林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

足りないお薬

2014-08-13 | 病院巡り

ノイチーム顆粒10%という薬が、3営業日が過ぎても、行きつけの薬局にまだ入荷しない。

薬の働きは「痰の切れを良くしたり、腫れを抑えるお薬です」と薬局がくれる内容書には書いてある。
副作用は発疹・顔のむくみ・顔面蒼白・息苦しさ・発熱・目の充血・口内炎・・・・以下略。
いま、改めて読んでみたら、薬効より副作用の方が多いのだ。

この薬、以前から処方されているが、薬局に来る度に、必ず在庫が無い。
あんまり度重なるし、待たせるので薬剤師に理由を聞いた。

   実はこのお薬、効かないんですよ。
   発売当初は、風邪と言えば必ずこのお薬出したものですが、どうも効き目がなくて......。
   それでメーカーも生産を中止したり、減産して在庫が無いんです。

そうなんだ。なるほどね。そういえば、そのとおり全く効きませんな。ここでもデータの捏造があったのか。

本来ならば薬が切れて4日目になるので、困るはずだけど困らない。
何故なら、飲み忘れたノイチームがまだ残っているし、もともと効き目がなかったからね。
他の薬と共に代金を払ってしまったのが問題なだけだ。

月一の耳鼻科の先生は随分考えながら、他の薬は替えても、この薬だけは毎回処方してくれている。
症状についても「申し訳ありませんが、相変わらず痰が喉にこびり付いて.......」と正直に申告している。
医薬分業と言うけれど、方針と効果はばらばら。

本に本屋大賞があり、芥川・直木賞などより効き目があるそうだ。
薬屋大賞があってもいい。

 

薬効は個人差があるのだろうが、喉には飴玉のほうがよろしいようで。

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猥褻より入歯

2014-08-12 | 林住期

               

はやりの3Dプリンターを使い、自分の性器を複製できるデータをネット上で送信した女が捕まった。
容疑は猥褻物頒布等の疑いである。

データとプリンターによって生まれる立体物は、造形表現の観点からどう考えるか、なんちゃっていう辛気臭いギロンはどうもよく分からん。
ま、カンタンに結論付ければ、露出症の女による猥褻物頒布等でありましょう。
しかしながら今日この頃のじじぃは、そういう蒸暑い問題への関心がすっかり無くなった。どうでもよろし、勝手にやってくれ。

そんなことより、3Dプリンタとやらは、もの凄いモノですな。
少し前には銃弾を実際に発射できるピストルが印刷できるデータが送信され、これも問題になった(と記憶している)。
なのに、こういう便利なモノを一向に活用していない怠慢な先生たちがいる。

それは歯医者の先生です。

これを使えば、入歯作りの土台になる歯型なんか難なく再現できるのではないか。
これまでは、金枠と柔らかい粘土を口腔内に押し込み、歯列と歯茎に貼り付け、やや固まったところでチカラ任せに口中から引き出す。
引き出す時に、どうしても歯型が歪むから、それを基に作った入歯が、実用になるはずがない。

香取慎吾君や研ナオコ嬢のように、特大の口なら問題はないだろうが、森生のようなおちょぼ口にとって、入歯は永遠に合いまっせん。
内田樹先生は「入歯と仕事は結婚のようなもので、合わない人には合わない、辛抱と諦めが大切」と仰られた。
それはね、入歯をまだ体験していない若輩者の机上論で、先生も間もなく自説の誤りに気付かれるだろう。

女性器やピストルの印刷ができるなら、歯型の印刷、つまり複製もできるはずだ。
歯医者さんたちの覚醒と健闘を祈る。

 

ところで、この頃の「芸術新潮」は「猥褻新潮」になったようであります。
ウソかマコトか、はたまた猥褻か芸術か、百聞は一見に如かず。立ち読みしてみてね。
(じじぃもまだ猥褻が好きなのかなぁ.......)

