林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

雨が空から降れば

2007-07-04 | 歌の翼に

  あの頃の路津子さん

    雨が空から降れば
    オモイデは地面にしみこむ
    雨がシトシト降れば
    オモイデはシトシトにじむ
    黒いコーモリ傘をさして
    街を歩けば
    あの街は雨の中
    この街も雨の中
    電信柱もポストも
    フルサトも雨の中
    しょうがない
    雨の日はしょうがない
    公園のベンチでひとり
    おさかなをつれば
    おさかなもまた
    雨の中
    雨の日はしょうがない..........

     (作詞別役実 作曲小室等 編曲深町純 歌本田路津子)

 雨が降っても、この歌を聴くと、雨の日も悪くないな、と思う。
寿退社した本田路津子さんの、透明な明るい声を聴くと、元気が出る。

 この歌詞のトボケタ味わいと、シュールな発想は大好きだ。
公園でお魚釣っちゃあマズイんだけど、雨の中なら誰も見ていない。しょうがない。
旋律は極めて美しい。エレキギター付きの編曲も良い。

 この歌は難しい。路津子さんのような歌唱力が無いと、ガタガタになる。
白鳥英美子さんも、森昌子さんも戻ってきた。
お子さん大きくなったでしょ。路津子さんも、帰ってきて。

「雨の日」 森男  

ところで、「雨の日」はしょうがないが、「原爆投下」はダメ、と
この歌を天声人語氏は紹介している(7/3)。

なお、作詞の別役実先生は劇作家の先生なら「べっちゃく」と読むらしい。高知県に多いとか。
劇作家の別役先生は「不条理劇」が多いそうなので、この歌詞もその一つかも。  


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
思い出は地面にしみこませときましょう。 (お猿さん)
2007-07-04 19:19:08
しつこい、お猿さんで申し訳ないです。

この歌は「六文銭」の曲でしか聞いたことがないのですが、
かつての、本田路津子さんの歌声はとても好きでした。

でも、この件に関しては、
思い出は地面にしみこませといた方がよさそうです。
何故なら、彼女は今、実は復帰していて、
ある宗教の布教活動コンサートで賛美歌を中心に
歌っています。(もちろんヒット曲も)
彼女が出演するというので、そのコンサートに参加してショック。
昔の面影どころか、歌唱力もギターも
惨憺たるものでした。

年齢を重ねて素晴らしいと思える人と
年齢を重ねて哀しいと思う人がいると
その時、しみじみ思いました。

つまらないコメントですみませんでした。
返信する
え~っ! ()
2007-07-04 19:47:51
お猿さんさん

え~っ!ほんとですか?
諸行無常の響きあり、ですか?

節制しなくちゃ、ですね。
森男自身、この頃ちょっと哀しいんですが。

実は、研ナオコさんの「かもめはかもめ」について、書こうとしていたら、最近見た研さんは........
返信する
追伸 (お猿さん)
2007-07-04 20:11:57
追伸、おせっかいでスミマセン。

本田路津子さん、テレビに出演し歌います。
7/6(金)夜7時からのテレビ東京系の番組、
「第38回にっぽんの歌まつり」で1曲歌います。

多分、「秋でもないのに」を歌うと思います。
違う曲かも知れませんが。
3時間番組なので、どこで出演するか分かりませんが。

私、その日、夜、仕事なので録画するかどうか迷っています。恐いけど観てみたいという気も、、、。

それから、この場を借りて、謝っておきます。
私のブログに貴殿のサイトのリンクの許可をとっていませんでした。

リンク張らせていただいています。
許可願います。


返信する
どうぞどうぞ ()
2007-07-04 20:58:26
お猿さま

森男も怖い。

リンク、許可が必要だったんですか。
「林住記」では、画面がゴタゴタするので止めましたが。
宣伝して下さって、むしろ、お礼を申し上げます。
返信する

コメントを投稿