どうも、ren.です。
すぎやまこういちさんが亡くなられましたね。
個人的に「DQ」はプレイしていないのに、それでも多くの曲を知っているというのは、それだけ世に根差したからなんでしょうね。
実際、オーケストラ版のCDは買ったもんな。
他にも「イデオン」「ビオゴジ」などの主題歌・サントラ、そして多くの歌謡曲はどれも、一度聞いただけで耳に残る曲ばかりでした。
深く哀悼の意を表します。
さて、昨日に続き、今日はこちら。
■ Dagon: by H. P. Lovecraft
steamで無料DLが可能。
ゲームというよりは、ラヴクラフトの「ダゴン」のビジュアルノベル。
短編なので1プレイは30~40分程度です。
朗読(日本語の文章表示有り)を聞きつつ、画面の風景の中にあるマーキングや、隠されたマーキングを探して進めていきます。
一見ここには枝がありませんが……
拡大ボタンを押すと手紙に枝模様が。
枝のアイコンでは作品や当時の世相、そしてラヴクラフトについての"トリビア"を読むことが出来て、探し出した枝の数が実績となっています。
一部、意地悪な隠し方をしていて、私はコンプリートに3周かかったよ(w
「ダゴン」は後にクトゥルフ神話と呼ばれる作品群の中でも最初期に当たる作品。
商船の積み荷監督である主人公が、ドイツ軍艦に拿捕され単独で小舟で脱出するものの、たどり着いた謎の島で恐ろしい体験をするという物語。
青空文庫で全文を読むことも出来ます。
ゲームで観られる光景は、なかなかイメージに合ったものになっています。
ただ、モノリスの壁画はちょっと俗っぽすぎるかなとも思うけど、まあ、わかりやすい図案にするべきだったんだろうな。
トリビアの内容も、なかなかためになります。
手紙魔だったラヴクラフトなので、膨大な書簡からは知らない話もあってとても興味深い。
個人的に、コピーライターとしての仕事で作った広告が面白かったです。
「這いよれニャル子さん」など多くのパロディでも引用されていて、文言だけは有名な、このセリフ。
この文言の本来の意味が、ゲームだとビジュアルがあるためによくわかります。
日本語訳だとどちらとも取れるんだよね。
改めて物語の初めの一文を読めば当然なんだけど、実は"窓に"は何もないんだよ……。