古風(?)な扇風機は「Athene楽天店」さまで販売中。

芸術新潮の「男と女のヌード特集」は8月号、「スゴイ!春画特集」は13年12月号です。

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お~い 台風

2014-08-11 | 高麗便り

全部で13枚もある簾は全て取り外した。出窓に吊った広幅の簾は、脚立の上で、取り外すのに一苦労した。
花が終わっていた百合には支柱を立て、蕾がまだ残っている桔梗は短く切り詰めて、強風に吹き倒されないようにした。
鉢ものは並べ直し、飛ばされないようにしておいた。

これらの作業は、猛暑に耐えながら、台風襲来予測二日前には終えていたのである。
更に、毎朝のラジオ体操は前の日に中止決定。

そしたらね、今か今かと待ち構えていた台風は、いつの間にか日本海へ抜けたそうじゃないか。
多少の嵐なら引き受けるつもりだったのに、またもや、雨も風も全然大したことはなかった。
お蔭で草や木は久しぶりの雨に息を吹き返し、森生はゆっくり朝寝できたけどね。

台風一過の今日は、また蒸暑さが戻ってきた。また簾を取付け、鉢を元に戻さなくては。

次の台風こそは、イチかバチか、対策無しで迎えるつもりだ。
なんてバチ当たりなことを考えている。

 

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同じ毎日

2014-08-08 | 林住期

あれま! 昨日は記事の更新を休んでたんですね。

連日の猛烈な暑さで、すっかりダラケテおります。
あの熱中症情報、止めたほうが世のためになるような気がします。

朝っぱらから、今日は外出も、運動も控えましょう、だなんて余計なお世話。すっかりヤル気が失せますな。

だから昨日は、月一で予約している大学病院の耳鼻科に行った。
大病院は病人だらけ。こんな暑い日に、よくまぁと思うほどの人人人。

目的の耳鼻科は、前月、前々月、その前の月と同じ。中を診てもなんともないそうだが、症状はちっとも改善していない。
痰が喉に詰まる、口の中が苦い、粘膜がふやけて溶ける(?)、という状態で、声がかすれる。
若い先生は、加齢とはこういうものだから、諦めた方がいいと思うよ、と繰り返す。

担当の先生が来月から代わるそうだ。
今の先生は、ぶっきらぼうな先生かと思っていたら、ぶすっとした顔で意外に親切丁寧だった。
仲良しになるつもりが交代だ。残念だが次の先生が楽しみでもある。

広い大学病院には、食堂、喫茶室、売店があるようだ。地図には載っていないマックもあるそうだ。
バスの本数が少ないので、これまでは会計を済ませて直ぐに、帰りのバスに乗っていた。

だが、外に出て、こりゃたまらん。ギンギンギラギラ日射しが照り付けていた。マックは急坂の上で、途中、心臓麻痺を起す恐れがある。
結局、どこへも行かないで、まっすぐ家に帰ってきた。
冷房を効かせた居間で寝ていたら、記事の更新を忘れた、というわけ。

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本屋・鯨屋・蕎麦屋

2014-08-06 | 拍手

東急文化村にある書店「ナディッフ モダン(NADiff modern)」には、ほかの本屋では売っていない珍しい本が沢山ある。
店が狭いのもいい。何万冊を揃えてもあっても、実際に買うのは数冊しかだもんね。

隅から隅まで見て回り、結局、買ったのは文庫本を8冊。
もう本を買っても読み終える根気がなく、殆ど積読になるだろうが、まぁ、老後の楽しみでありますな。
いずれ林住記は店仕舞いし、遊行期は読書に没頭したい。

買った本の山です。

      

