怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義父とふ・た・りっ

2016年07月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
義母が三日間のバス旅行に出かけた。
年に二度ほどこうした旅行に出かけるんだ。農協の婦人会らしきものがあるらしく、ウチは農家ではないのだが義母の妹の嫁ぎ先が大きく農業をやっているのでその関係で参加している様子。
本当は、義父も連れて行って欲しい・・・
義父と家の中で二人きりって、苦しいんだ。誘われても義父は行かないだろう。おばさんとおばさんばかりの団体旅行だもの。

義父と二人きりの昼食はインド風カレー。
いつも義母のカレーのパンチのなさを嘆いている義父のために、私が腕を振るってやったのさー。

肉はささみ・・・「もも肉が欲しい」と昨日買い物に出ようとしている義母に言ったら、
「二人分だけのもも肉買うなんてできません!骨も付いているんですよ、りす、調理できないでしょっ」
いつものとおり、凄い剣幕で反対するので何も反抗せず、バサバサの鶏肉で我慢した。
チャパティは膨らまなかった。バスマティ飯も用意しておいたので大丈夫。
義父は充分な辛さに満足そうだった。私には少々辛すぎだったので、米飯にヨーグルトを混ぜた。
すっかり、ヨーグルト入りご飯に馴染んでしまったドイツ生活。

一日目の食事は大成功。
天気もまあまあで、義父は塀のペンキはがれ修理に一日を費やしている様子だし、私は金曜の仕事「掃除」を一人でやらなくてはいけない。
半年ほど前に買った掃除機はとっても具合よく吸い取るので掃除が楽しい。
やっぱ、道具は大切だなっ。
人生を楽しくするぞー。
マグカップも欠けているよりちゃんとした品の方が安心安全!!





くすねた食べ物を大事にしている

2016年07月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
ドイツ人E子さんの行動は常軌を失っていることが多い。
その行動の一つは食べ物のお持ち帰りだ。レストラン等の外食先で食べ残したものを持ち帰るのではなく、招かれた家庭や持ち寄りパーティなどで、こっそりとあるいは堂々そこの料理を包んでいく。
周囲の人たちは皆、気付いているのだけれど、彼女に注意することをしない。
いないところで、悪口大会になってしまう。
E子さんの数少ない友人の私は、この事態をどうにかしなくてはならないと思っている。
思っているのだけれど、E子さんのはちゃめちゃさにちょいと魅力に感じるのも事実。
彼女がこれ以上周囲との人間関係を悪くするのは損だから、また、私も彼女とどこかへ出かけるのが億劫になりがちになるから(特に友人に紹介しにくくなる)対策を取らなくては、とゆるゆる考えているところ。

先日、彼女の家を訪問した。事前の電話連絡等もなしでも受け入れてくれるんだ。そういうお気楽さは素晴らしい。
何やら勧めてくれたケーキ。弁当箱に使われる大きさのプラスチック容器には様々な種類のケーキが入っていて「どれを食べる?」と私に見せた。
もしかして、何かの集まりで持ち帰ったものだろうな、とすぐにわかった。

「買ったの?作ったの?」と尋ねた。彼女がケーキ作りできないのは周知だ。
E子さんは何やらよくわからない説明をごちょごちょしていた。これは私のドイツ語聞き取り力でなく、明らかに、ケーキの出所を隠すためだ!

さあ、言うべきだろうか、と数秒迷った。
いやいや、これはその持ち帰り現場を取り押さえて言ったほうがいいだろう。
「E子さん、あなた、持って帰る許可を得ましたか?」って。
すでに自宅テーブルに載っているものにあれこれ難癖つけるのは相応しくない。
持ち帰った様々な食べ物はこうして家庭内で消費しているのだろうな。ケーキ作れないしね、E子さん!
ちなみに、写真のケーキはすでにかなり古かったのか、バサバサでちっともおいしくなかった。
半分以上食べるのが苦しかったので、袋をもらって持ちかえることにした。
家に戻ったら、とても食べる気になれなくて、捨ててしまった。
もしかして、私の方が食べ物に対する態度がずっと悪いかもしれない。E子さんはどんなに古い食品でも、不味くても、汚くなってしまったものでも食べちゃうからね。