林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

花・輪廻転生

2008-10-21 | 歌の翼に

  

国営放送の「SONGS」は三輪明宏姐さんだった。
姐さんは、故淡谷のり子先生のようにご高説が多く、あの歌唱法は好きではない。

しかし、番組の最後に「花」を、沖縄の三線を交え、曼荼羅絵のような背景で、プリマドンナ風に、絢爛豪華、目も眩むように歌い上げた。
これには、それまで斜に構えていたが感動してしまった。
この歌は歌としていいのだが、姐さん流も咲かせてあげたい。

国営放送は例によって矢鱈に解説を入れた。ナツメロ化に熱心だった。
しかし、衣装、舞台装置・照明、編曲・伴奏などは並々ならぬ力瘤。凄いほどだった。
多分、姐さんは徹底的にこだわり、国営放送は辟易としたことだろう。
ま、そのお陰でそれなりに満腹できた次第ではある。

姐さんは歌う前に、この歌に輪廻転生を感じる、と言った。
なるほど納得。そうだったんだ、と思った。

輪廻転生は迷信である。
だが、輪廻転生、因果応報、信賞必罰、生者必滅、会者定離、結構結構っ。

天草四郎生まれ代わりの姐さんのお言葉としては、不適切であろうが、性別を超越した姐さんのことだから、宗旨なんか小さな問題なのだろう。
こういう迷信は血液型性格分類などとは異なり、必要ではないか。

        「花」  喜納昌吉作詞作曲

        川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの
        そんな流れがつくころには 花として 花として 咲かせてあげたい
        泣きなさい 笑いなさい
        いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ

        涙流れて どこどこ行くの 愛も流れて どこどこ行くの
        そんな流れをこのうちに 花として 花として 迎えてあげたい
        泣きなさい 笑いなさい
        いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ

        花は花として 笑いもできる 人は人として涙も流す
        それが自然の歌なのさ 心の中に 心の中に 花を咲かそうよ
        泣きなさい 笑いなさい
        いつの日か いついつまでも 花をつかもうよ

        泣きなさい 笑いなさい
        いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ
        泣きなさい 笑いなさい
        いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ

ご存知「ヨイトマケの歌」は桑田佳祐と槇原敬之が、ほんの少し歌った。
私情入れ過ぎの明宏姐さんよりずっと良かった。
二人のSONGS出演、待ってるよ。但し舞台衣装、新調してね。

♪歌は三輪明宏の歌唱法の対極、夏川りみ・森山良子・BEGINでどうぞ。

来週は三輪明宏シャンソン特集とか。
偏見を捨て、観るつもりです。



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