人ほど集まったのは、ドイツ人をはじめとする欧州人たちだ。隣の中国人女性を含め、皆流暢にドイツ語を操る。楽しく歓談していて、静かではない。
その喧騒の中で私がドイツ語を聞き取るのは非常に困難だ。的外れの返答をしちゃったりして、困った。
特に、男性たちは何を言っているのかよくわからないことが多い。不思議な現象だが、どちらかというと女の人の発音の方がはっきり聞き取れることが多いんだ。これは南米でも体験している。
また、ティーンエイジャーの話し方も聞き取りにくい。日本でNHKラジオ英語講座でそれをテーマにしたことがあって、昔からそういう傾向があるのは分ってはいた。義父など、すでに孫が何を言っているのかわかりにくい、もっとちゃんとしゃべるようにさせねば、などと孫のせいにしている。

翌朝、義母に「どうだった?」と尋ねられた。
義母は地元婦人会などのバス旅行などの後は、長々とその経験を解説してくれるものだ。
同じように私の体験を聞きたい気持ちはわかる。
言葉の壁もあるが、私は日本語でもどちらかというと寡黙なほうで、まるでティーンエイジャーのように「うん、楽しかった」としか答えるのが精一杯だ。
どうして長々説明する気になれないのか、自分でも不思議だ。
外国語会話力は、母語でおしゃべりな人の方が上達するとつくづく思う。できれば黙っていることができる環境を望んだ子供の頃を思い出す。

こうして書いて報告するのは好きだ。
写真などは、一気にその説明ができるしねぇ。そういうわけで、ブログ、万歳。






1 コメント

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なんか嬉しい (まこ)
2018-12-22 18:33:19
ブログでの記事の描写が非常に語彙も豊富で面白いので
てっきり、お喋りもお達者なのだろうと勝手に思ってました
ですので、寡黙という表現が意外に感じました
私も文字で表現する方が断然楽チンなので
リスさんもそうだと知って、なんか親近感を覚えて嬉しいです
口頭で説明するより、断然、文章で言い表す方が性に合ってます

これからも更新を楽しみにしています
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