怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

難民一家のお金持ち具合をテレビの大きさで想像してしまう。

2018年06月09日 | おいしいもの
先週モスクで知り合ったアフガニスタン人一家を訪問した。
午後4時。断食中の人々には飲食ができない時間帯だ。幸いなことに、夫人は生後2ヶ月の赤ん坊がいて、断食をしていない。彼女は私のために菓子を作ってくれた。
小麦粉を練った生地を伸ばして・・・・
  
適当な大きさに切り、形作る。幾分オレンジ色をしているのは食品用着色剤を使っているから。
 
揚げて、各種スパイスを粉末にしたものを混ぜた粉砂糖を振って出来上がり。
 
仕事中の彼女には「食べろ食べろ」と勧められ、作りあがった温かいところをいくつも食べた。

ここの夫人は頭巾をしない。

招かれたこの住まいは半年ほど前から住んでいる。ドイツ入国してからは2年が経過している。
古い家であまり手入れをされていないところに入居しているのだけれど、その広さに驚かされた。
家族で難民として移住してきた人たちのなかには大きな住まいが当たることが多いようだ。
何軒か訪問する機会があって、いずれもそうだった。
また、家具を新しく買うので(入居時には何もないのがドイツの普通)、印象としては一般の人たちよりかなり豪勢に暮している。
この家のテレビなど、凄まじく大きかった。いったい、いくらで買ったのか?どうしてそんなお金があるのか。(持って来たのか、お金?)
旦那さんは「子供が二人もいると、バスで移動するのは大変だ。免許を取って車が必要だ」と言った。
「りすさん、あなたは免許を持っていますか」
日本国籍者の日本の運転免許証は、翻訳するだけでこちらのものを取得できる。そのことを説明すると唖然としていた。
彼らはこちらの教習所に通い、試験に通らなければならない。
日本と同様、運転免許取得のための学校は非常にお金がかかる。(よく海外の運転免許取得は安いというサイトがあるが一部の国の話だと思う)
こんなに大きなテレビを買う余裕があるのなら、教習料金など楽勝ではないか。
いや、彼、まだ仕事していないのだけれど?
難民たちの経済状況って、不思議だ。

「長男はエンジニアに、この赤ん坊の長女は医師にするつもりよ」
夫人は私に言った。
旦那さんは「子供たちにはちゃんとアフガニスタンの言葉も教えるつもりだ。いつか、アフガニスタンに帰る時、困らないように」
帰るって、里帰り?本格的な母国引越し?聞きそびれた。

いろいろ知りたいことがある私。そのうち、付き合っていくうちに知るようになるのかな。ならないかもしれない。






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