     1.井上ひさし文・山藤章二挿絵「巷談辞典」
     四文字熟語に関わる井上ひさし先生の雑感に、山藤章二先生の辛辣な挿絵。すこし古いけれど林住記のネタ本として。

     2.小泉武雄著「奇食珍食」と「酒肴奇譚」
     ウンチク本として。鉄の胃袋を持つ小泉武夫先生の果敢な食物探検記らしい。

     3.丸谷才一著「食通知ったかぶり」
     名著とか。大昔、単行本を読んだことがある。その後数十年。また別の味わいを楽しむつもり。

     4.糸井重里・南伸坊対談集「黄昏」
     おとぼけ凸凹コンビが、あちこちの有名観光地へわざわざ出張して、とり止めのない業界裏話を続けているようだ。

     5.ほのぼの画家・和田誠とヘタウマ画家・安西水丸の交換随筆集「青豆とうふ」
     愉快な挿絵が沢山あるぞ。

     6.赤瀬川原平・藤森照信・南伸坊編「路上観察楽入門」
     これは街歩きの教科書として。

     7.安野光雅著「絵のある自伝」
     安野先生の水彩画は見るだけで楽しい。

以上、文庫本とはいえ想定外の出費となった。

東急文化村へ来る路にある「元祖くじら屋」。以前から気になっていた店だ。店主敬白を見れば、案外敷居が低い店のようだ。
帰り道、ここで昼飯にするつもりだったが、そういうわけでヤメ。またの機会に先延ばし。

代わりに京王線のガード近くにある小さな蕎麦屋へ。確か「信州そば」とかなんとか書いてあった。
天丼にもり蕎麦が付いて僅か600円。味は大いに良かったが、天丼の分量が多過ぎる。立ち食い式だったのには閉口した。
御用とお急ぎの若い人には、お勧めできます。

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こんな日もラジオ体操

2014-08-05 | 林住期

 

朝から気象予報士クンが興奮している。
今日はこの夏一番の暑さになるそうで、なるべく外出は控えるように、だなんて言っている。

居間に下りてきて確かめた。

     28度60%

ラジオ体操皆勤を続けるために、外出しなければならない。
これは大切な用事である。振り返ればわが人生で成し遂げたものはなく、ラジオ体操の皆勤ぐらいは成し遂げたい。

朝7時。会場の空気は既にムッとしていた。
日陰に密集して、ラジオ体操第1と第2をやり終えると、既に汗グッショリだ。
坂道を上り家に帰ると、今日一日が終わった気分である。

     29度55%

シャワーとアイスバーで体を冷やし、日課の洗濯をした。
昼近く、2階のベランダに洗濯ものを干しに上がった。2階は地獄の窯の中のような熱さになっていた。

     35度43%

その後は、冷房を入れた1階の居間で、終日ごろごろと。
関東平野は暑さに茹だっているそうだけれど、わが猫額亭の居間だけは、極楽極楽。

夕方4時、洗濯物を取込に2階へ上がった。
37度43%だった。

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ひとそれぞれの昼寝哉

2014-08-04 | 林住期

このところ、昼寝してばかりいる。
朝・昼・夕と時を選ばない。これは赤ちゃんに返ったというよりも、お別れが近いのでありましょう。
場所も選ばないので、車はなるべく運転しないようにしている。

他人様はどんな昼寝をしているのか、調べてみた。

あるわあるわ、われらニッポン人は昼寝ばかりしていますな。呆れるより安心した。
そこで僭越ながら「そうだっ、そのとおりっ!」、と感じた句をネットから、ざっと選んだだけで、ほらこのとおり。

