勘で撮影してみたけれど、上手く繋がらなかった。
街中の住宅街の公園だ。訪問の約束時間まで15分あったのでここで休憩した。
たいていの場合、私は早めに到着して待つくらいの余裕を持つのだけれど、ドイツ人の多くはあまりそういうことをしない様子。少なくとも、私の交際範囲ではそんな印象。
行った先は親しくしているマレーシア女性の住まい。何人かのマレーシア人と私を含め在住外国人が集まってパーティをした。
料理は持ち寄りだ。
巻き寿司は彼女のリクエストで作ってきた。
私の皿。すべて薄味でおいしかった。左下の四角いのはチェニジア人女性がつくってきたスペインオムレツによく似た料理。
デザートの一つ、チョコレートケーキ。
どういうわけか、いつも彼女はチョコレートケーキを焼く。毎回、上達しているのが目にも舌でも感じる。
オムレツを作ってきたチェニジア人の話すことが興味深かった。
20台後半の彼女はエンジニアとしてこの街の某企業に就職、ドイツ在住歴一年だ。
頭巾と腰までの長さの長袖ブラウス、いまだここでは流行の細いパンツ。ここでよく見る若いムスリム女性の服装だ。
母語としてのアラビア語はもちろん、フランス語は英語より得意なのだそう。チェニジアではフランス語は公用語だものね、と私は自分を慰めたが、彼女の在独一年のドイツ語は凄まじく上手だった。
物理や数学も得意なのだろうなぁ。もう、まったく別世界だぞ。
この近辺に一人住まいをしていると聞いて、ふと思った。イスラム教が広く普及している国々は女性に対して保守的で、一人暮らしなどありえないと勝手に私は想像していたのだ。
ドイツだから彼女の両親はそれを許したのだろうか?
「結婚する気持ちはありますか?」
と尋ねたら
「今のところ誰とも付き合っていないし」という意外な答えが返ってきた。
私は勝手に、親が見合いなどをガンガン勧めて結婚させるのではないかと。これを彼女に言うと、
「両親は結婚を強制したりしません」と返ってきた。
イスラム社会の別の面、あるいは変貌しつつあるところを見た気持ちになった。
そういえば、知り合って数ヶ月のエジプト人女性A子さんは26歳でエンジニア、エジプト人の旦那さんがこちらで就職したので付いてきたのだけれど、
「私が就業できるまで子供を持つのはお預けです。育てるためには私の稼ぎも必要だし」
と、言っていた。
まるで、今の日本を初めとする先進国各国女性の言葉のようではないか。
チェニジア人はこうも付け加えた。
「男性はあまり信用できないし」
ですって・・・。
こうして、高学歴イスラム女性も子供を持たなくなる傾向になるのではなかろうか。
3歳と1歳になる子供をつれてきたマレーシア人女性もエンジニアなのだそう。
今は子育てに専念している。近い将来はエンジニアとして再就業したいそうな。
ドイツはここ何年かで高学歴外国人をどのくらい受け入れているのだろうか。
この日集まっイスラム教徒たちは(私を除く全員!)、エンジニアが半数だったぞ。
チェニジア人が招待したマレーシア人に尋ねていた。
「アサルは何時かわかりますか」
尋ねられた彼女は壁に貼ってある表を指でたどって答えていた。夕方の礼拝の時間のことだろう。
その時間前に集まりはお開きになった。ひゃー。
私は改宗したドイツ人イスラム教徒の男性に途中まで車で送ってもらった。
街中の住宅街の公園だ。訪問の約束時間まで15分あったのでここで休憩した。
たいていの場合、私は早めに到着して待つくらいの余裕を持つのだけれど、ドイツ人の多くはあまりそういうことをしない様子。少なくとも、私の交際範囲ではそんな印象。
行った先は親しくしているマレーシア女性の住まい。何人かのマレーシア人と私を含め在住外国人が集まってパーティをした。
料理は持ち寄りだ。
巻き寿司は彼女のリクエストで作ってきた。
私の皿。すべて薄味でおいしかった。左下の四角いのはチェニジア人女性がつくってきたスペインオムレツによく似た料理。
デザートの一つ、チョコレートケーキ。
どういうわけか、いつも彼女はチョコレートケーキを焼く。毎回、上達しているのが目にも舌でも感じる。
オムレツを作ってきたチェニジア人の話すことが興味深かった。
20台後半の彼女はエンジニアとしてこの街の某企業に就職、ドイツ在住歴一年だ。
頭巾と腰までの長さの長袖ブラウス、いまだここでは流行の細いパンツ。ここでよく見る若いムスリム女性の服装だ。
母語としてのアラビア語はもちろん、フランス語は英語より得意なのだそう。チェニジアではフランス語は公用語だものね、と私は自分を慰めたが、彼女の在独一年のドイツ語は凄まじく上手だった。
物理や数学も得意なのだろうなぁ。もう、まったく別世界だぞ。
この近辺に一人住まいをしていると聞いて、ふと思った。イスラム教が広く普及している国々は女性に対して保守的で、一人暮らしなどありえないと勝手に私は想像していたのだ。
ドイツだから彼女の両親はそれを許したのだろうか?
「結婚する気持ちはありますか?」
と尋ねたら
「今のところ誰とも付き合っていないし」という意外な答えが返ってきた。
私は勝手に、親が見合いなどをガンガン勧めて結婚させるのではないかと。これを彼女に言うと、
「両親は結婚を強制したりしません」と返ってきた。
イスラム社会の別の面、あるいは変貌しつつあるところを見た気持ちになった。
そういえば、知り合って数ヶ月のエジプト人女性A子さんは26歳でエンジニア、エジプト人の旦那さんがこちらで就職したので付いてきたのだけれど、
「私が就業できるまで子供を持つのはお預けです。育てるためには私の稼ぎも必要だし」
と、言っていた。
まるで、今の日本を初めとする先進国各国女性の言葉のようではないか。
チェニジア人はこうも付け加えた。
「男性はあまり信用できないし」
ですって・・・。
こうして、高学歴イスラム女性も子供を持たなくなる傾向になるのではなかろうか。
3歳と1歳になる子供をつれてきたマレーシア人女性もエンジニアなのだそう。
今は子育てに専念している。近い将来はエンジニアとして再就業したいそうな。
ドイツはここ何年かで高学歴外国人をどのくらい受け入れているのだろうか。
この日集まっイスラム教徒たちは(私を除く全員!)、エンジニアが半数だったぞ。
チェニジア人が招待したマレーシア人に尋ねていた。
「アサルは何時かわかりますか」
尋ねられた彼女は壁に貼ってある表を指でたどって答えていた。夕方の礼拝の時間のことだろう。
その時間前に集まりはお開きになった。ひゃー。
私は改宗したドイツ人イスラム教徒の男性に途中まで車で送ってもらった。