               ・世の中の重荷おろして昼寝哉  
                           .......... 正岡 子規

               ・父の齢しみじみ高き昼寝かな  
                           .......... 阿波野 青畝

               ・楽寝昼寝われは物草太郎なり  
                           .......... 夏目 漱石

               ・自堕落とそしられやうがまた昼寝  
                           .......... 高澤 良一

               ・本読めばいつか昼寝をして仕舞ふ  
                           .......... 熊谷 みどり

               ・暑き日の昼寝は少し死ぬに似て   
                           .......... 山田 みづえ

               ・朝顔の昼寝しをふす居留守哉  
                           .......... 尾崎 紅葉

               ・悉く昼寝のまへと変りなし   
                           .......... 藤田 湘子

上から、籐枕はLandmark、竹枕はサカイ、陶枕はせともの市場さんで売ってます。

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祭りのあと

2014-08-03 | 高麗便り

後期じじぃの一人として招待されていた団地のお祭りには、結局、行かなかった。
夕方になっても、すっかり日が落ちて夜の帳が垂れ込めても、空気が火照っていたからだ。



それに、引っ越してきた頃のように、気分を浮き浮きさせる祭り囃子や、盆踊りの音頭が聞こえなくなったこともある。
耳が遠くなったのではない。会場周辺の住民から「喧しい」という苦情が自治会に寄せられるかららしく、せせこましい時代になったものだ。

仮設の舞台に大看板が掲げられていた。

お帰りなさい。ようこそふるさとへ。

森生がこの町に移住して凡そ30年。団地ができて40年か。
ここで生まれ育ち、都会で所帯を持つ人が増えた。旧盆には相手のふるさとへ子連れで帰るので、夏祭りはその前に、と聞いた。

きょうだいは他人の始まり。両親が亡くなると故郷との縁は細くなる。
じじばばは、蒸暑い団地にひっそりと篭り、ふるさとを想い、旧盆を迎えるようだ。

祭りは終わった。秋は深い........。
と言いたいところだが、いやはや、暑さ厳しい夏本番はこれから2か月だろう。

 

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デザートはなんてこった

2014-08-01 | 知ったかぶり

福祉センターで、毎月恒例、ばばじじたちの手作り昼食会が行われた。

口煩いカーじぃは、最近、生き甲斐にしている医者巡りで欠席。お蔭でデザート作りは存分に腕が振えたつもり。
材料を買い集め、料理法を指南してくれるおかあさんによると、デザートの名前は「バンダコッタ」(だったかな?)。

以下は作り方です。なお、人数は15人分。

   ゼラチンを水で晒しドロドロにする。A

   紙パック入り牛乳1本と豆乳1本(牛乳の半分より少し多い紙容器入り)と砂糖適量を鍋に入れ、十分にかき混ぜる。B

   Bをガスコンロに乗せて、鍋の周囲が泡立ち始めたら火を落とす。C ..... 加熱中は、底が焦げ付かないようにかき混ぜること。

   AをCに投入し、よ~く混ぜる。D ポタージュ状になったDをガラスの容器に人数分取り分ける。E

   Eを冷凍庫に1時間くらい入れておく。

         .......と、杏仁豆腐かプリンくらいの硬さに固まる、はずだった。

ところが、なんてこった!
おばばたちがこしらえた夏野菜カレーとサラダは、とっくに出来上がっているのに、まだ固まらない。
どうも冷凍庫の温度が十分に下がらないようだ。市役所管財課、しっかりせぃ。

やいのやいのと催促されても固まらず、ふてくされて、液状のままのEを配膳することにした。

   (な~に、おばばおじじは全体に歯が弱い、どうせ噛まずに飲み込むんだから、この程度がいいわぃ)

出来栄えと歯ごたえはともかく、お味は結構結構。

夏野菜のカレーライスは薄味で、まぁまぁだね。
健康志向はほどほどに、ここまで来たらお互い、月に一度くらいはしっかり味が付いた、美味いものを存分に食いたいもんだよねぇ。

そして茹でたカボチャの薄切りは、サラダに添えるのではなく、カレーに混ぜたほうが良かったと思う。

食後のエンタメとして絵本の読み聞かせ。
それが済んだら、猛烈な速さで食器洗いと諸道具を整理整頓。

お土産はラップに包んだ残ったご飯3食分と、カレーをたっぷり。
2回分くらいはあったカレーは、薄味なので1回で胃袋へ。会費400円は安かった。

写真も上手く撮れなかったので、北海道ガスさまの「いちごのパンダコッタ▲」に替えさせていただきました。
正しい作り方が載ってますので、是非ご覧ください。

食後のエンタメは別の記事でご報告します。

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